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しのぶの演劇レビュー
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2009年10月24日

フェスティバル/トーキョー09秋・維新派『ろじ式~とおくから、呼び声が、きこえる~』10/23-11/03にしすがも創造舎

 昨日、「フェスティバル/トーキョー09秋」が開幕しました!(⇒記者発表)オープニングを飾るのは維新派。会場入り口から屋台村がお出迎え♪開演前に腹ごしらえするもよし、終演後(1時間営業)に談笑するもよし。肌寒いので防寒は必要かと思います。

 東京公演6年ぶりということで、久しぶりの維新派でした。標本の中に広がる情景に浸る悦び。上演時間は約1時間50分(だったと思いますが、曖昧)。↓屋台村の入口です。

200910231845000.jpg

 ⇒F/T09秋「ろじ式」ページ
 ⇒屋台村「ろじしきのろじ」の大きな写真(初日観劇された方のページ)
 ⇒CoRich舞台芸術!『ろじ式~とおくから、呼び声が、きこえる~
 レビューは記録程度です。

 特にストーリーがあるわけではなく、セリフも歌詞のようなので、演劇というよりはダンス・パフォーマンスだと思って鑑賞できるものかも。

 骨、日用品などが入った(くくりつけられた)木枠の立方体が無数に並んでいます。博物館の標本みたい。類人猿の骨格が展示される中で、白塗りの人々が歩く風景から、いずれ自分も朽ちて標本に入ることを連想。

 「もろてん」「もろたん?」「捨ててん」「捨てたん?」の大阪弁が可愛い。少年たちを演じる女優さんの能面のような顔が好き。
 雨と水のシーンが一番印象に残っています。大勢で踊るのがやっぱり面白いですね。ただ、どの楽曲も同じようなリズムに聞こえて、何度も繰り返されると退屈に感じることも。

 ここからネタバレします。

 M1「標本迷路」
 M2「地図」
 M3「可笑シテタマラン」
 M4「海図」
 M5「おかえり」
 M6「鍍金工」
 M7「金魚」
 M8「地球は回る、眼が回る」
 M9「木製機械」
 M10「かか・とこ」

"Rojishiki Voices calling from afar" ≪東京、大阪≫
出演:岩村吉純、藤木太郎、坊野康之、森正吏、西塚拓志、金子仁司、中澤喬弘、貝田智彦、石本由美、平野舞、稲垣里花、中麻里子、尾立亜実、境野香穂里、大石美子、大形梨恵、土江田賀代、田口裕子、沙里、近森絵令、吉本博子、市川まや、今井美帆、小倉智恵、木下なず奈、桑原杏奈、ならいく、松本幸恵、森百合香、長田紋奈
作・演出:松本雄吉 音楽:内橋和久 舞台監督:大田和司 美術:柴田隆弘 照明:吉本有輝子 音響:佐藤武紀 映像:山田晋平 舞台:羽柴英明 衣裳:維新派衣裳部 衣裳協力:木村陽子、高野裕美 メイク:名村ミサ 宣伝美術(維新派):東學(188)、北村美沙子(188) 写真(維新派):福永幸治(スタジオエポック) ウェブ製作(維新派):中川裕司(house-A) 屋台村「ろじしきのろじ」ディレクター:白藤垂人 月製作:友井隆之、出射慎二、折中ちえ、加藤晴久、小林治夫、柴田剛、千種滋、塚原悠也、森田伸 制作:山﨑佳奈子、清水翼 製作:維新派 共同製作:フェスティバル/トーキョー 主催:フェスティバル/トーキョー
【F/Tスタッフ】制作:武田知也、板橋園恵 インターン:荒川真由子 当日運営:坂田厚子【F/Tクルー】朝倉祐莉絵、大川絵瑠奈、大泉尚子、川村美幸、佐伯朋子、塩崎升子、傅隆司、野中さやか、濱路紗優里、藤原顕太、三橋俊平
★終演後ポスト・パフォーマンストークあり:10/26(mon) 松本雄吉×タニノクロウ(庭劇団ペニノ主宰、劇作家、演出家)
http://festival-tokyo.jp/program/ishinha/
http://www.ishinha.com/index.php

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2009年10月24日 10:38 | TrackBack (0)