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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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2011年07月14日

【書籍】ドイツ戯曲『無実』『最後の炎』(作:デーア・ローアー、訳者:三輪玲子、新野守広)が出版されました

 2009年にリーディングで上演されたデーア・ローアー作『最後の炎』の戯曲本が出版されました(⇒ドイツ演劇プロジェクト「最後の炎」)。デーア・ローアーさんはドイツの女流劇作家で、新国立劇場で岡田利規さんの演出により『タトゥー』が上演されました。

 『最後の炎』は森新太郎さん演出のリーディング公演があまりに面白かったので、いつかぜひ上演されて欲しいと思っていたんです。そしたら出版され、なんと今年から来年にかけて2つも上演予定があります。⇒エイチエムピー・シアターカンパニー公演テラ・アーツ・ファクトリー公演 

無実/最後の炎
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デーア ローアー
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 『最後の炎』より以前に書かれた『無実』はまだ読んでいませんが、『最後の炎』は今日読み終えました。最初から引き込まれて没頭。誰が話しているのかを明確にしない言葉が、土地や空間、時間を当たり前のように越えます。ものすごく残酷で、スリリングで、熱いです。灼熱の地獄のような、愛。

 鵜山仁さんが芸術監督だった時期に、新国立劇場の現代戯曲研究会でたくさんの現代戯曲が翻訳されました。劇場公式サイトに記録があります(⇒現代戯曲研究会 ⇒戯曲リスト ⇒戯曲概要『最後の炎』)。新国立劇場に問い合わせれば読むこともできるようですので、ご興味持たれた方はぜひ。
 『夜の旅の果てに―バスと聖女―』もいつか上演されないかしら~。

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Posted by shinobu at 2011年07月14日 01:01 | TrackBack (1)