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2013年07月30日

新国立劇場演劇研修所『朗読劇 少年口伝隊一九四五』08/01-03新国立劇場小劇場

 新国立劇場演劇研修所第7期生が出演する『朗読劇 少年口伝隊一九四五』を拝見。⇒2011年のレビュー ⇒挿絵入りの本 以下はツイートの記録です。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
昭和20年8月6日、一発の原子爆弾が広島の上空で炸裂した。
一瞬にして広島は壊滅。このときから、漢字の広島はカタカナのヒロシマになった。
かろうじて生き延びた英彦・正夫・勝利の三人の少年は、やはり運よく助かった花江の口利きで中國新聞社に口伝隊として雇われる。新聞社も原爆で何もかも失ったため、ニュースは口頭で伝えるほかなかったからだ。
三人の少年は、人々にニュースを伝えながら、大人たちの身勝手な論理とこの世界の矛盾に気がついていく。
やがて敗戦。
しばらくすると正夫に原爆症が発症、手榴弾を隠しもっていた勝利はある決意をする。
そこへ戦後最大級の台風がヒロシマを襲う。
 ≪ここまで≫


出演:演劇研修所第7期生(安藤ゆかり 岩澤侑生子[花江さん] 押田栞 デシルバ安奈 山下佳緒利 大塚展生[英彦] 寺内淳志[正夫] 野坂弘[勝利] 長谷川直紀[狩猟弾を持っていた兵隊] 峰崎亮介[哲学じーたん] 吉田健悟) 泉千恵(第6期修了)
【作】 井上ひさし【演出】 栗山民也【ギター】 宮下祥子【演出補】 田中麻衣子【音楽監督】 後藤浩明【模型作製】 尼川ゆら【照明】 服部基【衣裳】 中村洋一【音響】 秦大介【映像】 井形伸一【方言指導】 大原穣子【ヘアメイク】 前田節子【舞台監督】 米倉幸雄【研修所長】 栗山民也
一般発売日:2013年7月2日(火) A席2,000円 B席1,500円 学生料金:上記チケット料金の半額 *Z席の販売はございません。
http://www.nntt.jac.go.jp/play/30000107_play.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 21:56 | TrackBack

2013年07月29日

東京芸術劇場『ストリッパー物語』07/10-28東京芸術劇場シアターイースト

 つかこうへいさんの戯曲をポツドールの三浦大輔さんが構成・演出されます。つかこうへい節をケレンでなく自然な演技でたっぷり聴かせてくださいました。「これを待ってました!」という気持ち♪

 娯楽作としても面白くて、大いに泣き笑いさせていただきました。俳優が素晴らしかったです。上演時間は休憩10分込みで2時間40分と長い目ですが、必要な時間だったと思います。

  宮城、北九州、滋賀公演あり!

 ⇒朝日新聞劇評「つか戯曲 熱気排して淡々と」(徳永京子)
 ⇒CoRich舞台芸術!『ストリッパー物語
 レビューは記録程度です。

 大音量の音楽で気分は高揚、ストリップ劇場という設定を生かした演出も愉快。ストリップ小屋のステージが張り出しているのがとても良かったです。こんな近くで観られるなんて、本当に贅沢。 

 ここからネタバレします。

 ストーブの明かりのもとでリリー・フランキーさんが“セックス・イリュージョン”を一人語りするのが、たまらなく可笑しい!
 選曲がいいですね。「ケ・セラ・セラ」とか。♪私は将来可愛くなるかしら、それともお金持ち? なるようになるわ♪

 乱暴な男性客が、せり出したステージの周囲のイスに4人も座っていたのは衝撃的でした。明美(渡辺真起子)がお腹の大きい若いストリッパーみどり(安藤聖)をかばって、自分が代わりにステージに立つ場面です。ポツドールらしい、性と暴力の生々しさ。

 最後に、梅毒で脳もやられてしまって入院中の明美の前に、アメリカでバレリーナとして成功した美智子(門脇麦)が戻ってくるのは、お涙ちょうだいのメロドラマ的展開とも受け取れます。しかし、美しい美智子に対して(嬉しそうに)手を伸ばした明美は、きつい調子で「順番だよ!」と叫びます。それで終幕。明美はもう美智子のことを認識できなくて、自分を買ってくれる男性客だと思い込んでいたんですね。安易なハッピーエンドにはせず、登場人物と観客を楽な気持ちにさせないのがイイ!

