MCR作・演出・主宰の櫻井智也さんがプロデュースするユニット「ドリルチョコレート」の公演です。何年も前に観に行こうとしたんですが、満員で入れなかったんですよね。今回も3日間だけの短期間ですが、千秋楽に滑り込めました。
いっぱい笑ってムフフとうっとりして、何も考えずに楽しめた約1時間15分でした。「MCR(ドリルチョコレート)はデートにお薦めです!」とか言いたくなっちゃいます。
⇒CoRich舞台芸術!『クイック・クエンチ』
≪あらすじ≫ 公式サイトより。改行を一部変更。
マコト君はあずきちゃんが大好き。
あずきちゃんもまた、マコト君が大好きで仕方ない。
未消化のまま体内に蓄積されている恋愛遍歴なんぞを抱えつつ、二人はガッツンガッツンぶつかりながら歩いていくのであります。
お洒落な恋を欲しながら、恋が二人をお洒落にしていくメタボリック恋愛情緒。
そんな、見た目とは裏腹の、可愛い恋の話。
と、
そんな二人を取り巻きつつ二人の恋の終わりがこの世の終わりとリンクすると信じて疑ったり疑わなかったりする人達の、交通事故にあったと思うしかないような出会いとか別れなんかを品がなくなるほど品良く喋り倒す恋愛情緒。
そんな、二人の間だけで匂い立つような、可愛い恋の話。
≪ここまで≫
装置はほぼなし。丸い筒状のイスが3脚のみ。場面転換時は薄暗い暗転になって音楽が鳴ります。パンク・バンドを組んでいる男3人組、それぞれの恋愛模様。思いっきり恋の話ド真ん中ですが、手練手管の笑いのテクニックで、照れくささも吹っ飛びます。むしろコイバナにノリノリ(笑)。
深夜のテレビドラマとかにもばっちりじゃないのかな~。いや、ゴールデン・タイムでもいいですが、私がテレビを観るとすると深夜しかないので。
ここからネタバレします。
メガネをかけたパンク青年(川島潤哉)の彼女(近藤美月)が、“声を出さずに場を支配する”シーンで爆笑。
耳が聞こえなくなったあずきちゃん(小椋あずき)と、マコト君(有川マコト)が無言で見つめあうシーンが可愛い。
出演:有川マコト(絶対王様)/小椋あずき/近藤美月/川島潤哉(コマツ企画)/吉田久代(ククルカン)/櫻井智也(MCR)
脚本・演出:櫻井智也 舞台監督:金安凌平 照明:今西理恵 音響:平井隆史(末広寿司) 宣伝美術:メリケンサック 制作:八田雄一朗(MCR) 企画・製作:MCR
前売り、当日ともに2000円
http://www.mc-r.com/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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