原田泰造さんと戸田恵子さんが主演のュージカルです。鈴木聡さんの脚本を山田和也さんが演出、音楽を宮川彬良さんが手がけるというだけでも、すごく惹かれますよね。初演は気になりつつも見逃したので、再演されてラッキー!
渡辺プロダクションの創業者である実在のご夫婦の半生を、昭和の大ヒット曲とともにつづる、文句なしに楽しい和製ミュージカルでした。曲数が多い!生バンドが嬉しい!RAG FAIRが素敵~♪上演時間は約3時間(途中20分間の休憩を含む)。レビュー書きつつ、ザ・ピーナッツを歌ってます(笑)。
⇒CoRich舞台芸術!『ミュージカル「ザ・ヒットパレード」 』
≪あらすじ≫ 公式サイトより一部引用。
焼け跡の東京。
戦争によりすべてがゼロになった地点からのスタート、ラジオからは進駐軍が持ち込んだアメリカのヒット曲が流れ、日本は物凄いエネルギーで経済復興を果たしていきました。
そこには新しい時代を切り開いていった若者たちの、大きな夢がたくさんありました。
戦後、日本のショウ・ビジネスを確立し、発展させた渡辺プロダクション。
創業者の渡辺晋、美佐夫妻をモデルに、一組の夫婦の半生を、
数々の名曲とともに描いた本作品、MUSICAL「ザ・ヒットパレード」。
≪ここまで≫
メドレーが素晴らしい!オリジナル曲も楽しい!私は30代中盤ですので、大半が聞いたことのある曲でした。⇒全楽曲リスト 昭和の日本をたどっていく実話をもとにしたストーリーですが、説明くさくないし、「あの頃は良かった」みたいな余計な懐古趣味もなくて、とても面白かったです。
ナツメロなのに今の歌として聴けたのが、私にとっては嬉しい発見でした。あの頃みんなを支えた歌は今も健在で、そして不滅なのだと感じられました。RAG FAIRがさらりと歌ってくれるのがとても良かった。
ミュージカルはそれほど沢山は観ていないのですが、曲数が多いんじゃないかと思います。メドレーも何度もありますよね。コンサートを見ているような気分にもなりました。感動して何度か涙が流れました。メドレーの編曲が凄い。
皆さん、衣裳をどんどん変えていきます。豪華で贅沢。特に戸田恵子さんの衣裳はワンピース、ドレス、スーツなどなど、クルクル変わって楽しかった。スタイルが美しいですね~。
ここからネタバレします。
鈴木さんの書く歌詞はかわいいな~。「シマウマ シマウマ」とか、もうたまんない。
ジュリー(沢田研二)の曲ってやっぱりかっこいいですよね。今聞いてもシビれるぜ。
昔のジャズマン仲間が晋さん(原田泰造)のことを責めるシーンはぞくぞくしました。オリジナル曲"GET BACK GOOD DAYS"から"Anything goes"に行くのがかっこいい!
ものまねをして歌うのはあまり私の好みじゃなかったですね。歌手の真似はせずに、音楽をそのまま聴かせてくれるのが好きでした。
≪東京、大阪≫
出演:原田泰造/戸田恵子/瀬戸カトリーヌ/池田有希子/北村岳子/杉崎真宏/三上真史/升毅/RAG FAIR(引地洋輔・土屋礼央・奥村政佳・加納孝政・加藤慶之・荒井健一)/宮川彬良とザ・ヒットパレード
脚本:鈴木聡 演出:山田和也 音楽:宮川彬良 美術:伊藤保恵 照明:高見和義 音響:山本浩一 振付:川崎悦子 衣裳:黒須はな子 ヘアメイク:宮内宏明 音楽コーディネーター:荒木浩三 稽古ピアノ:荻野清子 振付助手:安達桂子 演出助手・歌唱指導:小川美也子 舞台監督:幸光順平・小林清隆 宣伝:大澤剛(ワタナベエンターテインメント) ディップスプラネット 制作進行:高田雅士 制作:渡部隆 佐野睦(ワタナベエンターテインメント) 中島隆裕 エグゼクティブ・プロデューサー:渡辺ミキ(ワタナベエンターテインメント)主催:フジテレビジョン 朝日新聞社 ぴあ サンライズ プロモーション東京 ワタナペエンターテインメント 関西テレビ放送(大阪公演) サンライズプロモーション大阪(大阪) 企画・製作:ワタナペエンターテインメント
S席10000円 A席8000円 ボックス席20000円(2名様)
http://www.hit-parade.jp/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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