世田谷パブリックシアターが海外の団体を招聘して、何やら面白そうなことをしているようなので、初日にさっそくお邪魔してきました。入場無料です。
“イギリスの劇団Stan's Cafe(スタンズ・カフ)によるパフォーマンス・インスタレーション”ということで、広くて明るいスペースに置かれているのは大小の米の山。
「もし世界が100人の村だったら」(Wikipedia)は全世界を100人の村に縮小して、内訳の%(パーセント)で割合を表現しましたが、このインスタレーションでは人間1人が1粒の米だとして、具体的に米の数、山で数値をあらわします。
開場時間中入場自由で入場無料です。写真・動画撮影可でインターネットへの掲載可。ぜひ恋人、お友だち、ご家族と一緒にフラリと立ち寄ってみてください。付き添いは必須ですが小さなお子様も楽しめると思います。通訳の方も常時いらっしゃるので質問もできるようです。
⇒CoRich舞台芸術!『私が一粒の米であったら』
入口でお米を1粒つまんで入場。これがポイント!実感がわきます。カメラ持って行けば良かった・・・(涙)。写真は携帯で撮影しました。
緑の机にいる人たちがStan's Cafeのメンバー。現地パフォーマーとして日本人の方もいらっしゃいます。
「1平方キロメートルあたりの人口」が国ごとに並べられています。
「1平方キロメートルあたりの人口(モンゴル)」これが最小。真ん中の粒が見えますでしょうか・・・。
「1平方キロメートルあたりの人口(シンガポール)」これが最大。
「大野一雄」。一粒の存在感。
会期中は米の山が増え続けるそうです。
シンク↓にもひっそりと!どうぞ見つけて楽しんでください。
真ん中の大きな山は「パキスタンの洪水の被災者」だったと思います。そばには「広島の原爆の最初の爆発で亡くなった人」「伊勢湾台風で住居を失った人」の山もあり、ものすごく、驚きました・・・。アラビア数字が並んだニュースを目にしても、人数のリアリティを感じとれてはいなかったんだとわかりました。反省。
演出:ジェイムス・ヤーカー 出演:Stan's Cafe(スタンズ・カフ) 角本敦 音楽:ジョン・ワード ジェネラル・マネージャー:シャルロット・マーティン
【日本側スタッフ】技術サポート:世田谷パブリックシアター技術部 通訳:角田美知代 翻訳:新井知行 [主催] 世田谷区 [企画制作] 財団法人せたがや文化財団/世田谷文化生活情報センター(世田谷パブリックシアター/生活工房)/世田谷美術館 [協力] 東京急行電鉄/東急ホテルズ/渋谷エクセルホテル東急 [助成] ブリティッシュ・カウンシル
※開場時間中入場自由 ※各回とも通訳あり 入場無料
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2010/09/post_201.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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