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Shinobu's theatre review
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REVIEW

2008年06月09日

【読書】「群像」と「すばる」の2008年7月号

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群像とすばる

 新聞の朝刊に文芸誌の広告が並んでいました。演劇に関係のあるキーワードがずらり。嬉しくなって2冊購入し、昨日の静岡への新幹線で読みました。

群像2008年7月号
 第二回大江健三郎賞記念対談 大江健三郎×岡田利規
 「あらゆる場所に目があるように書く」
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すばる2008年7月号
 対談 倉持裕+岡田利規
 「身体に作用する“言葉”の力を引き出す」

 沼野充義 新訳「かもめ-四幕のコメディ」(チェーホフ著)
  訳者解説「カモメはいまでも飛んでいる」
 ※6/20から開幕する「かもめ」の脚本です。

 「群像」では、大江さんが『三月の5日間』『フリータイム』「わたしの場所の複数」等についておっしゃる言葉に目からウロコが落ちる思い。
 岡田さんの演劇を知っている私(そして小説についての知識がほぼ皆無という私)が読んだ時は、「わ~岡田さんっぽ~い♪」ぐらいの気軽な楽しみ方だったのですが、大江さんは「あなたが小説の世界に導き込まれたことは本当に新しい。私がかつて読んだことのないものです。」などなど、この上ない褒めようで、それにもびっくり。

 「すばる」の対談を読んで、リアルという言葉の使い方に慎重になろうと思いました。
 『かもめ』の新訳は本番を観てから開いてみようかと思っています。ちょうど静岡でも『かもめ・・・プレイ』を観るところだったのでご縁を感じます。

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2008年06月09日 10:07 | TrackBack (0)