こまばアゴラ劇場 夏のサミット2008のトップバッター。田上豊さんが作・演出される田上パルは、男子の熱い(物理的に熱い・笑)芝居がその魅力です。高校生シリーズを経て、登場人物の年齢設定を社会人にしたという第5回公演に伺いました。
あー熱かった。あーバカだった(笑)。面白かった♪
⇒CoRich舞台芸術!『そうやって云々頷いていろ』
≪あらすじ≫
ある神社の和室。ダムに沈むことが決まった村で、今こそ村おこしをしようと若者たちが集会を開いている、はず、だったが・・・。
≪ここまで≫
スタイルは現代口語演劇ですが、描いている世界はいわばファンタジーで、サーカスの見世物のようでもあります。若い、血気盛ん(そうに見える)な男子が、飛んだり跳ねたり、殴ったり殴られたり、大胆に転んだり。やんちゃな男の子同士ならではの友達関係が可愛らしいし可笑しいし。
田上パル劇団員(というか常連さん?)以外の出演者にも惹かれて観に行きました。植村宏司さん(パラドックス定数)は期待通りの怪演。土田祐太さんは観る度にセクシーになっている気がします。
ここからネタバレします。
ケンカのシーンは、演技だとわかっているのに、はらはらしちゃうほどリアル。人形に操られて踊らされるシーンが馬鹿馬鹿しく成立しているのは、とても見ごたえがありました。霊能者(菅原直樹)と踊らされる男(土田祐太)の存在に説得力があったからだと思います。
≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
出演:田上豊/多田淳之介(東京デスロック)/木元太郎(夏のサミット2008実行委員会)
田上さんは25歳だそうです。若いですね~。とても爽やかな方。
田上パルというと熊本弁のお芝居ですが、東京で旗揚げした劇団で、埼玉県のキラリンク☆カンパニーなんですね。
田上さんも多田さんも、高校時代の原風景が今の作品に大きな影響を与えているとのこと。
こまばアゴラ劇場 夏のサミット2008 田上パル第5回公演
出演:星野秀介 松高義幸 菅原直樹 安村典久 土田祐太 鶴川春男(タテヨコ企画) 平岩久資 堀善雄(ザ・プレイボーイズ) 植村宏司(パラドックス定数)
脚本・演出:田上豊 舞台美術:青木拓也 照明:伊藤泰行 音響:泉田雄太 舞台監督:熊谷祐子 当日運営:宮永琢生(ZuQnZ) 宣伝美術:ドラゴン・ヤー 制作:尾形典子 企画制作:田上パル/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
【発売日】2008/06/15 [一般]前売2,000円/当日2,300円 [平日マチネ割引]前売・当日共1,800円
http://tanouepal.com/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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