2009年に始まり今年で4回目を迎えたトーキョー発の舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー」。通称「F/T11(エフティー・ジュウウイチ)」が昨年と同規模で開催されます。参加アーティストが多数集結した記者会見に伺いました。
劇場の外に出る様々なプロジェクトや、国内だけでなくアジアからも新鋭がやってくる公募プログラムなど、今年も好奇心をそそられる刺激的な企画が多数そろいました。
東日本大震災と東電原発事故という、今を生きる私たちが経験したことのない危機にあるトーキョー。その現実から目をそらさず、正面から向き合った作品たちに出合えそうです。
【フェスティバル/トーキョー11(F/T11)】⇒公式サイト
会期:2011年9月16日(金)~11月13日(日)
会場:にしすがも創造舎、シアターグリーン、自由学園明日館、あうるすぽっと、彩の国さいたま芸術劇場ほか、都内野外特設会場
チケット一般発売日:2011年8月28日(日)10:00~
券種などの詳細は公式ページでどうぞ。※全部観る24,000円、野外3演目12,000円、公募プログラム5演目10,000円などのお得なセット券は販売期限あり。
【写真↓左から(敬称略):白井剛、神里雄大、宮沢章夫、松本雄吉、高山明、黒瀬陽平】
■F/T11コンセプト「私たちは何を語ることができるのか」 ⇒公式ページ
【相馬千秋さん(フェスティバル・ディレクター)】
相馬:「F/T11は2つの点で非常に特殊な、今までにないフェスティバルになるのではないかと思います。1つは言うまでもなく震災です。震災後初のF/Tということで、作品や運営、海外との関係において大きな影響が出ることは間違いありません。作り手側はもちろん観客の想像力も、震災という現実に結びついていってしまう。これは経験したことのない事態です。
もう1つはメイン会場の東京芸術劇場が改修工事で現在閉鎖中であること。我々はこの機会に劇場の外に、都市に出ていくことを選択しました。物理的にもコンセプト的にも、普段当たり前と思っていた演劇、劇場というものを根本的に問い直さなくてはいけないと思っています。
震災と外に出ることが偶然重なり、正直に申しますと、運営面では非常に大きな負荷がかかっていますが、それをネガティブなものととらえずに、むしろ5年後、10年後に振り返った時に、これが歴史の必然だったと思われるように結果を出していきたい。皆さんの記憶に残る特別な回にできたらと思っています。
震災を巡って色んな立ち場の人が色んな振る舞いをしています。今回の震災が歴史の大きな転換点になると掲げて様々なアクションを起こしている人もいれば、東京の現実は何も変わっておらず、この現実を日常として粛々と続けていくことが復興に貢献するんだという論調もあります。そんな中でF/Tはどう振る舞っていくべきか。震災後ずっと考えてきました。アーティストの方々と何度もお会いし、周囲のスタッフとも何度も何度も話を重ねてきました。そういう機会もまた、震災がなければ持てなかったかもしれません。話し合いを経て、F/Tとして震災に正面から向き合う決意を固めることができたと思います。その結果のアウトプットが、今回のコンセプト“私たちは何を語ることができるのか”です。
震災直後におそらく多くの方が、“何も言えない”という感覚を持たれたことと思います。現実があれだけ虚構を越えてしまうと、私たちは言葉を失ってしまう。途方もない虚無感や喪失感に襲われ、自分の想像力では何も対応できないという悲観的な感覚を、当然持つと思います。それでも演劇が、同時代の表現というものが、全体を包み込む途方もない現実について一歩引いて批評的に考え、その考えを言語化する。つまり“語る”ことを、敢えてしていくべきではないか。それがF/T11が投げかけたい問いです。
“何を語ることができるのか”という問いに対して“何も語ることはできない”という答えもあるでしょう。あるいは“どう語るのか”が問題でもあると思います。いずれにしても“語る”ということ、それを批評的に問い続けるということの責任を、放棄せずに取り組んでいきたい。おそらく今、日本や東京に来ている方にはそういう場が必要ではないかと思います。それを証明していきたいですし、世界に向けてきちんと発信していきたい。
