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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2008年05月11日

東京デスロック『WALTS MACBETH~ワルツ マクベス~』05/08-10吉祥寺シアター

 プロセス公開を経ての公演に伺いました。あいかわらず俳優が舞台上で大変なことになる(笑)多田作品。上演時間は約1時間45分、かな。

 ⇒CoRich舞台芸術!『WALTS MACBETH~ワルツ マクベス~
 ※2008/05/08より体調不良で休息中。レビューは覚え書き程度です。

 ここからネタバレします。

 着物、袴姿の8人。無言で座る、立つ、歩く20分間。緊張も空気の密度も心地よいし面白い。
 『マクベス』というとイス取りゲームという発想は野田秀樹演出オペラ『マクベス』もそうだったような。
 順を追ってちゃんと『マクベス』を通していたのが意外。そういえば『ロミオとジュリエット』(@韓国)もそうでした。

 マクベス役の永井秀樹さんがどんどんかっこ良く見えてくる。
 羽場睦子さんの「きれいはきたない。きたないはきれい」が絶品。
 ぐるぐる回るマクベス夫人(佐山和泉)の「洗っても手の汚れが取れない」シーンに爆笑。最初はミラーボールの中で1人回転してたので、繰り返し(輪廻転生・再生・永遠)を感じてかっこ良かったんですが(笑)。
 最後の戦闘でみんながぐるぐる走り回るシーンは「疲れている俳優を見せるためにわざと走っている」ように見えて残念だった。 

 ≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
 出演:堤広志(演劇・舞踊ジャーナリスト)・多田淳之介
 めちゃくちゃ充実のトークでした。さいこー。

(4/29:プレビュー&プロセス公開)第15回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル
≪東京、神戸≫ 神戸公演の演目は『3人いる!』
出演:夏目慎也、佐山和泉、石橋亜希子、永井秀樹、山本雅幸、佐藤誠、寺内亜矢子、羽場睦子
作:シェークスピヤ 訳:坪内逍遙 構成・演出:多田淳之介
プレビュー&プロセス公開:1,000円 (劇団予約のみ) 公開ゲネプロ:2,000円 (劇団予約のみ) 日時指定・指定席 前売り・予約3,000円 当日 3,500円  ※こまばアゴラ劇場支援会員特典でも観劇可能。3団体共通チケット(ガーディアン・ガーデン)、吉祥寺シアターセットチケット(武蔵野文化事業団)あり
http://deathlock.specters.net/
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/ticket.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年05月11日 14:32 | TrackBack (0)