フェスティバル/トーキョー10が開幕する時に詳細が発表された飴屋法水さんの作品です(⇒記者発表)。観客は1人ずつ4つの会場を訪問し、鑑賞・体験していきます。
11/16(火)14:00のチケットを買ってにしすがも創造舎に伺い、全体で1時間20分ぐらいの旅になりました。私はスケジュールの都合があって短時間でしたが、各会場への滞在時間は自由です。
⇒CoRich舞台芸術!『わたしのすがた』
本チラシをゲットしたので写真を掲載します(2010/11/20加筆)。1か所、小さくて丸い穴が空いています。
舞台公演のチケットを買う(売る)行為は、待ち合わせの約束だと思います(昔、セミナーでも話しました)。観客はそのチケットを持って劇場に行けば、出演俳優やスタッフに必ず会えるから。飴屋法水作品も同様で、どんな作品でも飴屋さんに会えます(物理的にではなく間接的に)。今回もそうでした。巨大なインスタレーションに触れ、歩きながら、ずっとこの旅を作った人のことを考えていました。
地球レベルで考えると、「捨てる」ことって実は不可能なんだなと思いました。
ここからネタバレします。詳しく書くのは野暮なので控えめに。
「だいだいの家」に足を踏み入れた途端、懐かしさがこみあげ、孤独が襲ってきて、泣きそうになってしまいました。
かつての「教会および女子寮」で昆虫と会い、10年前まで公立の病院だった建物で飴屋さんに会いました。
台所や洗面所などの水まわりは新しく、その他は古いままになるのだなと、建物を冷静に見つめたり。建物は人が居るだけで息をしはじめるのだな、とか。
宗教がテーマの1つだったようですが、私はそこにはひっかからなかったです。
構成・演出:飴屋法水 音楽:Sachiko M、吉田アミ 照明デザイン:仲西祐介 作品制作スタッフ:小駒豪、小池唯徳、立川貴一、鈴木沙季、池田雅子、佐久間樹、桜木彩佳 作品制作協力:伊東弘剛、磯さくら、大西香澄、小熊早千香、角田真奈美、グジェゴシュ・クルク、柴田貴輝、田中淳一郎、中井川大介、中村ゆい、平井弁誠、フクシマミキ、星野圭一、眞井康弘、宮本聡、山口俊郎、渡辺コウヘイ(50音順) 技術監督:寅川英司 技術コーディネート:片岡陽太、井黒造園、山田雄太郎、武藤昌平、株式会社古田硝子店 システムコーディネート:向井朗、金築浩史 音響協力:田鹿充、ZAK 演出助手:村田麗薫 制作進行助手:コロスケ、西島亜紀
【F/Tスタッフ】プロデューサー/ドラマトゥルク:相馬千秋 制作:小森あや 制作補:白井有里 受付:外山りき、菅原美里 主催・製作:フェスティバル/トーキョー
受付時間13時~18時30分(作品鑑賞は20:00まで)
※観客は原則一人ずつ出発し、4つの会場を訪問しながら、鑑賞・体験する形式。予約は30分毎に受付。
※休演日:11/1日(月)、8(月)、15(月)、22(月)
1,500円(前売・当日)
http://www.festival-tokyo.jp/program/ameya/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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