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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2009年06月17日

SPAC・Shizuoka春の芸術祭2009『ブラスティッド』06/13-21舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

 楕円堂から徒歩で移動してBOXシアターへ。⇒記者発表

 SPACの新作『ブラスティッド』は、私にとってこの芸術祭の目玉演目です。上演時間は約2時間。かなり大人向けです。6月21日(日)19:30~の追加公演があります。⇒チケット売り切れ情報(6/6時点)

 はりつめた静かな空気の中、淡々と、目をふさぎたくなるような出来事が起こり続けます。後で起こる事が、前に起こった事の残虐非道レベルをやすやすと越えて、世界を塗り替えていきます。でも、破壊と虚無の先にあったのは人間賛美だと思いました。

 ⇒サラ・ケイン『Blasted & Phaedre's Love』(PLAYNOTEより)
 ⇒CoRich舞台芸術!『ブラスティッド

 レビューは途中です。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。完全にネタバレしています。
 イギリスの地方都市、高級ホテルの一室。中年のジャーナリスト、イアン(大高浩一)が若い娘ケイト(布施安寿香)を連れて入ってくる。イアンはケイトにセックスを迫るが、ケイトにはその気はない。イアンはケイトをレイプし、目的を遂げる。
 ケイトの入浴中、突然部屋に異国の兵士(阿部一徳)が侵入し、街を占拠したと告げる。ケイトは窓から逃れ、イアンは兵士にレイプされて眼球を食べられる。やがてホテルは爆破され、盲目となったイアンのもとにケイトが戻ってくる・・・。
 ≪ここまで≫

 ブラックボックスの劇場の中に、白くて丸い、ふさふさのベッド。白い天井。冷蔵庫の中の明かりが青白く点って、スタイリッシュな装置。

 マイナスにマイナスが重なりに重なって、最後にはプラスになったような。作風はずいぶん違いますが、マーティン・マクドナーの『ピローマン』を思い出したりも。

 ここからネタバレします。

演劇/フランス・日本(SPAC新作)
出演:阿部一徳 大高浩一 布施安寿香
脚本:サラ・ケイン(Sarah Kane) 翻訳:大西彩香 演出:ダニエル・ジャンヌトー 舞台美術:ダニエル・ジヤンヌトー 特別協力:マリー=クリスティーヌ・ソーマ 照明:川島幸子 塩原充知 音響:青木亮介 衣裳:竹田徹 舞台:仲谷智邦 市川一弥 市川莉沙 郭禎玟 竹内舞 装置制作:彦坂玲子 通訳:山田ひろ美 芳野まい 製作:静岡県舞台芸術センター
【発売日】2009/05/06[一般大人]4,000円 [同伴チケット(2枚)]7,000円[学割]大学生・専門学校生 2,000円/高校生以下 1,000円 ☆お得な週末劇場ハシゴ券あり☆
http://www.spac.or.jp/09_spring/blasted

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2009年06月17日 01:14 | TrackBack (0)