新国立劇場『効率学のススメ』(⇒レビュー)を演出されたジョン・マグラーさんが芸術監督をつとめるナショナル・シアター・ウェールズ(NTW)が、日本人アーティスト2名について、約2週間のレジデンスの機会を提供してくれます。渡航費・宿泊費・活動スペース・機材使用などをすべてNTW側が提供します。
ただただ太っ腹な、ありがたいプログラムだと思います。応募フォームにも企画意図などが詳しく書かれていますので、ご興味のある方はどうぞご確認を。
■ナショナル・シアター・ウェールズ レジデンス・プログラムWalesLab
「日本人アーティスト招聘プログラム」⇒公式サイト
応募締め切り:5月26日午後18時(専用フォームあり)
⇒このプログラムの説明会の告知エントリー(色んなリンクがあります)
⇒ナショナル・シアター・ウェールズ レジデンス・プログラムWalesLab(英語)
⇒NTW芸術監督ジョン・マグラー氏インタビュー(Performing Arts Network Japanより)
■ナショナル・シアター・ウェールズ レジデンス・プログラムWalesLab
日本人アーティスト招聘プログラム応募受付中
劇場という特定の活動拠点を持たない演劇団体として2009年に設立されたナショナル・シアター・ウェールズ(NTW)。2010年よりウェールズ各地の様々な場所で作品を発表し、その革新的な活動で英国内外の注目を集めています。
このナショナル・シアター・ウェールズが作品発表と合わせて力を入れているのが、アーティストを支援するレジデンス・プログラム「WalesLab」です。俳優、劇作家、演出家、舞台美術、ダンサー、サウンドアーティストなどパフォーミングアーティストにとどまらず、インスタレーションやメディアアートなど多様なジャンルのアーティストを対象とし、アーティストがウェールズの地で新しいアイディアや表現を発展させていく過程をサポートするユニークなレジデンス・プログラムです。
2014年、ナショナル・シアター・ウェールズは、このWalesLabの初の国際プログラムとして、日本人アーティストをウェールズに招聘し、レジデンスの機会を提供します。
今回、2名の日本人アーティストに対し、約2週間のレジデンスの機会を提供。渡航費・宿泊費・活動スペース・機材使用などをすべてNTW側が提供します。
●応募条件
・日本人であるか、または現在日本在住のアーティスト
・レジデンスで発展させたいプロジェクトは、ライブの要素をもつものであれば、メディアは問いません(例:演劇、ダンス、音楽、インスタレーション、サウンドアートなど)
・提案する作品は新作であること、さらに民間、公的機関を問わず他の組織からの資金提供を受けていないものに限ります
・ウェールズという文脈に触発された提案が望ましい
・応募はすべて、オンラインの WalesLab応募フォーム (ページ下部参照)に入力してください
・申請あたり、あなたのこれまでの活動がわかる資料(ビデオ・写真・記事など)もあわせて提出してください
●応募締め切り: 2013年5月26日午後18時(英国時間: 2013年5月26日午前10時)
選考にあたっては自由なアイディアを重視。また、滞在中に作品やプロジェクトを必ずしも完結させる必要はありません。プロジェクトに必要となる特定の場所(例:スノードン山)や、環境(例:ビーチ)、必要な活動拠点(例:リハーサル室)、機材(例:ビデオカメラ)などもNTWができる限り協力し、アドバイスをします。応募は日本語でOK。あなたの作品やプロジェクトを発展させるための第一歩をウェールズで踏み出してみませんか?
●ナショナル・シアター・ウェールズ(NATIONAL THEATRE WALES)
ウェールズに根ざした演劇を世界に広げていくことを目的に2009年設立。ウェールズ内外の演劇制作者やアーティストと連携しながら、英国のなかでも演劇鑑賞人口が英国内でも最も少ない地域として知られていたウェールズ地方で、コミュニティを巻き込んだ新しい形のシアターのあり方を積極的に模索している。劇場という特定の活動拠点を持たず、図書館や軍用基地、炭坑場、海外などといった様々な場で、サイトスペシフィックなプロジェクトを展開。また、地域コミュニティが積極的にかかわれるオンラインのプラットフォーム作りにも力を入れている。
http://www.nationaltheatrewales.org/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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