山中隆次郎さんが作・演出されるスロウライダー。チラシのデザインがかっこいいですよね~。
2006年に上演された『トカゲを釣る』の再演かと思いきや、『-改-』とありますように完全な新作でした。上演時間は約2時間強。
「あぁ、今わたしはTOPS(THEATER/TOPS)の芝居を観てる!」とお芝居の途中で実感して、嬉しくなりました。作り手が独自の世界観を堂々と示し、やりきって、観客も“ムチャな設定”“ありえない展開”を進んで受け入れて、身を乗り出して楽しむ感じ。
SFホラー的要素が濃いのでお好みは分かれると思いますが、私は充実の観劇ができて面白かったです。役者さんも見ごたえがありました。
⇒CoRich舞台芸術!『トカゲを釣る-改-』
レビューは後ほどアップ予定。
≪あらすじ≫ 公式サイトより
製薬会社の工場町として栄えた地方都市、串浦。
地元住民が近づかない山奥に、ひっそりとその施設はある。
老朽化した施設が、そもそもなんの目的で、何者によって建てられたのか、
地元住民の口伝いに、その存在は噂として様々に囁かれたが、そのどれもが憶測の域をでない類いのものだった。
施設で働く人間が、日が落ちるのを待って、隠れるように山から降りてきては串浦の町に紛れ込んでいると、妖怪かマタギようにも言われるが、やはり実際に施設の人間と会った者はない。
施設の正門は、いつでも固く閉ざされている。
私の友人は、その施設にもう、10年ちかく閉じ込められている。
≪ここまで≫
出演:數間優一、芦原健介、日下部そう(ポかリン記憶舎)、金子岳憲(ハイバイ)、町田水城(はえぎわ)、大和広樹、中川智明、遠藤留奈、岡村泰子(きこり文庫)、林灰二(oi-scale+灰spec(s))、泉陽二
脚本・演出:山中隆次郎 照明:伊藤孝(ART CORE design) 音響:中村嘉宏(At Sound) 音楽:山野井譲 舞台監督:西廣奏 演出助手:田中慎一郎 宣伝美術:上田大樹 web運営/栗栖義臣 記録・映像:トリックスターフィルム 記録・写真:西田航 制作協力:スギヤマヨウ(QuarterNote) 制作補:池田智哉(feblabo) 企画・製作:スロウライダー
【発売日】2008/08/02 平日割引(火・水・木のみ要予約):3000円 前売・予約:3300円 当日券:3500円
http://www.slowrider.net/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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