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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2010年11月16日

フェスティバル/トーキョー10公募プログラム・悪魔のしるし『悪魔のしるしのグレートハンティング』11/11-17シアターグリーン BASE THEATER

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チラシ

 悪魔のしるしは危口統之さんが演出を手掛ける団体。私は初見です。この公演はフェスティバル/トーキョー公募プログラム参加作品で(⇒記者発表)、悪魔のしるしは80作品から選ばれた8団体のうちの1つなんですね。

 当日券のお客様が多くて開演が10分以上押していました。上演時間は1時間30分弱だったかな。当日精算で予約して未来場のお客様の空席に、開演時間を過ぎてから立ち見のお客様をご案内。うーん、最初から空席に案内してもいいと思いますよ~。

 ⇒CoRich舞台芸術!『悪魔のしるしのグレートハンティング

 ≪あらすじ≫
 「竜退治」を依頼された男。仲間を集めてミッションを遂行しようとする。
 ≪ここまで≫

 演劇ではあるけれど、インスタレーションや即興のパフォーマンスのような色合いが濃い作品でした。
 ごく個人的なことなんですが、主役の男性の話し方および発声が苦手で・・・。その方は舞台上にいる時間が長くて一番饒舌だったんです。息苦しくてどうしようもなくって、心の受け入れ体勢を閉じるしかなかったです。

 深読みをしようと思えばできるストーリーおよび演出でしたが、終演後のトークを聞く限りでは、そんなに深く考えて作ってわけではないっぽかったですね。開演前の前説にもありましたが、当日パンフレットにあらすじが載ってますので、読んでからご覧になった方がいいかもしれません。

 ここからネタバレします。

 “評論家”の描き方が面白かったです。批評家のくせに自分からは何もしないし、操られてるような。でも肩書は「評論家」だからちやほやされる。ワイロも受け取る。

 ≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
 出演:危口統之 川田十夢(AR三兄弟)

 演技の流れは決まっているものの、ほとんどアドリブ(即興)だそうです。だから役者さんの緊張やあせりがそのまま出ていて、私には苦痛だったんだと思います。
 舞台中央にある丸い大きな装置は、役者さんが1人ずつ入れる小さい部屋の集合体。部屋は役者さんが各自で好きなように装飾しているそうです。

出演:八木光太郎 高山玲子 嶋崎朋子 丸瀬顕太郎 ますだいっこう 神尾歩(悪魔のしるし) 森翔太(悪魔のしるし) 山室毅聡(悪魔のしるし) 伊藤愉 危口統之 他
構成・演出:危口統之 舞台監督:伊藤智史 サウンド:安野太郎 照明:伊藤啓太 志田順一 電気装置:飯沢未央 撮影:杉田大輔 舞台美術:石川卓磨 河本洋介 政木裕太 宣伝美術:宮村ヤスヲ ゲーム監修:神尾歩 制作:金森香/田辺夕子/金子文 衣装:山室毅聡/福島えりか 
【発売日】2010/09/05 前売 ¥2500 当日 ¥3000 特別席 ¥4500(各回限定数席・要予約)
http://www.akumanoshirushi.com/greathunting.htm
http://www.festival-tokyo.jp/program/akuma/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2010年11月16日 01:12 | TrackBack (0)