『東京はもう元通りで安全だから来てください』と言うのではなく、むしろ我々が今生きているちょっと大変な状況を、不安定で不確実な現実を、アーティストの力で世界に発信していくことが、今年のF/Tの極めて重要な態度だと思っています。」
【野外会場の3作品】
相馬「オープニングを飾る野外3公演からご紹介します。今年のF/Tは劇場の外に出ることで、演劇と社会の関係性を問い直すことがコンセプトの大きな柱になっております。中でもオープニングを飾る3作品は、会場となる場固有の風景や歴史から劇を立ち上げます。」
■F/Tオープニング依嘱企画『宮澤賢治/夢の島から』
「じ め ん」(構成・演出:飴屋法水)※イメージ写真左:(c)片岡陽太
「わたくしという現象」(構成・演出:ロメオ・カステルッチ)※イメージ写真右
相馬「これまでもF/Tの歴史を刻んでくださっている、ロメオ・カステルッチさんと飴屋法水さんそれぞれに作品を作っていただき、同一の日時、会場で2本立て公演を行っていただきます。
今回の委嘱に際して私から提示した2つの条件は、宮沢賢治のテキストから自由に発想して作品を作っていただくこと、それから劇場以外の場所でやっていただくということ。震災後に宮沢賢治が脚光を浴びていますが、私が委嘱したのは2年前ですので全くの偶然です。4月末にロメオさんに来日して頂いて会場が決まり、夢の島にある巨大な広場を使うことになりました。直径120mほどのクレーター状の広場で、1度に1000人ほどのお客さまにお楽しみにいただける野外劇になります。
飴屋さんの作品タイトルは『じ め ん』。土、土壌、あるいは土地をテーマに作品を構想したいとおっしゃっています。ロメオさんは『春と修羅』の冒頭の一節である『わたくしという現象』をタイトルに掲げ、日本のキャスト・スタッフとともに3週間の滞在製作を行っていただきます。飴屋さんとロメオさんは年齢が同じで、色んな共通点のある演出家だと私は思っています。それぞれに刺激を与え合ってどのような化学反応が生まれるのか、ぜひご期待くだしさい。」
■『無防備映画都市―ルール地方三部作・第二部』(作・演出:ルネ・ポレシュ)
舞台写真↓:(c)Thomas Aurin
相馬「東ベルリンの老舗劇場であるフォルクスビューネの作品です。殺風景な空き地にチネチッタ(映画撮影所)を模した劇場が立ちます。ベルト・ノイマンが手掛ける美術はテントやコンテナ、キャンピングカーなどで構成され、既存の劇場や都市の風景に対する批評としても機能しています。東京の会場は豊洲の空き地。ビル群が借景になります。
一見ドタバタ喜劇を繰り広げているかのように見えますが、実際には私たちを取り巻く世界のさまざまな矛盾を告発する引用から成り立っています。」
⇒ルネ・ポレシュ作品の過去レビュー
■維新派『風景画―東京・池袋』(構成:松本雄吉)
相馬「今回の維新派の新作会場は池袋東口にある西武池袋本店の野外広場。維新派にとっては実に20年振りの東京での野外公演が実現いたします。池袋の風景を使ってどのような風景画を立ちあげようとされているのでしょうか。」
【松本雄吉さん(維新派)】
松本「維新派は今年の秋から風景画というシリーズを始めようと思っています。うちの劇団は野外に大掛かりなセットを建てるのが常だったんですが、何も建てずに俳優の身体だけを立たせて、その場所を風景としてとらえるスタイルを、日本の、あるいは世界のあちこちで展開していこうと思っています。
その第一回は9月に、瀬戸内海に浮かぶ犬島の入江の干潟で行います。東京では西武池袋本店4階まつりの広場でやります。犬島は真昼間の12時ごろの開演で、池袋は夜の開演。どちらも地上ではないのでそれなりに共通点はあるかと思います。長年温めてきた脱劇場型の、ひょっとしたら演劇と呼ぶにはちょっと違うものになるかなと。場所や時を選ばないような空間、時間を占有していきたいと思っています。
震災前から考えていた『風景画』というタイトルですが、どうしても今回の震災で、『風景画』という言葉の意味が深淵な奥行きを持ち、ちょっと怖いような響きになりました。僕たちが最初考えていた『風景画』とは、少し違うものになるかなという感じもして、今ちょっと緊張しています。よろしくお願いいたします。」
【にしすがも創造舎で上演される2作品】
■遊園地再生事業団『トータル・リビング 1986-2011』(作・演出:宮沢章夫)
相馬「タイトルに1986と2011という2つの時間軸が示されています。そこからどのような物語を立ち上げようとなさっているのか、現在の構想をお聞かせください。」
