「CoRich舞台芸術まつり!2013春」の募集締め切りまであと3日です。「応募するメリット」について、以下で少し解説したいと思います。⇒現在の応募数 ⇒告知エントリー ⇒応募のコツ(2011年)
応募できるのは2013年3~5月に上演される客席数300席以下(東京以外は500席以下)の公演です。CoRich舞台芸術!に公演情報を登録して、3つの文章を書けばOK。ギュ!っと気合いを入れて頑張れば、数時間で大丈夫だと思います。※詳細は公式サイトでご確認を。
「公演に携わっているメンバー」に5名登録することだけは、1人ではできませんので、座組み全員で力を合わせる機会にしていただきたいです。
お願い:〆切直前の応募はアクセス過多によるエラー発生の可能性を高めますので、どうか避けてください。もしものことを考えて、時間に余裕をもってください。〆切時刻までは誤字修正も可能です。
※過去のグランプリ受賞者:FUKAIPRODUCE羽衣、箱庭円舞曲、柿喰う客、MCR、渡辺源四郎商店、風琴工房
【「CoRich舞台芸術まつり!2013春」に参加するメリット】
■応募団体
・「団体紹介」「応募公演の意気込み」「将来のビジョン」がネット上に公開されるので、審査員だけでなく観客にもアピールできます。団体の今と未来を見据えて、書いてみるいい機会だと思います。
・フェス終了の6月まで、CoRich舞台芸術!TOPページにチラシ画像がランダム表示されます。
■最終審査に進む10団体
・審査員が公演を観に行って「観てきた!」にコメント投稿し、サイト上の記録に残ります。
・審査員が公演地までうかがいますので、「審査のために上京する」などの費用はかかりません。
・これまでの参加団体に聞いたところ、動員数が伸びるようです。
■グランプリ受賞団体
・グランプリ受賞者には100万円が贈呈されます。今回から用途は問われません。
・グランプリ受賞作の再演が条件になりますが、受賞後2年以内の猶予があります。
・グランプリ受賞作の再演時は主催者が変わってもOK。たとえば公共劇場のプロデュース公演として再演することも可能です。
※準グランプリ、俳優賞もあります。表彰されて記録に残るだけでなく、記念バナーやチラシ広告掲出権という副賞あり。
【7年目に思うこと】
今回から応募条件が変わり、グランプリ受賞団体には受賞後2年以内に、グランプリ受賞作を再演していただくことになりました。従って、2013年の年末までに応募公演の次の公演予定がなくても、応募できます。初年度から7年連続で審査員をつとめてきて、今回からフェスティバルの方向性も変わったような気がしています。
東京では年に2~3本の公演を実施する団体は珍しくなく、毎回連続してクオリティーの高い作品を発表する団体もあります。でも東京以外だと、そんなに頻繁に活動している団体は少ないんですよね。これで東京以外の地域の劇団への門戸が、さらに広く開かれたのではないでしょうか。
私を含め観客は「新作を観たい」と思いがちですから、団体はそれに応えるべく(そうせざるを得なくて)次々と新作を発表し、その両輪が、作品を安易に消費するサイクルを加速させていると思います。作品の消費は才能の消費です。作り手を疲弊させれば、その悪影響は観客にも還ってきます。作る側と観る側がともに作品を大切にすることで、舞台芸術の幸福をもっと広く、豊かに持続させられないだろうか。そんな夢みたいなことを願いながら、日本全国からの応募を待っています。
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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