東京芸術劇場Roots Vol.1
≪東京、宮城、福岡、滋賀≫
出演:リリー・フランキー(シゲ)、渡辺真起子(明美)、でんでん(座長)、渋川清彦(まこと)、安藤聖(みどり)、古澤裕介(雄)、新田めぐみ(咲子)、米村亮太朗(正輝)、門脇麦(美智子)
脚本:つかこうへい 構成・演出:三浦大輔 美術:田中敏恵 照明:宮野和夫 音響:中村嘉宏 映像:冨田中理 衣裳:原まさみ ヘアメイク:鎌田直樹 振付:牧瀬茜 青木美保 演出助手:西祐子 舞台監督:筒井昭善 選曲:米村亮太朗 制作:中山静子 宣伝美術・パンフレットデザイン:永瀬祐一 撮影:西村淳
【発売日】2013/05/23 全席指定 一般5,500円、高校生割引1,000円、25歳以下 3,500円、65歳以上4,000円
※高校生割引、25歳以下、65歳以上は枚数限定・前売のみ。(要証明書)
※障害をお持ちの方10%割引にてご観劇いただけます。前売のみ、一般発売より取扱い。お付添いの方は1名様まで無料となります。(チケットお引取りの際に、障害者手帳をご提示ください。)
※本公演はお座席の選択はできません。
http://www.geigeki.jp/performance/theater023/
Roots vol.1『ストリッパー物語』関連企画 事前レクチャー:http://www.geigeki.jp/performance/event035/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 15:11 | TrackBack

2013年07月27日

【公募】エントレ(株式会社ヴィレッヂ)主催「第2回クォータースターコンテスト」募集期間は8月1日(木)~9月30日(月)

 演劇動画コンテスト「クォータースターコンテスト」の第2回が開催されます。第1回の優勝者はCoRich舞台芸術まつり!2012春でグランプリを受賞したFUKAIPRODECE羽衣です。受賞作は「浴槽船」↓

 1つのカメラで撮影し、編集せずに12~15分間の演劇動画を完成させて応募して下さい。概要は公式サイトでよくご確認くださいね。

 グランプリ賞金は30万円。他にもさまざまな賞がありますが、注目は王子小劇場賞!副賞として王子小劇場を無料で利用できる権利が与えられます(上演期間の制限あり)。東京公演を検討中の各地の団体の皆さんは、ぜひご検討を。

 ●15分・編集不可の演劇動画コンテスト
  「第2回クォータースターコンテスト」公式サイト
  募集期間:2013年8月1日(木)~9月30日(月)
  ノミネート15作品発表:2013年10月17日(木)
  結果発表:2013年11月23日(土・祝)USTREAM生放送にて発表
  主なルール:
   12分0秒以上、15分0秒以下の演劇動画にすること。
   カメラ1台で収録。動画編集は不可。
  審査員(50音順):鴻上尚史(作家・演出家)、坂口真人(演劇ぶっく編集長)、他
  応募資格:年齢・経歴・活動拠点は不問。個人でも応募可。
  参加費:無料。

Posted by shinobu at 11:13 | TrackBack

2013年07月26日

イキウメ『カタルシツ「地下室の手記」』07/25-08/05赤坂RED/THEATER

 前川知大さん率いる劇団イキウメの“別館”公演。ドストエフスキー作「地下室の手記」を、舞台を現代日本に置き換えて2人芝居に。とっても面白かったです!上演時間は約1時間40分。

 主役で語り部でもある安井順平さんは、観客を含む周囲の世界と柔軟にコミュニケートされていて、1人芝居であることを忘れさせてくれるほどでした。

 【舞台写真(撮影・田中亜紀)左から、安井順平、小野ゆり子】
katarushitsu_chikashitsunoshuki_stage.JPG

 ⇒「地下室の手記」前川知大
 ⇒CoRich舞台芸術!『カタルシツ「地下室の手記」

 ≪あらすじ≫
 地下室に閉じこもる40代の男が、ニコニコ動画の生放送で持論を吐きちらかす。「一人で生きていける」「誰ともかかわりたくない」と豪語した後に、どうしても忘れられない、ふんぎりがつけられない、ある女との出来事について語り出した。
 ≪ここまで≫

 主人公の男(安井順平)が俳優本人として、そして登場人物としても観客に語りかける手法で異化効果を生み、さらには彼がニコニコ動画のストリーミング生放送をする設定もあるため、2重の入れ子構造になります。主人公が自分の経験を語る劇中劇を、匿名のニコ動ユーザーが見てコメントをし、その全体を客席の観客が見守る状態です。

