作品紹介文を書かせていただいた『UMOJA(ウモジャ)』初日に伺いました。⇒2004年版メルマガ号外 ⇒2004年版レビュー
・・・やっぱり凄かった!!“身体”と“声”がこんなにも美しいなんて。こんなにも喜びを生み出してくれるなんて。自分が人間に生まれてきたことを感謝したい気持ちになりました。上演時間は約2時間30分(休憩1回を含む)。字幕解説付き。
なんとイープラスでチケット代が半額!9,500円が4,750円!超破格!!(公演後半はまだ間に合います)
⇒イープラス「ウモジャ」特集ページ
⇒CoRich舞台芸術!『ミュージカル「UMOJA(ウモジャ)」』
ミュージカルというよりはレビュー(Revue⇒Yahoo!辞書)に近い構成の作品ですね。筋肉の美しさ、声の力強さに魅せられます。もともと人間にそなわっている贈り物なんだと思うと、感動して泣けてきます。そして日本人には決して真似できない、アフリカ人だからこそできる表現であることがはっきりとわかります。種も仕掛けもない、身体そのもの。最初の30分ぐらいは涙が出っぱなしだったな~。
衣裳は褐色の肌に映える極彩色です。プリミティブな民族衣装とそれが似合う肉体に惚れぼれ。
演奏も踊りも、とにかくすごい迫力です。筋肉のバネが私の想像を超えるしなやかさなんですよね。そんなに叩いたら破れないのか太鼓!?そんなに打ちつけたら折れないのかマリンバ?!リフトするのにそんなスピードで女性が男性に飛びついたら、男性が後ろに転倒するんじゃないか!?・・・と心配になるぐらい。もちろん破れないし折れないし倒れないけど(笑)。
ACTシアター1階席は大いに盛り上がりました。カーテンコールがもう1回は欲しかったな~。
演出・構成は私が観た時とは変わっているようです。前回観たという方もよかったらぜひ♪
ペア券の特典だった南アフリカ産オリジナルワインをいただきました。1本あたり50円が、南アフリカの子供の教育支援として寄付されます。これがとっても美味しかった!!一緒に観に行った友人と感想を話しながら、軽~く1本空けてしまいました♪
ここからネタバレします。
HIP HOPやラップなど、アメリカで大ヒットしたブラック・ミュージックのシーンがなかったんです。音楽で黒人の歴史をたどるというよりは、年老いた案内人の思い出を再現していく構成になっているように感じました。どちらかというと前者の方が私好み。
ゴスペルが4曲ぐらいあったんですが、残念ながら私には肌が合わなかったです。いきなりキリスト教の賛美歌が出てくることに違和感がありました。歌は英語よりも現地の言葉の方がずっと好き。
世界の音楽が生まれたアフリカ発の壮大でパワフルなステージ「UMOJA~THE SPIRIT OF TOGETHERNESS~」
製作:トッド・トワラ&テンビ・ニヤンデニ 振付:トッド・トワラ 衣装:テンビ・ニヤンデニ
プロデューサー:ジョー・テロン 主催:TBS/朝日新聞社/光藍社/イープラス 上演時間:約150分
【発売日】2009/05/29 全席指定 9,500円 ペア券19,000円 ※6/12(金)18:00までにペア券(19,000円)を購入された方には、南アフリカ産オリジナルワインが付いてきます。
http://eplus.jp/umoja/
http://www.tbs.co.jp/act/event/umoja/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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