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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2011年09月04日

ハイリンド『牡丹燈籠』07/01-10 d-倉庫

 俳優4人のプロデュース集団ハイリンドの、2006年初演作の再演です。演出は初演同様に西沢栄治さん。上演時間は約2時間強。

 これほど期待通りの再演だと文句のつけようがないですし、次の再演でさらに上を目指してくれるのでは・・・という欲まで出て来てしまいます。紀伊國屋サザンシアター等の中劇場で観てみたいですね!⇒観劇直後のツイート

 ハイリンドの次回公演は来年2月、会場は下北沢の「劇」小劇場です。

 ⇒CoRich舞台芸術!『牡丹燈籠
 レビューは記録程度です。

 ≪あらすじ≫ CoRich舞台芸術!より
 幼き頃殺された父の仇討を果たしたい孝助は、武家である旗本・飯島平左衛門の屋敷に拾われ、日夜奉公と修行に励む。
 親子と違わぬ情と信頼で互いの絆を深め合う二人であったが
 主の飯島平左衛門こそ、孝助の父を殺めたその人であった。二人に訪れる義理義理の関係。
 一方その飯島平左衛門の娘・お露と浪人・萩原新三郎。
 一度の出会いで互いに強く惹かれ合い、想いを募らせてゆく。
 夜な夜な燈籠片手に新三郎の元に足しげく通うお露。
 逢瀬を重ねる新三郎は、彼女が既にこの世の者でない事など露知らず…。

 複雑に絡み合う因果。
 壮大な大河ドラマが最後に見せる鮮やかな顛末やいかに。
 ≪ここまで≫

 役者さんでは初演に続き多根周作さんに見惚れました。男女の繊細な演じ分けも見事ですし、着物姿の腰の入った所作が時代劇のリアルを支えていたと思います。

 ここからネタバレします。

 最後のスローモーションの動きは、さらに高精度だと尚いいのでは。

vol.11
出演:伊原農/枝元萌/多根周作/はざまみゆき/小林愛/阿川竜一(温泉ドラゴン)/牛水里美(黒色綺譚カナリア派)/小豆畑雅一(青年座)/田中千佳子/鬼塚俊秀
脚本:三遊亭円朝 演出:西沢栄治(JAMSESSION)  [舞台監督]井関景太・鈴木晴香(るうと工房)[照明]石島奈津子(東京舞台照明)[音響]平井隆史(末広寿司)[舞台美術]向井登子[衣裳]阿部美千代(MIHYプロデュース)[殺陣指導]清水大輔(和太刀)[振付]若柳絵莉香[宣伝美術]西山昭彦[スチール]夏生かれん[撮影ヘアメイク]田沢麻利子[Webデザイン]藪地健司・夏子[ハイ友]門馬勝貴[企画・製作]ハイリンド[制作]石川はるか[協賛]イースターエッグ
【発売日】2011/06/04 一般:前売/当日 3,500円 賛助会員:2,500円(全ステージ共通) 学生(高校生以下)割引 前売/当日 2,500円(当日精算のみ、要学生証) ★ 前半平日割(1日、4日、5日の19:30の回):前売/当日 3,000円
http://www.hylind.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2011年09月04日 19:33 | TrackBack (0)