風琴工房「国語の時間」。舞台は終戦前のソウルの日本語学校。「差別前提の植民地政策で30年経てば、発語を禁じられた言語は消滅する」ことをリアルだと思えた。つらいし苦しい。小劇場劇団規模で上演されたことをありがたいと思う歴史劇。震災と原発事故で引き裂かれた今と重ねざるを得ない。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2013年2月22日
⇒CoRich舞台芸術!『国語の時間』
※2016/11/29に公開。
≪作品紹介≫ CoRich舞台芸術!より
「どうして私はそこで恥じいらなくてはならぬのか おお 悲しき国語の時間よ」(文炳蘭)
「国語の時間」は、大日本帝国の統治下にある一九四〇年代の京城の小学校を舞台に、朝鮮人でありながら日本語を「国語」として教える教師たちの群像劇です。
数々の新人戯曲賞を受賞し、岸田戯曲賞の最終候補に二度まで選ばれながら自身の劇団の活動を停止していた劇作家・小里清が三年以上の月日をかけ、上演のあてなく書き上げた戯曲を、歴史と人間を扱う確かな手つきに定評のある風琴工房の詩森ろばが演出し、充実のキャストで上演します。
≪ここまで≫
出演:加藤虎ノ介、中村ゆり、松田洋治、峯岸のり子、栗原茂(流山児☆事務所)、佐藤拓之(双数姉妹)、仗桐安(RONNIEROCKET)、酒巻誉洋、斉藤悠、清水穂奈美、大政凜
脚本:小里清 演出:詩森ろば(風琴工房)
【美術】 杉山至+鴉屋
【照明】 榊美香(有限会社アイズ)
【音響】 青木タクヘイ(STAGE OFFICE)
【舞台監督】 小野八着(JET STREAM)
【映像】 浦島啓(puredust)
【衣裳作成】 山中麻耶
【言語指導】 金世一
【メイク指導】 丸山かおり
【演出助手】 高嶋伶奈/沼景子
【宣伝写真】 大村祐里子
【舞台写真】 奥山郁
【制作進行】 池田智哉(feblabo)
【制作】 横井貴子
【制作協力】 斎藤努(ゴーチ・ブラザース)
【企画・製作】 風琴工房
【発売日】2012/12/22
前売・当日共:3500円 未就学児入場不可
http://windyharp.org/kokugo/
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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