REVIEW INTRODUCTION SCHEDULE  
Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
mail
REVIEW

2008年10月01日

パラドックス定数『三億円事件』09/30-10/05 OFF OFFシアター

 パラドックス定数は野木萌葱さんが作・演出される劇団です。客席はコアな小劇場演劇ファンがいっぱいでした。

 『三億円事件』は2002年初演ですが、脚本は大幅改訂されているそうです。上演時間は約1時間50分。
 “メガネ&スーツ男子”萌えの方はぜひ!・・・な~んてミーハー発言(笑)。いえいえ、もちろん見どころはそこだけじゃありません。

 ⇒CoRich舞台芸術!『三億円事件
 レビューは途中までアップ。

 舞台は1975年、時効まであと3ヶ月となった「三億円事件」の捜査本部。客席は対面式です。私は最前列に座りましたが、もしかしたらもうちょっと後方高い目の方がいいかも。人の影で見えないところがありました。

 実際に起こった事件ですから、犯人がつかまらないことはわかっているわけで・・・「じゃあどこを演劇にするの?」という少しばかり不安も含んだ疑問に、ばっちり応えてくれました。

 レビューは途中です。 

 ここからネタバレします。

 古めかしい黒縁メガネつけた井内勇希さんの、青白いしかめっ面を見ただけで吹き出してしまいました(私にとっては出落ち・笑)。“機動隊上がり”の植村宏司さんのむやみな熱さも面白かったです。これぐらい密度が高いキャラクターが観たいと思います。

 勢いがあって、底力もあって、ファンもついてきていて、未来が明るい劇団だな~と思います。だからついつい「もっと!」と求めてしまうんですよね。
 できれば1970年代だということを分厚く表現して欲しいなと思いました。スーツ(ネクタイの形や靴のデザインなども)ももうちょっと工夫が欲しい気がしました。

パラドックス定数第16項
出演:植村宏司 十枝大介 西原誠吾 井内勇希 今里真 加藤敦 諌山幸治 小野ゆたか
脚本・演出:野木萌葱 照明:伊藤泰行 舞台監督:渡辺陽一 音響:古場田良子(オフィスFLIP-TOP) 宣伝美術:成川知也 写真:渡辺竜太 販促:副島千尋 制作統括:赤沼かがみ(G-up) 企画製作:パラドックス定数研究所
(日時指定・全席自由)前売り2800円 当日3000円
http://www.pdx-c.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
 便利な無料メルマガも発行しております。

メルマガ登録・解除 ID: 0000134861
今、面白い演劇はコレ!年200本観劇人のお薦め舞台
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ
Posted by shinobu at 2008年10月01日 01:25 | TrackBack (0)