東京都北区にある王子小劇場にて、劇場が主催する「佐藤佐吉演劇祭2010」の記者会見(前夜祭)が催されました。⇒Choice!編集部ブログ
佐藤佐吉演劇祭は劇場職員が自信をもってお勧めする“面白い団体”の公演を連続上演する演劇祭で、2年に1度開催されています。今年は11公演を上演。⇒2008年後夜祭 ⇒2006年まとめ
●王子小劇場「佐藤佐吉演劇祭2010」
開催期間:2010年8月3日~10月13日
会場:王子小劇場および王子小劇場裏
⇒公式サイト
王子小劇場は演劇祭に限らず、劇場を使用する団体のすべてを審査しています。劇場の個性を堂々と打ち出す勇気のある運営は、民間劇場(首都圏)では珍しく、劇場オーナーである佐藤電機株式会社はメセナアワード2008にて“たたかう劇場賞”を受賞しています。
会費3万円で王子小劇場で上演されるすべての公演が観られる年間支援会員制度も継続しており、今年からいつでも入会可能になりました。2010年4月~2011年3月期には演劇祭参加の11作品も含まれますので、今から入会しても損はないかもしれません!⇒詳細は劇場にお問い合わせください。
■王子小劇場「佐藤佐吉演劇祭2010」ラインアップ
【1】TOKYO PLAYERS COLLECTION『パーティーが始まる』
期間:2010/08/03(火) ~ 2010/08/08(日)
脚本・構成・演出:上野友之(劇団競泳水着)
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【2】PLAT-formance『express』
期間:2010/08/13(金) ~ 2010/08/15(日)
作・演出:オカヨウヘイ
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【3】ロロ『ボーイ・ミーツ・ガール』
期間:2010/08/18(水) ~ 2010/08/22(日)
脚本・演出:三浦直之
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【4】王子小劇場地域発信プロジェクト『ダミーサークル』
中屋敷法仁(柿喰う客)が北区の中高生と1週間で作る演劇プロジェクト。
期間:2010/08/25(水) ~ 2010/08/29日(日)
作・演出:中屋敷法仁(柿喰う客)
⇒CoRich舞台芸術!
※中高生出演者募集中!(〆切7/25・メールのみ)
【5】こゆび侍『Sea on a Spoon』
期間:2010/09/01(水) ~ 2010/09/05(日)
作・演出:成島秀和
⇒CoRich舞台芸術! ※予約可能!
【写真左から(敬称略):上野友之、オカヨウヘイ、矢ヶ部哲、山増圭、菅間勇】
【6】エビビモpro.『ミッドサマーナイツドリーム・イン・インターネット』
期間:2010/09/08(水) ~ 2010/10/12(火)
作・演出・出演:矢ヶ部哲 主宰:山増圭
⇒CoRich舞台芸術!
【7】ZOKKY『ZOKKYののぞき部屋演劇祭2010』
期間:2010/09/10(金) ~ 2010/09/20(月)
会場:王子小劇場裏特設会場
総合演出:小林タクシー
⇒CoRich舞台芸術!
【8】elePHANTMoon『心の余白にわずかな涙を』
期間:2010/09/16(木) ~ 2010/09/20(月)
脚本・演出:マキタカズオミ
⇒CoRich舞台芸術!
【9】国分寺大人倶楽部『ストロベリー』
期間:2010/09/23(木) ~ 2010/09/27(月)
脚本・演出・出演:河西裕介
⇒CoRich舞台芸術!
【10】菅間馬鈴薯堂『九月の遠い海』
期間:2010/09/30(木)~2010/10/06(水)
作・演出:菅間勇
⇒CoRich舞台芸術!
【11】キコ qui-co.『ウラの目と銀杏の村』
期間:2010/10/09(土) ~ 2010/10/13(水)
作・演出・出演:小栗剛
⇒CoRich舞台芸術!
【写真左から(敬称略):三浦直之、小栗剛、マキタカズオミ、河西裕介、成島秀和】
■今回も豪華な賞が用意されています。
ゴールデンフォックス賞
シルバーフォックス賞
カトリヒデトシ賞
シアターガイド賞
ROBOT賞
※詳細は公式サイトでどうぞ。
■10万円キャッシュバックあり!
佐藤佐吉演劇祭の参加作品のうち、「ZOKKY」「王子小劇場地域発信プロジェクト」を除く9作品を有料で鑑賞した観客は、現金10万円を鑑賞人数で等分した額がもらえます。
※「TOKYO PLAYERS COLLECTION」公演期間中に参加登録必要。詳細は公式サイトでどうぞ。
記者会見を兼ねて、劇作家・演出家・俳優・主宰者らが話し合う場が設けられました。その後は支援会員やプレスを含む懇親会が開かれ、劇場に集まった演劇人がざっくばらんに交流できる場となりました。佐藤佐吉演劇祭の継続開催により、王子小劇場を拠点として活動する劇団の内外に、有機的な人間関係が根付いてきています。2年に1度の演劇祭で“はっきりものを言う劇場”の暴れっぷりを見届けられるのは、小劇場ファンの贅沢な楽しみだと思います。
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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