知人の間で賛否両論の映画「アバター(AVATAR)」を観てきました。ジェームズ・キャメロン監督の新作であり、「とにかく映像が凄い」「3D上映だから映画館でしか体験できない」等の触れ込みと、阿部和重さんのツイッターでのつぶやきにダメ押しされまして。
“映画の今”というか“エンタメの今”を実感できて、貴重な体験になりました。私は一般料金2,100円で入場したのですが、満足でした。ただ、テレビゲームに親しんでいる友人とっては、特に目新しいものではなかったみたい。モンハンとか流行ってますものね。そうそう、日本のアニメやゲームの影響力の凄さも、今さらながら実感しました。
何かと既視感があったのでストーリーやメッセージには面白みを感じませんでしたが、コンピューター・グラフィックスによって作り出された動画の俳優(?)が、十分以上に活躍していることを確認。人気スターが出てる映画やテレビって余計な顔アップのシーンが長いんですが、それがなかったのも良かったです。あ、上映時間2時間42分は長かった・・・。
映画もすっかり次世代に突入しているんですね。たぶん演劇もそうだと思います。
自分がなぜ演劇に、ライブ(生)の芸術にこだわっているのかを、もう一度問い直さなければと、昨年末から悶々としております。
ここからネタバレします。
あれだけ空中戦をやってるのに、最後の最後は主人公とムキムキ軍人が地上で一騎打ちをするのに爆笑。恋人が父の形見の弓矢でとどめを刺すのも気が利いてますよね。とことん楽しませてくれるサービス精神が素晴らしいと思いました。
脚本・監督:ジェームズ・キャメロン 主演:サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガーニー・ウィーヴァー 他
http://movies.foxjapan.com/avatar/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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