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REVIEW

2010年07月24日

本能中枢劇団『家庭の安らぎの喜びと恐怖』07/23-08/01こまばアゴラ劇場

 本能中枢劇団は元ベターポーヅの西島明さんが作・演出される劇団で、今回が第2回公演なんですね。ものすっごく久しぶりに西島ワールドに足を踏み入れました。

 観客はパンを持参、と直前に知ったので、私は持って行けず。貢献できなかった…。上演時間は約1時間25分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『家庭の安らぎの喜びと恐怖

 脈絡が全然わからない不思議エピソードの連続。でも中盤以降はストーリーにもなっていきました。途中で少々退屈しましたが、最後は面白かったです。
 激しく踊るシーンが素敵だな~と思ったら、振付が山田うんさんでした。

 横塚真之介さんと宮下今日子さんが共演されているのを観るのは一体何年振りかしら・・・勝手にすっごく懐かしい気持ちになり、思い出の走馬灯状態に陥りました(芝居と関係ないですね、すみません)。

 ここからネタバレします。
 
 黄色い布団に寝る男(森田ガンツ)の周囲で、それ以前の場面が回想されるように繰り返されていきました。細い棒に切り取られたキューピー人形の手を3~4本並べて立てて、その棒を口にくわえた女(空也みたいな感じ)が怖くて良かったです。なぜレインコートを被ってたのかな~。

 大量の保険金が入った壺と爆弾を取り違えていき、貧しいが善人だったはずの男(横塚真之介)が金に目がくらんで女を捨て、間違って爆弾の蓋を空けてしまい自爆。真っ赤な照明と爆音。その後、なぜか女2人(吉原朱美&宮下今日子)がBeatlesの"Yesterday"に合わせてしんみり踊って終幕。・・・なんだそれは!(笑) そこが面白かったです。 

第二回公演
出演:猿飛佐助 吉原朱美 森下亮(クロムモリブデン) 真下かおる(くねくねし) 成田さほ子(拙者ムニエル) 飯野遠(民藝) 森田ガンツ(猫のホテル) 横塚真之介 宮下今日子 特別出演:田辺茂範(ロリータ男爵)
脚本・演出:西島明 振付:山田うん 舞台美術:ふくいく 宣伝美術:大内かよ 舞台監督:上林英昭 照明:colore 音響:高塩顕 衣装:川口知美(COSTUME80+)  制作運営:三村里奈(MRco.) 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 企画制作:本能中枢劇団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 技術協力:鈴木健介(アゴラ企画) 制作協力:尾形典子(アゴラ企画) 芸術監督:平田オリザ
発売日6月19日(土)チケット料金 前売り 3000円 当日3300円 (日時指定 整理番号付自由席) 当日券の販売等、受付開始は開演の60分前、開場は30分前。
http://honchu.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2010年07月24日 22:02 | TrackBack (0)