【宮沢章夫さん(遊園地再生事業団)】
宮沢「前から1986年のことは何かに書きたいと思ってたんですね。極めて浮かれてた時代であるのと、ちょうど僕が30歳になる年だったんです。我々はこのまま経済的な好況やある種の幸福感、充足感がいつまでも続くだろうと思っていた。しかし現在はこれだけ経済的に不安定な状態にあるのと同時に、今回の震災そして原発の事故があった。どうしたってそれを意識し、そこから何かを語り、言葉を紡ぎ出さなければならない。考えてみたら1986年にはチェルノブイリの事故があったんです。その偶然性から、もう一度1986年という年を考えてみたいと改めて思いました。この25年間をどういう風に演劇的に描けるか。我々は今どこに来ちゃったのかを、あの時から考えてみたい。
遊園地再生事業団が出発したのが1990年ですから、去年でちょうど20年。10年ごとにやることを変え、2000年代はそれ以前と全く異なることをやろうとしてきた。今はそのスタイルも割と固まってきたので、表現する方法はもっと色々あるんじゃないかと考えました。そのきっかけとなる舞台がF/T11でやれることは大変幸福なことだと思っています。
今書こうとしている方法の中から、新たなモチーフが生まれてくるかもしれない。自分の書いている心地よさを優先して、僕の“快”を基本にしながら、表現が生まれればいい。舞台をやることそのものが、僕が演劇について何を考えているかにつながればいいと思います。
『トータル・リビング』というタイトルもかなり前から考えてたんですが、我々の現在の生活をあらためて問い直すことにつながるかなと思います。」
■岡崎藝術座『レッドと黒の膨張する半球体』(作・演出:神里雄大)
相馬「神里さんには昨年は公募プログラム、今年は主催演目でご参加いただいております。震災後何度かお会いして、その度にタイトルが変わっていったんですが、最終的には非常に詩的に、謎めいたタイトルに落ち着いたように思います。どういうイメージから来たのか、現時点で考えていることをお聞かせいただけますでしょうか。」
【神里雄大さん(岡崎藝術座)】
神里「タイトルは全く決め切れずに、友達を呼び出して朝まで飲んで、家までの帰り道で思いついたものにしました。
ここ1週間ぐらい風邪を引いていて、家で寝てる間にいろんな夢を見ました。自分にまつわる人や出来事がてんでばらばらで、全然意味がわからないものばかり。だからでたらめをやろう、でたらめをやるしかないと思いました。ただの勘なんですが。
海外の作家さんは自分のバックグラウンドに歴史があると強く思っている方が多いようです。でも自分は実感としてあまりない。例えば今回の震災の前の大地震といえば中越地震。その前に阪神淡路大震災がありました。でもその前がわからない。自分の知識がないせいかもしれないけど、自分が通ってきたところしか実感がないのなら、歴史は蓄積されていかないと思ったんです。蓄積されないなら、どんどんデタラメな過去をいっぱい捏造しまおうと。思いつきなんですが、そのデタラメが逆に未来になるかなとも思ったんです。まあそれは欲張り過ぎかもしれません。
実はもうリハーサルも始めていて、俳優さんに集まってもらって話し合ったり、思いついたことをやったりしています。そういう感じでこのまま下手に着地せずにやろうかなと思っています。」
【震災と向き合う2作品】
相馬「“国民投票プロジェクト”は私たちに原発問題をめぐるさまざまなことを想起させるものだと思います。震災への応答としてどのようなプロジェクトを提起するのか。今考えてらっしゃることをお話いただければと思います。」
■Port B『Referendum - 国民投票プロジェクト』(構成・演出:高山明)
【高山明さん(Port B)】
高山「オーストリアの首都ウィーンのそばに、国民投票で廃炉になった“世界一安全な”原発があります。週1日だけ公開されていて内部が見られるんです。何百本ものパイプとか。それは無用の長物というか、僕にとってはほとんど現代の神殿のようでした。しかも廃炉になってしまったから、ある時で時間が止まって残っている。そこから国民投票というテーマでやってみようと思いました。
