平田オリザさんが『風のつめたき櫻かな』に続いて文学座に新作を書き下ろされました。演出も引き続き戌井市郎さん。戯曲は小津安二郎監督作品(映画「麦秋」と「晩春」)がもとになっています。
友人に招待券を譲ってもらい、母と2人で観に行きました。上演時間は約2時間以上(途中10分、5分の2回の休憩を含む)。何分だったかは失念・・・2時間半ぐらいだったと思います。すみません。
⇒文学座公式ツイッター
⇒CoRich舞台芸術!『麦の穂の揺れる穂先に』
≪あらすじ≫
アイルランド文学を教える老教授(江守徹)は妻と死別して以来、娘(栗田桃子)と鎌倉の自宅で2人暮らし。
≪ここまで≫
ここからネタバレします。
動物園に勤めてオオアリクイの世話をしている娘が、寄生虫の研究をしている若者(5歳の女児の父親で、妻は出産時に死去)に唐突にプロポーズをする場面が、とにかく良かったです。いつでもどこでも世界中の情報が手に入る現代において、若者が結婚を決心するのって難しいんですよね。「他にもっといい人がいるかもしれない」って思い続けてしまいますから。ヒラメキやトキメキに任せてエイ!と飛び込むしかないんじゃないか・・・という一提案に共感します。
でもその場面しか面白くなかったんですよね・・・。
江守さんが最後にピアノを弾く必要性も感じられず(かなり間違ってらっしゃいましたし・・・)。
≪東京、兵庫、新潟、神奈川≫
出演:江守徹 金内喜久夫 坂口芳貞 高橋耕次郎 大場泰正 倉野章子 藤堂陽子 山本道子 栗田桃子 永川友里 千田美智子
脚本:平田オリザ 演出:戌井市郎 装置:石井強司 照明:山内晴雄 音響効果:望月勲 舞台監督:寺田修 演出補:黒木仁 制作:友谷達之 票券:松田みず穂 宣伝美術:伊藤理佳
【発売日】2010/04/24 一般6,000円 父娘ペア10,000円 ユース(25歳以下)3,800円 中・高校生2,500円 ※一般以外は劇団扱いのみ
http://www.bungakuza.com/mugi/index.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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