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しのぶの演劇レビュー
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2011年06月16日

カトリ企画UR『チェーホフのスペック』06/15-19atelier SENTIO

 那須で劇団活動をされている演出家・俳優の鈴木史朗さん(A.C.O.A.)が、チェーホフの短編2本を演出されます。企画をされたのはカトリヒデトシさん。カトリさんはツイッターで企画意図などを明快に説明されています。⇒twilog ⇒当日パンフレットにも載っている鈴木さんの文章

 「たわむれ」と「タバコの害について」の交互上演で、両方とも上演時間は約1時間、かな。私は続けて両方拝見。劇場内でお酒やお惣菜を販売されています。飲みながら観る感じがいいかも。

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 残念ながら役者さんの演技が私の好みではなかったですね。歌や踊りが入るのは好きですが、もっと緻密に積み上げていってほしいなぁ~と思いました。
 演出の鈴木史朗さんというと『ラ・ロンド』がすごく面白かったんですけど、今回は期待していた方向とは違いました。

 ここからネタバレします。

 ■「タバコの害について」

 夏目慎也さんが語るのを、周囲の人々が邪魔します。くさりにつながれて、囚人服のような衣裳をつけた夏目さん。いっぱい叩かれてた。

 ■「たわむれ」

 男性役を女性が、女性役を男性が演じます。キーボードの生演奏あり。鈴なども。
 なぜか女性役が2人。女性の片方を演じたゲキバカの伊藤今人さんはさすがの身体能力。制御された声、動きです。もう片方を演じた八木光太郎さんが、演技の最中にイスを壊してしまい、なぜかTシャツは破れるし口の中を切って血が出て・・・。どうぞお大事になさってください。

 最後に、女装をしてずーっと立っていた酒巻誉洋さんが、中島みゆきの「時は流れて」という曲をフルコーラス歌われました。見ごたえ、聴きごたえがありました。

【「たわむれ」出演】安達修子 伊藤今人(ゲキバカ) 酒巻誉洋 八木光太郎 ピアノ演奏 木村秀子
【「タバコの害について」出演】石原愛子 酒巻誉洋 スズキシロー 夏目慎也(東京デスロック)
構成・演出:鈴木史朗(A.C.O.A.) 音響・照明:A.C.O.A. 制作統括:カトリヒデトシ 制作協力:北澤芙美子(DULL-COLORED POP)、菊池ゆきこ(A.C.O.A.) お問合せ:エムマッティーナ 
※各作品、単独でもみることができます。※公演前後に、カフェ「犀の角」を営業いたします。
1演目:2000円 2演目セット券:3500円
http://ksh21cz.blog108.fc2.com/blog-entry-306.html


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2011年06月16日 23:01 | TrackBack (0)