 男はイタイ発言を連発し、部屋の外に出て他人とかかわるごとに失敗し続けます。そんな彼を観て笑ったりハラハラしたり、娯楽演劇のように大いに楽しめるのですが、どっぷりと感情移入はできない演出になっているんですね。おかげで私は、男とある女のエピソードを鏡にして、自分のこれまでの人生や現在について考えることができました。人間の幸せって何だろう、私は何のために、誰のおかげで生きているのかしら、とか。
 劇中で起こる出来事は原作と変わらないそうです。こんな風に楽しく、興味深く古典と出会える機会をもらえて幸せです。

 2人芝居ではありますが、ほぼ1人芝居と言ってもいいほど、主役の安井順平さんの独壇場でした。安井さんは人を不快にさせるひどいセリフをたくさん吐き出しますが、嫌いになれないどころか、可愛らしいなと思わせる魅力があります。ちょっと悔しい気持ちになるほど(笑)、微笑ましい存在感でした。オープニングで観客と柔らかいコミュニケーションを取ってくださった時から、「このお芝居は当たりだ」と思いました。

 小野ゆり子さん拝見したのはたぶん初めてです。手と足が細長い!それでいて胸元豊か!きれーだわー。“女”の芯の強い部分がはっきりと出てくるところが好印象でした。

 引きこもり男性の自意識問答というと、岩井秀人さんの作風がすぐに思い浮かびました(⇒過去レビュー)。そういえば岩井さんが出演されている映画「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」は、テレビの番組収録現場(即興の劇中劇)の中継を見ながらコメントするお笑い芸人たちを、映画館の観客が観る構造でした。偶然ですが、この物語の終盤には岩井さんの岸田賞受賞作『ある女』と通じる展開もあって興味深かったです。

 ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。後ほど加筆予定。

 安井さんは出てくるなり「こんにちは~」と観客にフレンドリーに語りかけて、アドリブ風のしゃべりで大いに観客を沸かせておいて、「言っときますけどこれ全部セリフですから」と突き放します(それもまたウケてました)。このお芝居はニコ生も含め、全体が主人公の妄想(ファンタジー)だとも受け取れると思いました。


≪東京、大阪≫
出演:安井順平、小野ゆり子
原作:ドストエフスキー(光文社古典新訳文庫「地下室の手記」安岡治子訳) 脚本・演出:前川知大 舞台監督:谷澤拓巳 美術:土岐研一 照明:松本大介 音楽:かみむら周平 音響:鏑木知宏 衣裳:今村あずさ ヘアメイク:西川直子 映像:ムーチョ村松 演出部:渡邉亜紗子 大道具制作:C-COM 小道具:高津装飾美術 運搬:マイド 宣伝写真:神藤剛 宣伝美術:鈴木成一デザイン室 制作:湯川麦子 プロデューサー:中島隆裕 主催:イキウメ / エッチビイ
【休演日】7/30【発売日】2013/06/22 前売 \3,800/ 当日 \4,000(全席指定)
http://www.ikiume.jp/katarushitsu_gaiyou.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 13:54 | TrackBack

2013年07月22日

【ワークショップ・オーディション】空想組曲「ワークショップ&2014年1月新作公演出演者オーディション」7月29日(月)・30日(火)・31日(水)実施※先着順(メールのみ)

 ほさかようさんが作・演出される空想組曲は、現在シアター風姿花伝で『変則短篇集「組曲『空想』」』を上演中。来年1月に同じ劇場で上演予定の新作公演について、出演者募集をかねたワークショップ・オーディションを開催します。詳細は公式サイトでご確認ください。

 『変則短篇集「組曲『空想』」』は7月28日(日)までロングラン中。空想組曲はシアター風姿花伝のプロミシング・カンパニーです。

 ●空想組曲『新作』2014年1月8日~19日@シアター風姿花伝
 ワークショップ・オーディション日程
 ・ワークショップ
  2013年7月29日(月)・30日(火)※どちらかに参加
  各日13時~16時/17時~20時
 ・出演者オーディション
  2013年7月31日(水)18:00~21:00

 ・参加資格:過去に空想組曲を観たことがある俳優(プロ・アマ/男女問わず)
 ・参加費:3,000円(テキスト代込)
 ・応募方法:メールのみ。先着順。定員になり次第締切。

■ほさかよう ワークショップ&空想組曲次回公演出演者オーディション開催決定!!! ※公式サイトより

●日程
・ワーク ショップ
 2013年7月29日(月)・30日(火)開催
 各日13時~16時/17時~20時
・出演者オーディション
 2013年7月31日(水) 18:00~21:00 開催

