故・木下順二さんが1962年に発表した戯曲を現芸術監督の鵜山仁さんが演出。実際に起こったスパイ事件“ゾルゲ事件”を題材にした大作です。一部英語、ドイツ語上演(字幕付)。
上演時間は3時間40分(途中15分、5分の休憩を含む)。19:00開演で終わったのは22:40でした。長かったですが、ストーリーを追いながら最後までスイスイと鑑賞できました。中劇場1階客席はぴっちりと埋まっている感じでしたね。
⇒CoRich舞台芸術!『オットーと呼ばれる日本人』
レビューは後ほどアップ予定。
≪あらすじ≫ 公式サイトより。
1930年代初頭、上海でジョンスンと呼ばれるドイツ人は、宋夫人と呼ばれるアメリカ女性と相談して、コミンテルンの諜報機関に有能な新聞記者でオットーと呼ばれる日本人を引き入れる。しかし、東京からの帰国命令に祖国を愛するオットーは従った。
数年経てジョンスンは東京に現れ、オットーと連絡をつけに来る。国家の命運に参画する野心をもっていたとはいえ、今は国家的忠誠と人間の解放との矛盾を一身の行為で果たそうとスパイ活動を引き受け、日本が無駄な血を流す戦争を回避させようとしたオットーは危険を冒した。逮捕された彼は、検事に対して、自分が正真正銘の日本人として行動してきた信念を披瀝する。
≪ここまで≫
出演:吉田栄作、紺野美沙子、グレッグ・デール、ジュリー・ドレフュス、石田圭祐、松田洋治、清水明彦、原千晶、田中利花、那須佐代子、吉田敬一、石橋徹郎、古河耕史、北川響、マイケル・ネイシュタット、鈴木瑞穂、永島敏行
脚本:木下順二 演出:鵜山仁 美術:加藤ちか 照明:服部基 音響:上田好生 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:城田美樹 舞台監督:澁谷壽久 英語台本:ロジャー・パルバース 独語台本:新野守広 リタ・ブリール
【休演日】6/2 (6/3貸切)【発売日】2008/03/22
S席6,300円 A席5,250円 B席3,150円 ※料金は消費税込みです。Z席=1,500円/当日学生券=50%割引
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000037_play.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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