ぬいぐるみハンターは池亀三太さんが作・演出される劇団です。私は初見。王子小劇場での10日間以上の公演なので、気になって伺いました。上演時間は失念。
チラシのイラストがいつも可愛いですよね。開くとA3になる大きなチラシで、初めて劇場へ行く人のための気配りがあります。「What's ぬいぐるみハンター?」という欄があるのもいいですね。
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≪あらすじ≫ CoRich舞台芸術!より
間抜けな奴らに見せ付ける、ストリートチルドレンの生き様!
みんなと居ればどんなにお腹がペコペコだって笑っていられた。
たまに衝突して傷つけあったりもするけど、それだって家族ってことだ。
ボクらは愛いっぱいの家族。
誰も本当の家族ってものを知らないけど、ボクらはこの集合体を家族なんだって叫ぼう!
いつもの路地裏で、排気ガス吹き込むビルとビルの隙間で、真っ暗でワクワクするマンホールの下で。
もう泣かない、これで最後。
どこかの路地裏で、ボクらの愛情が爆発する。
「今日もあいつら間抜けな顔して歩いてらぁ。
≪ここまで≫
普段は客席がある方が舞台になっていました。王子小劇場は団体の好きなように劇場を使わせて、若い作り手の可能性を決して抑えつけない、いい劇場だなといつも思います。
個人的にストーリーはあまり面白くなかったですが、セットも衣裳も楽しげで工夫が生きているし、役者さんが元気に走って踊るし、若い劇団の勢いを感じました。
個性のある役者さんが多数出演されていましたが、お芝居の内側におさまってしまっている印象。客席を圧倒しつつ、客席からの影響も全身で受けるような人が観たいです。
ここからネタバレします。
劇場のロフトを使い、ロビーも演技スペースにして、高さと奥行のある舞台にしていたのが素晴らしいですね。ロビー奥を使って空間に深みが加わっているのが良かったな~。連続する2つの場面を遠慮なく同時に重ね、転換を動的かつスピーディー見せる演出でした。
右手が象になってるヤクザさん。長い鼻先で色んなくだらないことをしてくれました。自動販売機でコーヒーを買ったのが面白かったです(鼻先でボタンを押していた)。でもクライマックスの大火事を、鼻から出す水だけで消し止めたっていうオチには乗っかれませんでした。それまでに鼻が凄い技を何度か見せてくれてたらな~(できるだけくだらない方向で)。ヘリコプターになるのは可愛かったけど。
≪ぬいぐるみハンター版「俺の鹿がこんなに○○○わけがない」≫
終演後のイベントです。約20分間とのことでしたが、正確には何分あったかわからず。
出演者の久保ユリカさんがビールを呑みつつ、ゲスト(というか他の出演者)を呼びつつ、ぐだぐだトーク。※始まる前にそのような内容だとアナウンスあり。
他の観客と待ち合わせをしていたので帰りたくても帰れない状況にあり、嫌な予感はしまくっていたんですが、仕方なく客席にいました。予感的中・・・。お芝居の好印象がかなり消えてしまいました。
ぬいぐるみハンター stain 008
出演:神戸アキコ 猪股和磨 竹田有希子 浅見臣樹 石黒淳士 片桐はづき(箱庭円舞曲) 本山歩 八幡みゆき 伊比井香織(ConRary、) ナカイデソントン 永本彩香 久保ユリカ
脚本・演出:池亀三太 楽曲提供 踊ってばかりの国 舞台美術 袴田長武+鴉屋 /舞台監督 西山みのり/照明 山内祐太 /音響 田中亮大 角田里枝 宣伝美術 のりしろチップス・デザイン部 /イラスト 桐村理恵 /制作 会沢ナオト(劇団競泳水着) 制作補佐 青木薫未 丸石彩乃 吉田莉沙 新居朋子 細井ひさよ/演出助手 太田佑人 三谷奈津子(てあとろ50’) 企画・製作 ぬいぐるみハンター
【発売日】2011/05/15 前売2,300円<振込精算のみ/6/30(木)迄> 当日精算2,500円 当日券2,800円 学生2300円(前売/当日共に) 高校生以下1,000円(前売/当日共に・要証明) <各種割引>前半割引:2300円<7(木)8(金)のみ> モニター割引:1000円<数量限定・7(木)8(金)のみ> 平日昼割:2300円<13(水)14:30のみ〉・先行販売:2011年5月15日(日)※劇団オリジナルグッズ付<劇団窓口のみ>
http://www.geocities.jp/nuigurumihunter/
http://produce.nuigurumihunter.com/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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