文化庁が文化審議会文化政策部会の「審議経過報告」についてパブリックコメントを募集しています。誰でも文化庁に自分の意見を伝えることができます。⇒パブリックコメントとは?
提出様式には細かい決まりがあります(氏名、年齢などの記載/1メールにつき1意見など)。意見募集要領(PDFで2ページ)でご確認ください。
■文化審議会文化政策部会「審議経過報告」パブリックコメント募集
(⇒電子政府の総合窓口“イーガブ”内該当ページ)
【意見の提出方法】
提出手段:郵送・FAX・電子メール
提出期限:平成22年7月9日(金) 必着
⇒〆切が平成22年7月23日(金)までに延長されました! ※2010/07/07発表
FAX番号:03-6734-3811
電子メールアドレス:singikai(アットマーク)bunka.go.jp
件名は【審議経過報告への意見】とすること。
【ご参考】
⇒劇場法(仮称)RT【全体のまとめページ】
⇒fringe blog「舞台芸術に関わるならパブリックコメント提出を」
⇒FPAP高崎大志さんのブログ「文化審議会のパブコメはかつてないチャンス」
昨年末の事業仕分けの際に、わが国の文化振興について集まったパブリックコメントはなんと11万通!(⇒関連記事) あれだけ「圧倒的に予算を縮減」などと仕分けられていた文化予算が、減るどころか微増したのは、私たちの大量の声が届いたからだと思います。福島明夫さん(劇団青年劇場)も「劇場法(仮称)ラウンドテーブル」でその数の多さについて言及されましたし、平田オリザさん(内閣官房参与/青年団)も岡田准一さんのラジオ番組「Growing Reed」で発言されていました。
平田:文化庁に十数万通の投書が来て、「(文化芸術の予算は)やっぱり削減しない方がいいんじゃないの?」ってことになったんです。
文化政策部会の提案はひとことで言ってしまうと「国自らの責任において文化芸術を振興しよう」ということ。「審議経過報告」概要で1ページの図(PDF)にまとまっています。詳細は「審議経過報告」(PDFで52ページ)でどうぞ。※どちらもこのページ下方でダウンロード可。
分野は舞台芸術、メディア芸術、映画、美術、くらしの文化、文化財に分かれています。舞台芸術は「審議経過報告」52ページ中の4~10ページ、20~26ページを読めば大丈夫です。
先日の「劇場法(仮称)ラウンドテーブル」でも確かめたことですが、私は文化芸術は国が振興すべきものだと思います(参考エントリー⇒1、2、3)。
たとえば、劇場がただの公民館とは違う、芸術に特化した専門施設だと認められるように。全国で上質の舞台が創作・鑑賞できるように。アーティストが安心して創造活動を継続できるように。「お金が儲からないから」「不況だから」といった経済状況を理由に、舞台芸術が簡単に切捨てられることがないように。
文化政策部会の提案の1つひとつに、私の賛成・反対の意見を届けたいと思います。舞台作品の創作にかかわる方も観客の方も、ぜひ意見してみてください。一通、一筆でも意味があると思います。
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