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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2013年05月14日

酒とつまみ『もうひとり』05/07-21 OFF OFFシアター

 “酒とつまみ”は女優の村岡希美さんと池谷のぶえさんの演劇ユニット。村岡さんと池谷さんのご共演はProduce lab 89『夜の入り口』で拝見していました。

 ペンギンプルペイルパイルズの倉持裕さんがお二人のために新作を書き下ろし、演出…となると、必見ですよね。⇒倉持さんが作・演出されたOFF OFFシアター公演のレビュー

 あーホントに笑ったわ~~♪下北沢で上演時間が1時間20分。友達と夜に観て、終わった後に軽く飲みに行きかったな~。

 ⇒CoRich舞台芸術!『もうひとり
 レビューは記録程度です。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 都内の閑静な住宅街にある平屋に、二人の女が暮らしている。
 家主の桐江と、この家に五年前から居候している浜子。

 二人は家族でも親戚でもない他人同士。
 浜子は職に就いておらず、桐江に生活の面倒を見てもらっている。

 家事もすべて桐江がするので、浜子は一日中何もしないで暮らしている。
 にもかかわらず、桐江は浜子を尊敬し、一日でも長くいてもらおうと願っている。

 二人のこうした共同生活に、周囲は不快感を隠せない。
 隣人は、浜子が桐江を洗脳しているに違いないと主張。
 桐江の交際相手は、浜子のおかげで結婚に踏み切れない。

 そんな苛立ちをよそに当の二人は……、

 桐江「浜子さん。あなたには素晴らしい才能があるわ。私はあなたの才能を世間に知らしめたいの」
 浜子「有難う。そう言ってもらえて嬉しいわ」

 やがて二人の周囲で、「浜子排斥」の機運が高まる。
 次々と現れる刺客を迎え討つ桐江。
 岩のように動かない浜子。

 果たして、この、理解し難い絆で結ばれた二人の行方は――
 ≪ここまで≫ 

 さすが倉持裕さん、もう一人どころじゃない(笑)。

 やっぱり私は悪人が好きだし、自分の欲に振り回されるおバカさんが好き。女優2人の、狙いを定めた演技に乗っかっていけました。

 池谷さんはダークな「高梨さん」だった(笑)。

 ここからネタバレします。

 2人芝居というと実際に舞台に出てくるのは出演者2人だけで、話題にのぼる人物は登場しないのが一般的というか、よくあるタイプなんですが、このお芝居では2人以外に3人も透明人間が出てきました(笑)。無人のイスが動くのがいいですね~。壁とドアが揺さぶられるのも可笑しかった。

 桐江さんの彼氏の桂山さんは作家で、お隣の奥さまは増田さん。浜子さんが以前に居候していた家の、背の高い奥さまの名前は忘れてしまった~。

村岡希美と池谷のぶえの演劇ユニット 酒とつまみ「もうひとり」
出演:村岡希美(桐江)、池谷のぶえ(浜子)
脚本・演出:倉持裕 舞台監督:浦本佳亮(+至福団) 舞台美術:原田愛 照明:シバタユキエ 音響:高塩顕 音響操作:井川佳代 小道具:高津装飾美術 宣伝美術:雨堤千砂子(ワゴン) 宣伝写真:引地信彦 宣伝ヘアメイク:大宝みゆき 制作:Little Giants 企画・製作:酒とつまみ
【発売日】2013/03/23 5月7日(火)~12日(日) 前売2,100円、当日2,500円 5月13日(月)~21日(火) 前売3,900円、当日4,300円 【リピーター割引チケット価格】 前売3500円  当日3900円
http://blog.livedoor.jp/saketotsumami2012/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2013年05月14日 17:56 | TrackBack (0)