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REVIEW

2011年10月27日

白井剛『静物画―still life』10/27-30自由学園明日館講堂

 白井剛さんのダンス、ものすごく久しぶりに観られました~。昔から変わらないイケメンですね。体のキレも美しくて上品。上演時間は約1時間40分。⇒FT11記者会見
 
 全く脈絡ないのですが、昨日観たバナナ学園純情乙女組とちょうど対をなすように、正反対の作品だと感じました。昨日の今日だからかもしれませんが、この作品は私には高尚すぎましたね・・・。明日館という空間はぴったりでした。

 ⇒CoRich舞台芸術!『静物画―still life

 自由学園明日館講堂なので先日観た『Angels in America』のことがすぐに浮かびました。劇場入口が違うところにあるので印象はがらりと変わっているのですが、『Angels…』を観た時とほぼ同じ位置に自分が座わっていることに気づいたんです。もう懐かしくてたまらない。また天使たちに会いたい・・・なんて考えていたら、ダンスが始まりました。

 『静物画』でした。机、ベンチ、フォーク、ガラス瓶などと、同等に並ぶ人体。ビー玉(?)が机の上で転がるのが面白かったです。でも全体としては退屈してしまいました。私はダンスには不案内です。

 ここからネタバレします。

 1時間15分ほど経った頃にダンサー全員がそろって、大きな動きで素早く踊る場面があり、そこが楽しかったです。人体がモノと同等に確かな物体として存在することを示してから、その粒だった複数の生命体(=ダンサー)のアンサンブルが生まれて、また個々の存在へと散っていく・・・ようなイメージ。
 最後の照明(窓とランプ)がきれいでした。

フェスティバル/トーキョー実行委員会
出演:青木尚哉、鈴木美奈子、高木貴久恵、竹内英明、白井剛
構成・振付・演出:白井剛 舞台監督:夏目雅也 舞台美術:杉山至+鴉屋 照明:吉本有輝子 音響:宮田充規 衣裳:清川敦子 衣裳管理:坂本千代 企画:橋本裕介、丸井重樹 制作:川崎陽子(京都芸術センター)、和田ながら 製作:京都芸術センター「演劇計画2009」 主催:フェスティバル/トーキョー
【発売日】2011/08/28 自由席 一般 前売 4,000円(当日 +500円) 学生 3,000円、高校生以下 1,000円(前売・当日共通、要学生証提示)
http://www.festival-tokyo.jp/program/StillLife/


※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2011年10月27日 22:50 | TrackBack (0)