ブルースカイさんが作・演出されるダックスープのプロデュース公演です。出演者もすべてダックスープに所属する役者さんなんですね。上演時間は約1時間40分。
ブルースカイさんの“ナンセンス”を久しぶりに堪能しました。池谷のぶえさんがかっこ良かった~っ!
⇒ケラさんのツイート
⇒徳永京子さんのツイート(1、2、3)
⇒CoRich舞台芸術!『透明感のある人間』
私には予想しえない方向にストーリーが進み、笑いのきっかけが突然ポン!とあらわれるので、驚きつつ笑わせていただきました。注意深く見る必要があるので(笑)、緊張感のある観劇になりましたね。ただ、私は一番前のベンチシートだったので、見逃した部分も多くて残念~。
ここからネタバレします。
町長(池谷のぶえ)はわがまま息子(黒田大輔)を甘やかすばかり。息子が通う探偵学校の先生(永井秀樹)の妻(藻田留理子)は、町長の執事(近藤フク)と不倫中。先生は昔、生徒(いせゆみこ)と浮気したことがあったので、妻にきつく言えない。
人気作家(渡辺道子)の夫(眼鏡太郎)は病に伏しており、弟(野間口徹)が兄の大家族を支えている。弟は町長の息子に雇われ、“犬のちから”という超能力(?)を使う際の助手になる。
池に飛び込んだ時に「ハトの写真集を出す」という啓示を受けた町長は、息子の撮ったハトの写真集を出そうと出版社に懇願。ついには出版社の社員のごとく下働きをはじめます。「でも自費出版っていう手があるんだよね…」。
舞台上で堂々と着替えて、登場人物が次々と出版社の社員になっていきます。社員になってすぐに元の役柄のことを話すので、出版社内とその外の世界とがわかりやすくつながっていました。ナンセンスとはいえ劇中の世界の骨組みがしっかりしていたのが良かったと思います。
DuckSoup produce 2010
出演:池谷のぶえ いせゆみこ 眼鏡太郎(ナイロン100℃) 黒田大輔(THE SHAMPOO HAT) 近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ) 堺沢隆史(猫☆魂) 永井秀樹(青年団) 野間口徹(親族代表) 藻田留理子 渡辺道子
脚本・演出:ブルースカイ 舞台監督:棚瀬巧(至福団) 舞台美術:秋山光洋 照明:佐藤啓 溝口由利子 音響:鏑木知宏+中村成志 衣裳:セオキョウコ(東京NewS) 宣伝美術:坂村健次、新飯田直子(C2デザイン) 舞台写真:引地信彦 演出助手:福永モモ 演出部協力:上端倫子、渡辺亜沙子 制作協力:東川圭子 制作:Little giants 企画・製作:(株)ダックスープ
【発売日】2010/05/29 前売り:3,800円 当日:4,000円(全席指定) ※未就学児入場不可
http://ducksoup.jp/toumeikan/toumeikan.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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