グリングの青木豪さんが俳優座劇場プロデュースに新作を書き下ろされました。演出は青年座の黒岩亮さんです。俳優座劇場プロデュースならではの手堅そうなキャスティングで、仮チラシの情報をゲットした時から期待しておりました。
すごい脚本でした・・・。私が自分の親の世代について感じていることと、自分の今の生き方について考えて(迷って)いることを、そのまま言葉にしてくださったように思いました。上演時間は約1時間45分。
⇒CoRich舞台芸術!『空の定義』
あらすじなどをアップしています。
≪あらすじ≫ チラシより。(役者名)を追加。
父娘(名取幸政&松永玲子)で経営している画廊喫茶に、ある男(中嶋しゅう)が訪ねてきた。
「あの絵を売ってくれないか」それは失踪していた母が描いたものだった。
「その絵はお売りできないんです」娘の暁子は応える。
男は「この絵は昔の友人が描いたものだ」と語り始める。
広がる波紋と、折り重なってゆく人間関係。
そして謎は、あの闘争の時代へと遡る・・・。
≪ここまで≫
今を生きる平凡な人々の生活の一風景を眺めている内に、思考は広く宇宙へ飛んで、言葉では表せないどこか(何か)まで、連れて行ってくださいました。
ここからネタバレします。
≪詳しいあらすじ≫
小児科の女医・暁子(松永玲子)は3つ年下の医師・長浜宏一(浅野雅博)と結婚している。暁子は38歳にして妊娠したが、米国に数年間留学して免疫の研究をしたいと思っている。宏一は、妻が一人で外国で出産して、子育てをすることには反対だ。
暁子の父親(名取幸政)は東京から離れた田舎町で一人、喫茶店を経営している。母親は暁子が2歳の頃に夫と娘を捨てて家を出た。父は母が描いた浜辺の絵を喫茶店に飾り、彼女の帰りを待っているのだが、実は今、母は何らかの犯罪をおかして服役中のようだ。
舞台は父が経営する喫茶店。近所で不動産屋を営む君恵(津田真澄)が小学5年生になる息子の中学受験のため、自分が数学の勉強をしている。「集合」の問題について宏一に質問しているところ、暁子の幼なじみの服部(杉山文雄)がイスラエルから帰ってきた。なんとイスラエルの女性と結婚するらしい。昔ながらの知人同士で気の置けない会話をしていたところ、君恵が「暁子の父が、この喫茶店の2階で恋人と一緒に暮らしているのではないか」と言い出した。一方、服部は、喫茶店の2階へと侵入する不審な男性客(中嶋しゅう)をつかまえて・・・。
≪ここまで≫
俳優座劇場プロデュースNo.79
出演:松永玲子、名取幸政、中嶋しゅう、浅野雅博、杉山文雄、津田真澄、塩屋洋子
脚本:青木豪 演出:黒岩亮 美術=柴田禿子 照明=中川隆一 音響=小山田昭 衣裳=竹原典子 舞台監督=伊達一成 演出助手=河田園子 イラスト=横尾智子 宣伝美術=ミネマツムツミ 企画制作=俳優座劇場
【発売日】2008/11/04 一般 5600円 ハーフチケット(11日・12日) 2800円 グリーンチケット(学生) 2800円※ ※グリーンチケットは俳優座劇場のみ扱い ※要学生証提示
http://www.haiyuzagekijou.co.jp/produce/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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