三浦直之さんが作・演出(出演も)される劇団ロロ(ろろ)。好評だった初演を見逃していたので再演されて嬉しいです。『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校』って可愛いタイトルですね。
上演時間は約1時間10分、だったような。桟敷席とイス席がほぼ1列ずつの小さな会場です。全席自由で整理番号もありませんので、好きな席を選びたい方はぜひお早めに会場へ。
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≪あらすじ≫
小学生の六(亀島一徳)はクラスメートのトビ(望月綾乃)が大好き。でもクラスに転校生うろ(北川麗)がやってきて・・・。
≪ここまで≫
白くて長細い空間。小学校を想像させるカラフルなものが、たくさん賑やかに張り付けられています(習字、絵、時間割表など)。明らかに小学生じゃない20代前半(たぶん)の男女が、小学生だと言いながら普通に20代っぽい演技をします。現実では“ありえない”ことのさじ加減が面白いです。
演出のアイデアが豊富で、演劇ならではの無茶を堂々とやり通すのも、個性があっていいなと思いました。ただ、私が観た回はどうやら役者さんの息が合っていないというか、明らかに狙いどおりには行っていない感があり、本領発揮できてなかった回だったのかも。残念。
先日、マームとジプシーを観た時も思ったんですが、私、10代の学園青春ものが苦手なのかなー・・・。どうにも最初から引き気味で、結局その状態を最後まで引きずっちゃった気がします。
ギターを持っていた亀島一徳さんは何かと熱いので(笑)。、シラっとした立ち方が魅力的な、転校生役の北川麗さんと蜻蛉役の崎浜純さんとは対照的でした。
京都公演では劇場内全体がピンク色になるとか?
ここからネタバレします。
君が好きと言ってもすぐ違う人を好きになるし、絶対忘れないと言いながら絶対忘れるし。
恥ずかしいことはしたくないんだけど、恥ずかしいぐらいのことでもしなければ欲しいものは手に入らないし、恥ずかしかった思い出ばかりいつまでも憶えてるし。
正反対の思いが同時にある“今”を、いとおしんで描いているのかなと思いました。あと「好き!」って気持ちと。
ユーミンの『卒業写真』を小学校の卒業式に歌うのはないよね~、痛い(笑)。おへそに鍵を入れたら気持ちいいとかも(笑)。そういうありえなさをやり切るのが良かったです。
vol.4.5
≪東京、京都≫
出演:亀島一徳(六) 篠崎大悟(八) 望月綾乃(トビ) 北川麗(露島空) 小橋れな(先生) 崎浜純(蜻蛉) 多賀麻美(クリーム) 三浦直之(みうらこぞう)
脚本・演出/三浦直之 照明/板谷悠希子 音響/池田野歩 衣裳/藤谷香子(快快) 舞台監督/鳥養友美 宣伝美術/玉利樹貴 制作助手/幡野萌 制作/坂本もも
【休演日】10月21日(木)【発売日】2010/09/20 前売り、当日ともに2,500円
http://llo88oll.web.fc2.com/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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