『戯伝写楽』は劇団☆新感線の座付き作家である中島かずきさんの戯曲で、昨年ミュージカル化されました。今回はストレートプレイでの上演です。演出は柿喰う客の中屋敷法仁さん。
声優としても有名な朴ろ美さん(※ろは王へんに路)がプロデュースする公演で(朴さんは出演されません)、主演は同じく声優の宮野真守さん。宮野さんは劇団ひまわり所属の役者さんでもあり、舞台経験も豊富な方なんですね(テニミュなど)。
ある意味チラシのビジュアルに忠実な、暗さと重みが前面に出た舞台に仕上がっていました。上演時間は約1時間40分。
★3月10日に拝見しました。翌日昼に地震が起きました。
⇒CoRich舞台芸術!『戯伝写楽-その男、十郎兵衛-』
レビューは記録のみ。
≪あらすじ≫ 公式サイトより。
寛政5年(1793)、喜多川歌麿の美人大首絵が大人気の江戸に、ある男がいた。
男の名は斉藤十郎兵衛。
ある日、十郎兵衛は友人・与七と共に繰り出した盛り場で、不思議な女・おせいに出会う。
流れの絵描きと名乗るおせいの描く絵の独特な筆使いは、とても余人には真似が出来ない。
そう直感的に感じた十郎兵衛は、おせいの絵で一儲けを企む。
翌日、蔦屋重三郎の店に一枚の絵を持って現れる十郎兵衛。
差し出す絵を見た蔦重は、その迫力に驚き、同時に歌麿以上の才能の発見に喜び、十郎兵衛に大金を与えて新作を頼むのである。
「雅号は・・・写楽だ。写すのが楽しいと書いて写楽。東の島・東洲斎、東洲斎写楽!」
十郎兵衛の企み通り、写楽の絵は瞬く間に江戸で大人気となる。
しかし、不思議な女・おせいはとりつかれたように、ひたむきに絵に打ち込む。
そこに現れたおせいの過去を知る鉄蔵・・・。
史実としても謎の多い東洲斎写楽への新しい解釈や与七(後の十返舎一九)、鉄蔵(後の葛飾北斎)とのまことしやかな関係も巧に盛り込む「戯伝写楽-その男、十郎兵衛-」。
様々な才能の融合によってどのような舞台に出来上がるのか、ぜひその目でお確かめください!
≪ここまで≫
古代魚企画Vol.1
出演:宮野真守、城戸愛莉、板倉チヒロ、玉置玲央、初音映莉子、有川マコト、矢内文章、大橋一輝、板橋駿谷、五十嵐絵里、池亀未紘、中山有子、山本真由美、山崎健二、中村まこと
脚本:中島かずき 演出:中屋敷法仁 美術:原田愛 照明:浜崎亮 音響:藤田赤目 音楽:佐藤こうじ 衣裳:西原梨恵 演出助手:入倉麻美 舞台監督:棚瀬巧+至福団 宣伝写真:森善之 宣伝美術:今城加奈子 題字:大松敬和 宣伝ヘアメイク:大宝みゆき 票券:嶋口春香 制作助手:時澤香保里/丸山立 制作:赤羽ひろみ/斎藤努 Producer:朴ろ美 制作協力:ゴーチ・ブラザーズ 協力:財団法人武蔵野文化事業団 企画製作:シーラカンスプロデュース
【休演日】3月23日(水)【発売日】2011/01/22 一般:5800円 バルコニー席:3800円(全席指定・税込)
http://www.gsharaku.com
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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