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しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2011年11月07日

SPAC『ガラスの動物園』10/22-11/06静岡芸術劇場

 SPAC・静岡県舞台芸術センターによる『ガラスの動物園』。ダニエル・ジャンヌトーさんが美術と演出を手掛けます。上演時間は約2時間。

 徳永京子さんと宮城聰さんのトークを目当てに、千秋楽に伺いました。徳永さんが「『ガラス…』は“お母さんのアルアル”だ」的なことをおっしゃっていて納得。アマンダの言動、行動を見てると、「そうなのよ、母親ってみんなそう!」と言いたくなるんですよね(笑)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『ガラスの動物園
 レビューはほぼ記録のみ。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 語り手であるトムの追憶の物語。舞台は1930年代、アメリカのセントルイス。家を出た父の代わりに家計を支える息子トムは、理想の世界に生きる母アマンダと口論が絶えない。姉のローラは内向的な性格で、ビジネススクールも辞めてしまい、今ではガラス細工の動物たちにばかり愛情を注いでいる。そんなローラの将来を心配するアマンダは娘の結婚に気をもみ、トムに同僚を家に招くように迫る。トムが連れてきた同僚は、ローラがハイスクール時代に想いを寄せていたジムだった。しかし、思いがけないジムの言動で……。
 ≪ここまで≫
 
 半透明の白い幕で覆われたステージ。幕を挟んで向こう側の世界は、夢や異界を想像させました。そして幕が取り払われた時の鮮やかさが引き立ちます。

 ここからネタバレします。

 トム(阿部一徳)が冒頭から、観客の方をかなり親しげに、生々しく見つめながら、話しかけてきました。これが私は苦手だったな~。阿部さんが「トム」と「役者、阿部一徳」の両方を持ったままのように感じて、奇妙な心地でした。
 母アマンダ(鈴木陽代)がかなりデフォルメされていたのが、滑稽でもあり恐ろしくもあり。

SPAC・静岡県舞台芸術センター
出演:阿部一徳、鈴木陽代、布施安寿香、牧山祐大
演出・美術:ダニエル・ジャンヌトー 作:テネシー・ウィリアムズ 訳:松岡和子 照明:沢田祐二 舞台監督:村松厚志/装置製作:彦坂玲子/照明:樋口正幸、松村彩香/音響:原田忍、小嶋純真/舞台:佐藤洋輔、渡辺明/衣裳:駒井友美子/演出助手:湯本アキ/通訳:山田ひろ美/制作:佐伯風土、中野三希子、石井萠水 助成:アンスティチュ・フランセ 支援:平成23年度 文化庁優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業 後援:静岡県
【休演日】月~金 一般大人4,000円/大学生・専門学校生2,000円/高校生以下1,000円  ※ SPACの会特典のほか、ゆうゆう割引、早期購入割引、みるみる割引、ペア/グループ割引、障がい者割引などの割引料金があります。※ 静岡県内の中学生以下の方は1公演30名までご招待あり!(お問い合わせ・お申し込みはSPACチケットセンター TEL.054-202-3399まで)
http://www.spac.or.jp/11_autumn/glass.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2011年11月07日 11:43 | TrackBack (0)