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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2009年11月28日

新国立劇場演劇研修所第3期生・自主制作公演『手紙』11/28-29新国立劇場Dリハーサル室

 脚本創作からスタッフワークまで、すべてを研修生が行うミュージカル企画の第2弾(⇒第1弾)。上演時間は約1時間10分。

 ≪あらすじ≫ 当日パンフレットより。ネタバレしています。
 両親を早くに亡くし、兄弟二人で暑らしていた弟・直貴と兄・剛志。剛志は優秀な弟を大学に行かせるために、一生懸命肉体労働をするが、働きすぎて腰を痛めてしまう。そんなある日、ふと魔が差したのか、剛志は弟の学費欲しさにある屋敷(緒方邸)に盗みに入る。その屋敷で、誤って住人を殺してしまい、刑務所に入ることになってしまった。
 強盗殺人の罪で服役中の兄から直貴のもとに、月に一度、獄中から手紙が届く。しかし、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。ミュージシャンの夢も打ち砕かれ、友人・寺尾との仲も切り裂かれ、愛する女性・朝美との結婚も叶わなかった。
 やがて直貴は陰でずっと自分を支え続けてくれた女性・由実子と結婚。娘・実紀も生まれ、やっと幸せをつかんだかに見えたのだが、強盗殺人犯の弟の家族という理由で、由実子や実紀までも差別され叫じめていく。愛する家族を守るため、直貴はついに兄との関係を断ち切る決意をするのだった。
 ≪ここまで≫

27日(金)19時・28日(土)14時=Aキャスト/28日(土)18時・29日(日)14時=Bキャスト
※私が観たのは28日(土)14時のAキャスト
【Aキャスト】武島直貴(歌手になりたかった弟):竹田桂 武島剛志(強盗殺人犯となった兄):金成均 由実子(直貴の妻):渡邉樹里 朝美(直貴の恋人):鈴木良苗 寺尾(直貴と組むミュージシャン):香原俊彦 電化製品販売会社の社長:辻村優子 緒方(被害者の娘)・直貴と寺尾のマネージャー:野村真理 倉田(前科のある男):米川貴久 コロス:長元洋
【Bキャスト】武島直貴(歌手になりたかった弟):宇髙海渡 武島剛志(強盗殺人犯となった兄):米川貴久 由実子(直貴の妻):熊坂理恵 朝美(直貴の恋人):岸田茜(29日14時)/吉田紗和子(28日18時) 寺尾(直貴と組むミュージシャン):若菜大輔 電化製品販売会社の社長:金成均 緒方(被害者の娘):岸田茜(28日18時)/吉田紗和子(29日14時) 直貴と寺尾のマネージャー:辻村優子 倉田(前科のある男):長元洋
演奏:深沢桂子(ピアノ) 長元洋(ギター) 
原作:東野圭吾作「手紙」より。企画・構成・音楽:深沢桂子 振付:川崎悦子 アドバイザー:大杉良 研修所所長:栗山民也
http://www.nntt.jac.go.jp/training/drama/index.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2009年11月28日 17:24 | TrackBack (0)