記者発表の写真レポートを書かせていただきました、Studio Lifeの『LILIES(リリーズ)』初日に伺いました。FEU、SOURCE、TERREの3チームによるトリプルキャスト公演で、初日はFEUチーム。⇒2003年版のレビュー
終演後に、原作者であるミシェル・マルク・ブシャール氏のご挨拶がありました。この公演のためにカナダから来日されたそうです。ブシャール氏の作品は同じくStudio Lifeが上演した『孤児のミューズたち』も素晴らしかったので、お姿が見られて嬉しかった。快活でハンサムな紳士でした。
⇒CoRich舞台芸術!『LILIES』
≪あらすじ≫ 公式サイトより。(役者名)を追加。
修道院で出会った3人の少年に起こった悲劇。
封印されたシモンとヴァリエのロマンチックな物語。
1952年、カナダ郊外の刑務所。
囚人達の告解を聞くために訪れたビロドー老司教(青木隆敏)は突然、看守や囚人たちに監禁される。そして、彼の目の前で囚人シモン(石飛幸治)の計画による囚人達の手の込んだ芝居が始まる。そこには40年前の自分の姿があった。奔放な少年シモン(新納慎也)と惹かれ合うヴァリエ(松本慎也)。そんなふたりに嫉妬心を抱くビロドー(林勇輔)。修道院で出会った少年達に何があったのか、封印された過去の悲劇がよみがえる。
≪ここまで≫
『LILIES』は2002年にスタジオライフが日本で初めて上演したカナダ戯曲で、今回が2度目の再演、つまり3演目になります。“刑務所で上演される男だけの劇中劇”は、男優集団スタジオライフに打ってつけの演目ですよね。
2003年に観た時は、ヴァリエの母親である伯爵夫人(曽世海児さんが演じていました)に感情移入してボロボロ泣いていたのですが、今回はそういう感覚にはならなかったです。2度目だからかしら。
でも、やはり戯曲はとても面白いと思いました。スタジオライフ以外の劇団でも観てみたいですね。
少年ビロドー役の林勇輔さんはさすがの存在感。何をしても面白かったです。
少年ヴァリエ役の松本慎也さんは、観るたびに、毎回毎回、成長されているように感じます。新納さんとのキスシーンは体のバランスもぴったりで美しかった。
ジュニア7の方々が音楽ユニットを結成されたそうです。バンドデビュー?⇒雪月花
FEUチーム出演:新納慎也(シモン) 村上幸平(医師の妻・女の奴隷) 山本芳樹(パリジェンヌ) 松本慎也(ヴァリエ) 青木隆敏(老ビロドー) 林勇輔(ビロドー) 石飛幸治(老ヴァリエ・ヴァリエの父親) 船戸慎士(医師) 関戸博一(伯爵夫人)
原作:ミシェル・マルク・ブシャール 上演台本・演出:倉田淳 美術:松野潤 照明:森田三郎 舞台監督:清水浩志(ニケステージワークス) 音響:竹下亮(OFFICE my on) 衣裳:竹原典子 ヘアメイク:角田和子 美術助手:渡辺景子 演出助手:平河夏 荒川真寿恵 宣伝美術:成田久 宣伝写真:河上輝明 宣伝スタイリスト:塩畑美由喜 題字:重松淳也 制作:稲田佳雄 揖斐圭子 大野純也 麻場優美 小山智子 若松美香 デスク:山﨑みれい 瀬津丸砂織 宣伝:ディップスプラネット プロデューサー:玉塚充 蓬田恵美子 企画・制作:スタジオライフ 東京公演主催:スタジオライフ 神戸公演主催:新神戸オリエンタル劇場
【東京公演】【発売日】2009/04/19≪S席≫<前売> 5,200円 / 一般<当日> 5,400円 ≪A席≫<前売> 4,700円 / 一般<当日> 4,900円 ≪ウィークデイマチネ公演≫<前売> 4,200円/一般<当日> 4,400円 (ウィークデイマチネ公演にはS席・A席の区別はありません 【神戸公演】【発売日】2009/05/02≪S席≫<前売> 6,000円 / <当日> 6,500円 ≪A席≫<前売> 4,000円 / <当日> 4,500円
http://www.studio-life.com/stage/lilies2009/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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