2006年にフィリピンで上演された、鄭義信さんの作・演出作品です。もともとは2005年に“プロデュース・F”というアマチュア劇団に書き下ろされた作品で、『そして、僕らはそこで夢を見た』というタイトルだったそうです。
ものすごいベタベタで・・・途中休憩の時に帰りました。以下は前半だけの感想です。
⇒CoRich舞台芸術!『バケレッタ』
児童演劇を上演する劇団のアトリエが舞台。稽古のシーンが続くんですが・・・つまらないんです。こんな児童演劇が実際にあると勘違いされたらイヤですね。まあそれだけじゃないんですけど・・・。
遅刻してきた役者がシーン稽古が行われている稽古場に、大きな声で挨拶しながら入ってくるとか、まずあり得ないでしょう。ほかにも色々ありますが・・・。
「いったい何十年前の世界!?」って叫びたくなるぐらい時代錯誤していた、テレビドラマ『下北サンデーズ』を思い出しました。
ここからネタバレします。
たいして面白くないネタの繰り返しが多すぎました。一体どうしちゃったんでしょうか。例えば劇中劇の中で、映画「タイタニック」テーマ曲が流れる有名な場面を、何度も繰り返します。ネタなのはわかりますけど、2000年代の小学生には「タイタニック」なんてわからないですよね。大人でももう笑えないんじゃないかなー。
小劇場の劇団員たちが繰りなす、ほろ苦く、切なく、愛おしい、ラスト舞台「ゴーストオペラ」
出演:村松恭子 佳梯かこ 若松武史 品川徹 みのすけ 朱源実 荒谷清水 吉田麻起子 塩田貞治 早川大介 山元文雄 吉橋央朗 塙育大 矢ヶ部哲 橋本考世
作・演出:鄭義信 舞台美術:磯沼陽子 照明:増田隆芳 音響:藤田赤目 作曲:久米大作 振付:吉野記代子 衣装:鷺典子 舞台監督:吉木均 宣伝美術:タメ 制作:落合直子 プロデューサー:勝田安彦
【発売日】2009/07/27 前売¥4500 当日¥5000 全席指定
http://www.libresen.com/bake/index.htm
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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