前田司郎さん(⇒ツイッター)が作・演出される五反田団の代表作『びんぼう君』の再演ツアーです。ミニマムな3人芝居を、「やはり時代が変わったんだなぁ」と確かめつつ拝見。
初日はポスト・パフォーマンス・餅つきがありました。きなこも大根おろしも両方いただいちゃいました。ごちそうさまでした!
⇒マンスリー・ブリコメンドで五反田団『びんぼう君』をお薦め(鈴木励滋)
⇒CoRich舞台芸術!『びんぼう君』
≪あらすじ≫
働いてるんだかどうだかよくわからない父親(黒田大輔)と2人暮しの少年(大山雄史)は、「びんぼう君」というあだ名をつけられていた。
≪ここまで≫
初演がいつだったのか知らないのですが、たとえば10年前だとしたら、「びんぼう」という言葉をもっと軽い気持ちで笑ったりできたと思うんです(失礼な話ですが)。でも今回は笑えなかった。たぶん私自身のすぐそばに「びんぼう」があるからでしょうね。な~んて深刻になる人は多くないと思います。ごく身近な(物理的にも接近した・笑)人々の、ある平凡な1日の数時間を、くだらない笑いいっぱいに演じてくださいますから。
ただ、初日だったせいもあるかと思いますが、父と息子2人の場面はぎこちなさが目立ってあまり笑えず。息子のクラスメート役の端田新菜さんが出てきてから面白くなりました。
ここからネタバレします。
2畳の部屋から大胆にはみ出ていくのがいいですね。端田新菜さんの「ままごと」がすごく可笑しかった。最後に皆で月を見上げる場面が美しかったです。
≪東京、名古屋、静岡、京都≫ 第37回公演
出演:大山雄史(五反田団) 黒田大輔(THE SHAMPOO HAT) 端田新菜(青年団/ままごと)
脚本・演出:前田司郎 照明:山口久隆(S-B-S) 宣伝美術:木村敦子 WEBデザイン:石井雅美 舞台監督:榎戸源胤 制作:清水建志・門田美和
2011年12月18日(日)10:00 受付開始【前売】2500円【当日】2800円(日時指定・全席ほぼ自由席・整理番号付)
http://www.uranus.dti.ne.jp/~gotannda/
http://4674d267a940abb2.lolipop.jp/binbou-kun/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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