●内容
【ワークショップ】
 現在上演中の「組曲『空想』」の短篇を使用した演技ワークショップ

●参加資格
・過去に空想組曲を観たことがある俳優(プロ・アマ/男女問わず)
・出演者オー ディションは7月29日 (月)・30日(火)のどちらかのワークショップに参加された方の中から選抜して行います。

●参加費
・3,000円(テキスト代込)

●応募方法
・履歴書又はそれに準じるもの
・写真(上半身)
・オーディション 参加・不参加の明記
・観たことのある空想組曲の作品名
・ワーク ショップ参加希望時間(13時~16時 /17時~20時)

以上を記入・ 添付して下記アドレスまでお送りください。
info(アットマーク)k-kumikyoku.com
※タイトルに 『ほさかようワークショップ応募』と必ずお書きください。
※先着順になりますので、定員になり次第締切

●企画・製作   空想組曲 http://www.k-kumikyoku.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 20:53 | TrackBack

【ワークショップ・オーディション】OFFICE作「ワークショップオーディション」9月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)実施※8月16日(金)〆切(郵送のみ)

 俳優の松田龍平さん、森山未來さんらが所属する「OFFICE作」のワークショップオーディション情報です。対象は16歳~25歳の男女。詳細は公式サイトでご確認ください。
 
 ●OFFICE作「ワークショップオーディション」
  日程:2013年9月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)の3日間
   21日(土)講師:山下敦弘(映画監督)
   22日(日)講師:中屋敷法仁(演出家・劇作家・劇団「柿喰う客」代表)
   23日(月・祝)講師:松田美由紀(女優) 
    ※23日は21日と22日の選考後、通過者のみ参加
  参加費用:20,000円(税込)
  募集対象:16歳~25歳の男女 ※事務所の所属・無所属は問いません。
  応募締切:8月16日(金)消印有効

■ワークショップオーディションのお知らせ(7/19 UP) ※公式サイトより

このたび、OFFICE作では、2013年9月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)の3日間、
ワークショップオーディションを開催いたします。

ワークショップ全日程終了後、将来有望と思われる方には研究生としてOFFICE作に所属していただき、
弊社所属俳優の現場同行など通じて、勉強しながら作品出演までの可能性をバックアップいたします。

皆様のご応募を心よりお待ちしております。

OFFICE作 スタッフ一同


【日程】2013年9月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝) 
※9月23日はワークショップ内選考通過者のみのご参加となります。

【会場】都内(渋谷・恵比寿近辺を予定)
※詳細は書類審査通過者にのみご連絡いたします。

【内容】
■1日目:9月21日(土)
※書類選考通過者、全員ご参加いただきます。
      
講師:山下敦弘(映画監督)
主な作品:映画『天然コケッコー』、映画『マイ・バック・ページ』、映画『苦役列車』など


■2日目:9月22日(日)
※書類選考通過者、全員ご参加いただきます。

講師:中屋敷法仁(演出家・劇作家・劇団「柿喰う客」代表)
主な作品:舞台「発情ジュリアス・シーザー」(脚色・演出)、舞台「チョンガンネ~おい しい人生お届けします~」(演出・訳詞・上演台本)など


■3日目:9月23日(月・祝)
※1日目、2日目のワークショップを通じて選考の上、通過者のみご参加いただきます。

講師:松田美由紀(女優・写真家)

【参加費用】20,000円(税込)

※全日程を通しての受講料になります。1日ごとのお申込みは受け付けできません。
※全日程の参加必須。途中返金はいたしかねます。
※選考の上、3日目にご参加いただく場合にも、別途受講料は発生しません。
※参加費用は、指定の期日までに事前入金となります(書類選考通過者には別途連絡)。

【募集対象】16歳~25歳の男女

※事務所の所属・無所属は問いません。
※未成年の方は保護者の承諾が必要です。

【応募方法】以下の必要書類を同封の上、下記宛先まで郵送にてお送りください。
        
1. 履歴書(コチラからダウンロードしてください)
※必ず連絡の取れる電話番号・メールアドレスをご記入ください。

2. 写真2点(全身・バストアップ)必須
※L判サイズ(8,9×12.7センチ)以上
※裏面にお名前の記載をお願いいたします。

3. 「俳優を志す理由」(形式自由)

【郵送宛先】〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西2-13-10 代官山アーバンライフ303
「OFFICE作 ワークショップオーディション係」宛

