七里ガ浜オールスターズは俳優の瀧川英次さんが主宰・演出(出演も)されるプロデュース集団です。『俺の屍を越えていけ』は渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さんの短編戯曲。日本劇作家大会2005熊本大会・短編戯曲コンクール最優秀賞を受賞しています。
所属劇団・団体以外でもよく活躍されている役者さんが集まっているので観に行きました。2006年に拝見した王子小劇場のプロデュース公演がとても良かったので、私はそれと比べながらの鑑賞になっちゃいました。上演時間は約1時間15分。
⇒CoRich舞台芸術!『俺の屍を越えていけ』
レビューは記録程度です。
≪あらすじ≫ 公式サイトより
部署の違う若手社員が6人、会議室に集まった。
目的は、社長から下された密命に従い「リストラする上司を一人選出すること」
誰もが早く家に帰りたいと思う中、一人の男が口を開いた。
「さぁ、そろそろ会議を始めよう」
かくして気が重い会議が始まった
≪ここまで≫
三方から客席が囲む舞台。長い事務机が3脚とホワイトボード、給湯スペースなど、シンプルな会議室。
演技に面白いアイデアもあって、役者さんの個性も伝わって来やすかったですが、会話の奥行きが期待していたほど深くなかったような。初日なのでこれから変わって行くことと思います。
ここからネタバレします。
『俺の屍を越えていけ』の“俺”は、会議でリストラ対象に選ばれてしまったムネさんのことじゃないでしょうか。最後は目の前にいる若い社員らではなく、ムネさんの姿や思いが空間に満ちて来てくれればいいなと思います。
【出演】アナウンサー:葛木英(ehon) 労働組合に入っている若手社員:須貝英(箱庭円舞曲) 早朝の番組担当:佐藤みゆき(こゆび侍) ムネさんにお尻を触られて嫌がっている女:浅野千鶴(味わい堂々) 番組制作のチーフ:野口雄介(イカロスプランニング) 労働組合に入っている営業マン:瀧川英次
脚本:畑澤聖悟 演出:瀧川英次 照明:松本大介 ラジオ制作:今井亮 チラシデザイン:河野文明 稽古場代役:廣瀬瞬 成島秀和 松坂早苗 制作:大槻志保 村田明美 七里ガ浜オールスタッフサービス 制作補:野崎恵
【発売日】2010/10/01 前売 2,500円 当日 2,800円 初日平日割引 2,300円 トリオ 6000円(3名様でのご予約になります)
http://blog.livedoor.jp/age_guts_go/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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