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2010年05月04日

大駱駝艦・壺中天公演『田村一行「オママゴト」』05/01-16大駱駝艦・壺中天

 麿赤兒(まろ・あかじ)さん率いる大駱駝艦(だいらくだかん)の、壺中天(こちゅうてん)公演を拝見しました。大駱駝艦の作品を観るのは初めて。壺中天とは吉祥寺にある大駱駝艦の稽古場の名前です。

 麿さん以外の艦員が演出する稽古場公演を、2001年から続けてらっしゃるんですね。『オママゴト』の振鋳・演出・美術を手掛けるのは田村一行さん。上演時間は約1時間30分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『オママゴト

 アングラが苦手な私ですが、全然平気でした。全身白塗りでほぼ全裸で踊る舞踏という点では山海塾と似ていますが(山海塾主宰の天児牛大さんは大駱駝艦出身)、体のつくり、描こうとしている世界は違うんだなと思いました。ユーモアが素敵。

 出演者は(白塗りなのではっきりとはわかりませんが)、20代から30代の若い方が多かったと思います。拠点を維持して、長年の蓄積を次世代へと確かに継承されているんですね。壺中天公演で演出ができるのは、5年以上の経験がある方に限られているそうです(制作さんに聞きました)。

 開演前の前説で「レディースアンドジェントルマン・・・」と英語で話し始められました。日本の舞踏は外国人に人気で、シルク・ド・ソレイユの出演者も観に来られたとか。パンフレットも日本と英語の両方表記でした。インターナショナルな活動であることが前提なんですね。自分の視野の狭さを反省しました。

【場面表題】
I:タビノシタク
Ⅱ:ハザマ
Ⅲ:シノホウガク
IV:サンズウオ
Ⅴ:ソラヲヨム
Ⅵ:ハシワタシ
Ⅶ:オトドケモノ

鋳態:田村一行 村松卓矢、向雲太郎、松田篤史、塩谷智司、湯山大一郎、 若羽幸平、小田直哉、鉾久奈緒美、藤本梓、岡本彩、西森由美子
振鋳・演出・美術:田村一行 監修:麿赤兒 音楽:土井啓輔 衣裳:平岡容子 舞台監督:橋本まつり 照明:高桑晶子 音響:我妻恵美子 宣伝写真:松田純一 宣伝美術:木本園子 制作:山本良 プロデューサー:新船洋子 主催:キャメルアーツ㈱
【休演日】5月10日(月)・11日(火)【発売日】2010/04/02 前売2,500円・当日3,000円 (全席自由・日時指定)
http://www.dairakudakan.com

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2010年05月04日 09:52 | TrackBack (0)