もう1つ別の側面は、いま村上春樹さんのインタビュー集を読んでいるんですが、村上さんがカフカの話を引用しているんです。カフカがベルリンで恋人と散歩中に、ある女の子が人形をなくしちゃったと言って泣いていた。そこでカフカは3週間のあいだ毎日、人形から女の子宛ての手紙を書きます。“家に飽きたので出ちゃったんだけど、あなたのことは好きだから手紙を書きます”と。最後には“ある青年と結婚したのでもう戻りません”と書いた。それを村上さんは「カフカが“人形が無くなってしまった”という無秩序を、“人形を失くした”という秩序に持っていったのだ」と書かれていました。そういう作業を今、やるべきだなとすごく思いました。
人形とはもしかしたら鉄腕アトムみたいなものかもしれない。それがなくなって、とんでもない事態になった時に、その無秩序をそのまま忘却するのか、あるいは固めてしまうのか、そんなものはなかったと否定するのか。カフカも村上春樹もいないとなった時、僕らの立場からどういう風に、カフカが女の子に向けた物語あるいは手紙を書けるのか。僕は物語を書く人間とは違うので、物語とは違った形、つまり演劇の中で、誰かと一緒に作っていくことができるのかがテーマです。そのプラットフォームとして『Referendum - 国民投票プロジェクト』を考えました。」
■カオス*ラウンジ『カオス*イグザイル』
相馬「黒瀬さんがキュレーターをつとめるカオス*ラウンジは日本のネットカルチャーやオタクカルチャーを背景にして、これまで現代美術の文脈で非常に大きな話題を集めてきたグループです。今回初めてF/Tにお呼びしまして、秋葉原で2週間にわたって展覧会形式の演劇的な場を作っていただきたいと思っています。現時点のことで結構ですので、構想をお聞かせいただきたいと思います。」
【黒瀬陽平さん(カオス*ラウンジ)】
黒瀬「僕たちはアーティストの集団なので、演劇について何か言える立場ではないと思っているんですが。震災について僕たちはずっと、取り返しのつかないことが起こっているんだと考えていたんです。死んでしまった人間は帰ってこない。なくなった土地はもとに戻らない。演劇であろうとアートであろうと、どんな人間にとっても“取り返しのつかないこと”は真っ先に、一瞬で共有できる。だからアートはそれについて考えるべきだという認識のもとで作品を構想しています。
オタクカルチャー、ネットカルチャーというほど大げさなものじゃなくて、もともとカオス*ラウンジはネットの中で変なこと、面白いことをやっている奴らに声をかけて少しずつ大きくなっていった集団です。僕たちにとっては“キャラクター”という視覚言語、造形言語みたいなものが体系として存在しているので、“キャラクター”という言葉を徹底して使って、今起こっている状況を描く、表現することを貫き通したいと思っています。カオス*ラウンジはそういう作品を世に出していきたいと思って作品を作っています。
僕としては都内の商業施設の廃墟で作品を展開したいとずっと思っていて、都内の消費の場であればどこでも良かったんです。でも会場探しで最初に秋葉原に行った時、ここでやらなければいけないだろうと実感しました。なぜかというと、秋葉原は本当にテーマパークみたいなところで、本当に時間が止まっていたんですね。震災はおろか通り魔事件の痕跡も、なにひとつ残っていない。同じ時間がぐるぐる繰り返していて、何も憶えない、何もかもすぐ忘れる街なんです。良くも悪くもなんですけど。
僕たち自身が秋葉原という街にすごい思い入れがあり、いわば聖地だった場所ですし、行けば落ち着きます。けれど僕らはアーティストで作品を作る人間である。そして“キャラクター”を使うし“キャラクター”でしか語れない。秋葉原という街が何も憶えてないという状況に対して、すごくアンビバレントな気持ちです。だからこそ秋葉原を舞台に、今、取り返しのつかないことに対するコメンタリーや批評を結実させたような作品をつくるべきだと思いました。」
【ダンス2作品】
■白井剛『静物画―still life』(構成・振付・演出:白井剛)
相馬「この作品は去年京都で製作され、今回は自由学園明日館に合わせたリクリエーションとなります。どういう新たな試みにチャレンジなさるのでしょうか。」
【白井剛さん】
白井「ダンスは動きですから『静物画』というタイトルはすでに矛盾をはらんでいます。あるものを見えるように描くデッサンという行為のように、ダンスをつくる作業に向き合いたいと考えました。たとえばここに水の入ったグラスがある。グラスがここにあるということと、私の身体がそこにあるということを、なるべく近付けたい。1時間ぐらいの作品を作ろうとすると、もともとはなかったドラマ性やちょっとした解釈を求めてしまうことがあります。でもなるべくグラスをグラスのままに描くことに集中して続けたならば、本当の存在感や真実味にたどり着けるだろうか、と考えて作っています。
