観劇仲間からのお薦めで、ドキュメンタリー映画『水になった村』をモンベル渋谷店サロンで拝見。上映時間は92分。
中西監督ご自身が上映前と後に解説をしてくださり、より理解が深まりました。今後も自主上映が続くようです(⇒上映スケジュールはポレポレタイムス社サイトでも発表)。
ダム建設で集落が水没することは情報として知っていましたが、そのことが人間にどんな影響をおよぼすのかを、本当の意味で、教えてもらえたように思います。
演劇作品やワークショップを通じて徐々に感じとってきたことですが、やはり人間は1人ひとりが大切で、かけがえのない存在です。
「何か(誰か)を好きだということが、世界とつながる唯一の方法だ」と、先日ある演出家が話してくれたんですが、その通りだと思います。この映画でもまた、それを確認しました。
ここからネタバレします。
大西監督にたっぷりの手料理をふるまっていた老人たちが、故郷を去って移転してからは、来客にごちそうできなくなっていたのが悲しい。
朝日をあびて、一日を始めなきゃと思います。
大西暢夫監督作品。2007年/日本/カラー/92分/製作:ポレポレタイムス社/助成:芸術文化振興基金
料金:写真展は無料。上映会は一般1000円、モンベル会員800円
http://polepoletimes.jp/times/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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