今年の年末はあまりお芝居が観られない状態になってまして、最後に何が観られるかしら~・・・と平日マチネの中から選んだのがこの1本。出演者の浅野雅博さん目当てです。あと、日本劇作家協会の第16回新人戯曲賞の最終選考に選ばれた秋之桜子さんの脚本にも興味がありました。
クリスマスが終わった後にサンタの話っていうのは、なかなか良かったです(笑)。上演時間は約1時間15分。
⇒CoRich舞台芸術!『サンタクロースの作り方』
レビューは記録程度。
≪あらすじ≫
ダンボール箱が積み上げられた倉庫に、挙動不審な男が一人。一人、また一人と男たちが現れる。やがて彼らにサンタクロースの衣裳を着ろと勧める男が現れて…。
≪ここまで≫
成り行きにちょっと無理があるなと気づいても、役者さんが堂々としてくだされば、観客もその嘘にノって行けるんですよね。可愛いお話でした。
ここからネタバレします。
元ひきこもり(山口森広)とAD(西原誠吾)が、戦国無双というゲーム(?)に出てくる言葉でやりとりをするのが面白かったです。西原さんはパラドックス定数でしか拝見したことがなかったので新鮮でした。カーテンコールの挨拶も良かった。
ホスト(浅野雅博)の不幸な生い立ちをサンタ(有川マコト)が明かしていく場面。お涙ちょうだいな展開がさらに進むかと思いきや、バッチリ笑いに落としてくださいました。
≪出演≫ヤクザ:有馬自由(扉座)、看護師:細見大輔、ホームレス:瓜生和成(東京タンバリン)、医師:工藤潤矢、証券マン:恩田隆一(ONEOR8)、ひきこもり:山口森広、撮影するAD:西原誠吾(パラドックス定数)、サンタ:有川マコト(絶対王様)、ホスト:浅野雅博(文学座)
脚本:秋之桜子(羽衣1011) 演出:Peter.F.Pumpkinhead 照明:正村さなみ(RISE)/音響:葵能人/岡村崇梓/音響操作:芳賀明子/舞台協力:佐々木智史/美術協力:小林奈月 稽古場協力:行木祥明/辰巳智秋(ブラジル)/衣装協力:上岡紘子/制作補:たけいけいこ/制作協力:今井由紀/制作:G-up/プロデューサー:赤沼かかみ/企画製作:G-up
【発売日】2010/11/20 前売・当日共 3,500円(全席指定) ★12/23の19:30の回のみ、初日割 3,000円 ※未就学児童のご入場はお断りさせて頂きます。※指定席のお客様であっても、開演に遅れられますと指定のお席にご案内できない場合がございます。
http://www.g-up.info/2/next.shtml
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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