葛河思潮社『浮標(ブイ)』
01/17-23神奈川芸術劇場・大スタジオ
≪横浜、松本、東京≫
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“しのぶの演劇レビュー” 号外 Vol.45 2011.01.18 1,693部 発行
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今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
★★ 号 外 ★★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎葛河思潮社第一回公演『浮標(ブイ)』
01/17-23神奈川芸術劇場・大スタジオ
≪横浜、松本、東京≫
☆出演:田中哲司 藤谷美紀 佐藤直子 大森南朋 安藤聖 峯村リエ
江口のりこ 遠山悠介 長塚圭史 中村ゆり 山本剛史 深貝大輔
脚本:三好十郎 演出:長塚圭史
http://www.gorch-brothers.jp/infomation/detail_gorch.php?no=268&cno=1
葛河思潮社(夜21時~朝9時まで)
http://xn--m8t03z75bd9ol3n.jp/ ※音が鳴ります
◎観劇後のコメント◎
三好十郎作『浮標』(過去レビュー↓)は日本近代戯曲の名作です。
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2003/0226205402.html
英国留学から帰国後、次々と充実した作品を発表してきた長塚圭史さんが
新しい劇場で必見の舞台を生み出してくださいました。
結核をわずらった妻の療養ためにに千葉県の海辺に移り住んだ画家は、
妻への恐ろしいほどに献身的な愛情や、自身の頑なな信条ゆえに
周囲とぶつかり、芸術と経済の間で悩み苦しみます。
親類、友人、医師、金貸しら、画家の家を訪れる人々との交流には
人間の喜び、怒り、悲しみなどのあらゆる感情が凝縮されています。
長塚さんは留学中にこの戯曲を読んで号泣されたそうです。
戦時中の日本のお話ですが、舞台は“現代”。役者さんは
登場人物の殻を被るのではなく、現代を生きる人間として存在し、
戯曲の言葉を生身の肉体の温度をもって、真剣に伝えてくださいました。
舞台上の役者さんをとおして、作者の三好さんをはじめ、
私たちの先祖の声が聞こえてくるようでした。私は
「生きろ。生きろ。お前は素晴らしい。愛しているよ。」
と言われたように感じました。
約4時間もの長編ですから“気軽に観られる”と言うと嘘になります。
でも堅苦しいものでは決してなく、幕開けに長塚さんが
「長い芝居ですのでリラックスして観てください」とおっしゃったように
いつもの気持ちで目に見える、肌で感じることを味わえばいいと思います。
本格的に上演されることは決して多くない戯曲です。
どうか上演時間の長さに惑わされず、劇場にお運びください。
・葛河思潮社(くずかわしちょうしゃ)とは?
長塚さんが作家の葛河梨池氏と立ち上げた演劇プロデュース・ユニット。
葛河氏はこの舞台↓の主人公です。
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0122171307.html
※上演時間は約3時間50分(途中休憩10分×2回を含む)。
【三好十郎作品のレビュー】
『炎の人』
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0615113920.html
『その人を知らず』
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/1231173727.html
『鈴が通る』
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/0609220229.html
『胎内』
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/1026231816.html
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/1013015747.html
【長塚さんの主な舞台作品(2010年)】
パルコ・プロデュース『ハーパー・リーガン』
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0926221819.html
Bunkamura『タンゴ-TANGO-』
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/1209151257.html
【長塚さんのインタビュー】
ヨコハマ・アートナビ インタビュー ※動画あり!
http://www.yaf.or.jp/magazine/2010/12/post-26.php
海外研修サポートセミナーVol.2研修報告会
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0507152606.html
【チケット情報】
横浜公演:
全席指定6,300円 プレビュー公演5,000円 当日券は500円増し
神奈川芸術劇場
http://www.kaat.jp/pf/bui.html
まつもと市民・芸術館
http://www.mpac.jp/play/2011/01/29/11_27.html
吉祥寺シアター
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/index.html
※確認していませんが、残席は非常に少ないと思われます。
吉祥寺シアター公演は一般発売開始日に完売するような勢いでした。
同劇場では追加公演もありますので、ぜひチェックしてください。
【お問い合わせ】
神奈川芸術劇場 045-633-6500
まつもと市民・芸術館 0263-33-3800 ( 8:30~22:00 )
吉祥寺シアター 0422-22-0911 (開館時間:午前9時~午後10時30分)
葛河思潮社 03-5738-2339(平日12:00~18:00)
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◆ 【編集後記】
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http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0411231056.html
◎昨年はメルマガ号外を1回しか配信できませんでした。
カンパニーデラシネラ『異邦人』↓でも発行したかったのですが、
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/0108192520.html
千秋楽でしたので断念しました。お役に立てず残念至極でした。
「誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行」するメルマガ号外ですが、
私の主観で選んでいる以上、「誰でも楽しめる」保証はありません。
それを前提としてやってきましたが、昨年は「私は大好きだけど、それほど
多くの方には気に入ってもらえないかも」と迷う公演が多かったです。
私の好みの範囲がますます狭くなってきたためだと思います。
でも今回の『浮標(ブイ)』は、全く迷いなく号外発行を決心できました。
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今後も「これだ!」と思った時だけ発行していきます。
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<スタッフ>作/三好十郎 演出/長塚圭史 美術/二村周作 照明/小川幾雄 音響/加藤 温 衣裳/伊賀大介 演出助手/山田美紀 舞台監督/福澤諭志 宣伝美術/BLOCKBUSTER NO DESIGN Web制作/MONOLITH 広報/吉田プロモーション 票券/小池芽生 制作助手/三浦 瞳 大野志穂子 制作/伊藤達哉 制作協力/ゴーチ・ブラザーズ 企画・製作/葛河思潮社