毎年アトリエヘリコプターで行われる新春イベントです。今年で8年目なんですね。テーマは「ヤンキーのニセモノ」。上演時間は約2時間40分(途中休憩15分を含む)。
休憩時間にふるまわれるホットワインは今年もとっても美味しかったです。ごちそうさまでした。プーチンズが今年も面白かった~。♪舞台美術工房六尺堂の「新年工房見学会」にも立ち寄りました。
⇒CoRich舞台芸術!『新年工場見学会2011』
ここからネタバレします。
■五反田団『黒田パン』
作・演出:前田司郎
出演:黒田大輔(THE SHAMPOO HAT) 菊川朝子(Hula-Hooper) 安倍健太郎(青年団) 大山雄史 斎藤庸介(東京ELECTROCK STAIRS) 佐藤沙恵(ザ・プーチンズ) 石澤彩美 木引優子(青年団) 宮崎晋太朗 神里雄大(岡崎藝術座) 平田耕太郎 平田ハルカ 平塚陽子 墨井鯨子(乞局) 成瀬正太郎 前田司郎 師岡広明
「ピーターパン」をもじった内容。大人になりたくない女の子ウェンディー(木引優子)を永遠の国に連れ去った黒田パン(黒田大輔)。黒田さんが顔を白塗りして大奮闘。
水木しげる(前田司郎)、ゲゲゲの女房(佐藤紗恵)、荒俣宏(師岡広明)が出てきちゃったよ(笑)。荒俣さんが黒田パンを説得し(めっちゃ脅して)、ウェンディーを永遠じゃない方(の国)に戻して終幕。
■ザ・プーチンズ『玄米・白米・五穀米』
出演:ザ・プーチンズ(街角マチオ:川島イタル、街角マチコ:佐藤沙恵)
男女2人組の音楽ユニット。ギターとテルミンの生演奏&歌に、お芝居もはさみます。ナンセンス度が高いです。曲目は「アベ・マリア」「グラビアアイドル」「シンデレラ」「振り込み詐欺」など。今年も面白かった~。
街角マチコさん(佐藤沙恵)について「あんなにきれいな人なのに、こんなことやるんだね」と漏らしたお客様がいらして(笑)、納得でした。そのギャップがまた魅力です。
【休憩15分】
■白兎会『兎陀?』
踊り:大山雄史 師岡広明 兵藤公美(青年団) 平塚陽子 坂口辰平
後見:安倍健太郎(青年団) 坊薗初菜
しっかり日舞とへなちょこ動作がミックスされ、笑っていいやら感心していいやら。掛け声(とは言わないでしょうね)を入れる後見(坊薗初菜)が面白い。坂口辰平さんのウサギは手堅いですね。
■ハイバイ
原案:岩井秀人 作:ハイバイの人々 演出:金子岳憲
出演:猪股俊明 師岡広明 上田遥 浅野千鶴(味わい堂々) 坂口辰平 金子岳憲
ヤンキー達:五反田団組の人達
今年は岩井秀人さんは出演されていませんでした。演出はハイバイの金子岳憲さん。
「ヤンキー被害の会」に集まった人々。「自分がヤンキーからどれほど大きな被害をこうむったか」の自慢大会に苦笑。坂口辰平さんはさすがだなー。
ヤンキーが無数に出てきたのが可笑しい。師岡広明さんの暴れっぷりが良かったです。猪股俊明さん、大丈夫かなー(笑)。最後のどんでん返し(?)には無理があったけど(笑)、金子さんの体を張った熱演が可愛らしかったです。
■ポリスキル
作・演出・作詞:前田司郎 作曲:街角マチオ ギター:師岡広明
出演:ポリスキル(坊薗初菜、菊川朝子、他) ポリス
お芝居込みの音楽演奏&歌。黒田さんが警察に職質されていました。警察、横暴なんですよね。荷物の中に『国民傘』のチラシがあったのは、オーディションを受けられたからかしら。
ワイングラス片手に進行する3人の男性(前田司郎、黒田大輔、斎藤庸介)に紅一点、墨井鯨子さんが加わっていました。墨井さん、すごく面白い方ですね。プライベート暴露合戦は楽しませていただきました。そっかー黒田さんは○○にお住まいなんですねー。斎藤さん、あの方が恋人なんですね(笑)。
前田さんが「今年もぼくら演劇をよろしくお願いいたします」と言って閉幕。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
出演:五反田団周りの人々、ハイバイ周りの人々、プーチンズ、他 ※『黒田パン』にたまに出演とあった内田慈さんは、残念ながら私が観た回はいらっしゃらず。
舞台監督:榎戸源胤 照明:山口久隆(S-B-S) 制作:五反田団制作部
【発売日】2010/12/07 予約・当日ともに2,000円(日時指定・全席ほぼ自由席・整理番号付)
http://www.uranus.dti.ne.jp/~gotannda/
※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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