王子小劇場が2年に一度開催している佐藤佐吉演劇祭参加作品です。王子小劇場は玉山悟芸術監督のもと、すべての利用団体を審査して選んでいる稀有な民間小劇場。フェスティバルにも独自色が出ています。
ナカゴー!は鎌田順也さんが作・演出(出演も)される劇団で、今回が第10回公演。私の知り合いの小劇場ファンの間で話題になっていたので、初めて伺いました。
フェスティバル開催中の看板が劇場入り口に出ています。「演劇を、着る」はケラリーノ・サンドロヴィッチさんによるキャッチコピー。
⇒CoRich舞台芸術!『黛(まゆずみ)さん、現る!』
≪あらすじ≫
ある夏の日。バイト先の先輩が店の客にストーカーされているらしい。先輩の旧友らとともに、先輩の家に直接事情を聴きに行くことにした。
≪ここまで≫
シュールなギャグにたまにクスリと笑えましたが、演技も上手くないですし、私には面白くなかったです。
若い女優さんが走って暴れて、汗だくになって、ぴちぴちの頬を紅潮させているのが可愛らしかったです。
ここからネタバレします。
女優の檀れい役(菊池明明)が登場するのには驚きました。ビールのCMの真似をして「金麦!」とか言ってるので同姓同名の別人物ではないです。私は電車のつり革広告でしか見たことないんですけど。性格が異様に天狗でドSだった。その檀れい役が他の女性に電気あんまをかけながら、「ダンレイ!ダンレイ!」って叫ぶのは面白かったな~。もう人名じゃなくてオモシロな掛け声だもんね、「檀れい」が。
舞台上で若者が暴れる場面がすっごく長くて大変そう。これを面白いと思えるかどうかなんでしょうね。私は、舞台上で身体を酷使することを見せ場にしているお芝居は、観たいと思わないです。
佐藤佐吉演劇祭2012参加作品 ナカゴー第10回公演
出演:鈴木潤子 髙畑遊 鎌田順也 篠原正明( 以上、ナカゴー ) 甘粕阿紗子 ( カムヰヤッセン ) 菊池明明 ( ナイロン100℃ ) 佐々木幸子 ( 野鳩 ) 墨井鯨子 ( 乞局 ) 田畑菜々子
作・演出:鎌田順也 制作:原夏希(VIATICUM) 宣伝美術・Web:tutoji 照明:井坂浩 音響:許斐祐
【発売日】2012/06/08 ( 全席自由・日時指定 ) 前売り予約2500円 当日2800円 高校生以下 無料 ( 枚数限定・予約のみ )開場は、開演の30分前。受付は、開演の60分前。
http://nakagoo.com/mayuzumi-arawaru.htm
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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