ベストセラーの絵本「100万回生きたねこ」をミュージカル化することを念頭に、若手劇作家3人に台本執筆を依頼して、リーディングの形で上演する企画です。東京芸術劇場芸術監督の野田秀樹さんが監修されています。糸井幸之介さん、戌井昭人さん、中屋敷法仁さんの台本競作とキャストの豪華さに惹かれて伺いました。
終演後に観客とのディスカッションの時間があり、観客がけっこう積極的に質問・意見されていて面白かったです。ここから始まって、本当にミュージカルとして上演される日が来たら嬉しいな~。
⇒CoRich舞台芸術!『「100万回生きたねこ」リーディング発表会』
≪企画概要≫ 公式サイトより
若い才能育成の場として、長期的視野で新しいものを生みだすことのできる環境をつくる、そんな芸術監督の思いがいよいよ始動。
手始めに、幅広い世代から支持を受ける『100万回生きたねこ』リーディングをトライアウトします!
ミュージカル化を念頭に執筆を依頼したのは、新進気鋭の劇作家3名。糸井幸之介(FUKAIPRODUCE羽衣)、戌井昭人(鉄割アルバトロスケット)、中屋敷法仁(柿喰う客)。まったく毛色の違う三者三様の戯曲を、野田秀樹監修により1本の戯曲にまとめてお贈りします。
≪ここまで≫
中屋敷さんの演出が素晴らしかったですね~!リーディングとはいえ、すっかり作品に没頭して楽しませていただきました。照明効果もしっかりあって良かったです。音楽も阿部海太郎さんのオリジナルなんですね。
ここからネタバレします。
いきなりラップで始まったのが衝撃的。最初は中屋敷法仁さんの脚本です。中盤が糸井幸之介さん、終盤が戌井昭人さん。糸井さんの掃除機がブルンブルン!と活躍する歌が可笑しかったな~。戌井さんの黒子が登場するラストシーンはロマンティックで演劇的でした。ちょっと涙ぐんでしまった。
【出演】ねこ・玉置玲央/白いねこ・笹本玲奈/飯野めぐみ/澤田慎司/日高啓介/深井順子/深谷由梨香/村上誠基(50音順)
原作:佐野洋子 作「100万回生きたねこ」(講談社刊) 上演台本[競作]:糸井幸之介/戌井昭人/中屋敷法仁(50音順) 演出:中屋敷法仁 音楽:阿部海太郎 舞台監督:井関景太 清水規雄 照明:工藤雅弘 松本永 音響:佐藤こうじ 企画制作:ホリプロ 主催:ホリプロ/東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団) 東京芸術劇場芸術監督:野田秀樹
ご観劇及び、ディスカッションへの参加費 2,000円(税込)
*ご観劇のみのお客様も参加費は同一料金になります。*会場の定員がありますので、ご観劇&参加をご希望される方は、事前のご予約をお勧めいたします。*当日のお求めは 2,500円(税込)となりますので、予めご了承ください
※開場は開演の30分前になります。※整理番号順のご入場を希望されるお客様は、開演20分前にお集まりください(当日引換のお客様は、お引換の上ご集合ください)。遅れられたお客様にはご入場をお待ち頂くことがございます。予めご了承ください。
http://www.horipro.co.jp/usr/ticket/kouen.cgi?Detail=167
http://www.geigeki.jp/saiji/037/index.html
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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