腕を上げる演技をした時に自分の中を観察していくと、自分で動きながら、空間と時間と自分の身体の中に潜んでいる何かを、客観的にとらえようとする意識が働くことがあります。たとえば自分の重心がどこにあるのか、腕が上がってきた過程でどういう筋肉が使われているか、速度の次にどういうリズムが生まれそうなのかなどです。それをとらえることがダンスにとってただの自己表現、自己満足に陥らないような、ムーブメントの開発につながるのではないかと思っています。
東京は色んな情報がとりまき、何を信用していいのか分からないのに常に決断を迫られるような不安定な状況です。『静物画』はかなり社会からかけ離れたようなテーマではあるのですが、じっとグラスを見てそれを描いていく時間が、今この状況の中で意味を持つのではないかと個人的には思っております。『静物画』は明日館という新しい空間で生まれ変わります。どこまで私の持ってる『静物画』に迫れるかにチャレンジしたいと思います。」
■『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』(構成・演出:ジェローム・ベル)
舞台写真↓:(c)Mussacchio Laniello
相馬「ダンスの地平を開いたと言われる歴史的な作品をご紹介します。舞台上にはさまざまなダンサーと、ダンサーではない素人の方もいます。上演中ずっと世界中の誰もが知ってるようなポップソングが流れまして、それによってダンサー、そして観ている我々のイマジネーションや身ぶりも、既存のイメージに左右されてしまっていることを批評的に暴く作品です。
日本バージョンの出演者は一般公募をいたしまして、239名もの方々からご応募がありました。最終的に26名の方に出演していただくことになり、その中には皆さんよくご存じのアーティストもいらっしゃいます。個性的な出演者にもご注目ください。」
【公募プログラム】
相馬「公募プログラムは昨年新設され大いに話題を呼びました。今年は国内70件、国外80件の合計150件の応募があり、特に中国、韓国、台湾といった東アジア地域からの注目が高かったと思います。事務局による書類審査、映像審査、面接を経まして国内7団体、アジア4団体にご参加いただくことになりました。新しい価値に挑戦している作品、アーティストにはF/Tアワードが授与され、受賞者には来年のF/Tに主催公演としてご参加いただきます。」
・海外(上演順)
ジョン・グムヒョン『油圧ヴァイブレーター』(韓国)
ランドステージング・シアター・カンパニー『River! River! River!』(中国)
モダン・テーブル『アウェイク』『ダークネス・プンバ』(韓国)
チョイ・カファイ『ノーション:ダンス・フィクション』(シンガポール)
・国内(上演順)
鳥公園『おねしょ沼の終わらない温かさについて』
KUNIO『エンジェルス・イン・アメリカ』
バナナ学園純情乙女組『バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!』
捩子ぴじん『モチベーション代行』
ロロ『常夏』
ピーチャム・カンパニー『復活』
村川拓也『ツァイトゲーバー』
【写真(敬称略)↓後方左から:松本雄吉、宮沢章夫、黒瀬陽平、高山明、白井剛、神里雄大
前方左から:西尾佳織、二階堂瞳子、三浦直之、川口典成、清末浩平、村川拓也】
≪しのぶよりひとこと≫
震災への応答として「なにもない空間からの朗読会」も開催されます。詳細は公式サイトで順次公表されますので要チェック!前回好評だったF/Tテアトロトーク、F/Tシンポジウムなども充実。公式メールニュースに登録してチャンスを逃さないようにしましょう♪
■主催:フェスティバル/トーキョー実行委員会 東京都 豊島区 東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団) 公益財団法人としま未来文化財団 NPO法人アートネットワーク・ジャパン
フェスティバル/トーキョー:http://festival-tokyo.jp/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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