※メール・来社してのご応募は一切受け付けいたしません。

【応募締切】8月16日(金)消印有効

【選考結果の通知について】

8月26日(金)以降に、書類通過者へのみメールにて順次ご連絡いたします。

※「@office-saku.com」からのメールを受信可能な状態に設定してください。
※インターネットの途中経路の障害や、お客様のご利用されているメールサーバ、端末の設定の問題等によるメール不着につきましては、弊社はその責を一切負いません。
※合否のお問い合わせはご遠慮ください。

【注意事項】
・会場までの交通費および宿泊費はご自身でご負担ください。
・研究生として採用は若干名の予定です。採用なしの場合もございます。

【問い合わせ】 Email:saku(アットマーク)office-saku.com
※件名に、「ワークショップ問い合わせ」と必ず記載してください。
※担当者確認後、ご返信いたします。「@office-saku.com」からのメールを受信可能な状態にあらかじめ設定をお願いいたします。
※メールのみの受付となります。

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 20:37 | TrackBack

2013年07月19日

【意見】7月21日の参議院議員選挙で自民党に圧勝して欲しくない理由

 「しのぶの演劇レビュー」は演劇を中心に芸術に関することを発信するサイトとして運営していますが、例外的に、私個人の政治的な意見を書かせていただくことがあります。関連エントリー⇒

 7月21日(日)の参議院議員選挙に向けて、広く伝わって欲しいことをまとめました。
 ⇒【参院選2013】参院選ってなに?(Yahoo!みんなの政治)
 ⇒【投票シミュレーション】「2013参議院議員選挙 候補者比較まとめ」(一般社団法人ネット選挙挙)
  ※比例区の候補者が党ごとに網羅されていて超便利!

 私は脱原発を希望する東京都民で、日本国憲法第9条(平和憲法)を守りたいと思っています。だから今も昔も変わらぬ原発推進派で、日本を戦争ができる国にしようとしている自由民主党には、この選挙で圧勝して欲しくないと思っています。

 ⇒【必読マンガ】ちゃんと知らなきゃ大変だっ!!」(N2サービス/豊橋いのちと未来を守る会)
 ⇒【必読マンガ】もしも96条を改憲したら」(SAYONARA ATOM)
 ⇒「【緊急寄稿 無料!】これからの平和を担う若い人びとへ――若い世代が選挙に行くと何が変わるのか」(五野井郁夫)

 他にも自民党を支持しない理由はありますが、憲法改正、公約違反などにテーマを絞ったリンク集を作りました。選挙に行く前に、よかったら参考にしてください。「知らなかった」では済ませられない、非常に重要なことばかりです。急いで作ったので見苦しいエントリーになり恥ずかしい限りですが、よかったら覗くだけでもぜひ! ※私個人の考えがリンクに反映されていることをご承知置き下さい。

■■■■■ 自由民主党「日本国憲法改正草案」について ■■■■■

 ⇒「伊藤真(弁護士、伊藤塾塾長)が「自由民主党「日本国憲法改正草案」について」を発表」 (法学館憲法研究所)
 4つの特徴:
  ①立憲主義から非立憲主義へ
  ②平和主義から戦争をする国へ
  ③天皇の元首化と国民主権の後退
  ④権利拡大には後ろ向き、義務拡大には前のめり

 ⇒「改憲バスに乗る前に」(江川紹子 | ジャーナリスト)

 ⇒「私の憲法論」 (内田樹の研究室)
 ⇒「改憲案の「新しさ」」 (内田樹の研究室)

 ⇒「(寄稿 2013参院選)批判の声はどこに行ったか」作家・橋本治

 ⇒「恐怖の自民党改憲案」きっこのブログ
 ⇒「平和的生存権を削除」(ジャーナリスト・志葉玲のblog)
 ⇒「【転載・転送歓迎】酷すぎる自民党「壊憲」案のツッコミどころ」(ジャーナリスト・志葉玲のblog) 

 ↓↓↓「基本的人権を丸ごと削除」↓↓↓



■■■■■ 第9条(平和憲法) ■■■■■

 ⇒【参院選】首相「9条」改正を明言 「3分の2」意識 - (MSN産経ニュース)

 ⇒「9条 世界にアピールを」(スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫さん
 鈴木敏夫:これだけの平和は、九条がなければあり得なかったわけですから。

 ⇒「宮崎駿監督の寄稿文 抜粋」(中日新聞)
 宮崎駿:憲法を変えることについては、反対に決まっています。選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです。本当にそう思います。
 法的には96条の条項を変えて、その後にどうこうするというのでも成り立つのかもしれないけれど、それは詐欺です。

 ⇒「「改憲 もってのほか」 宮崎駿監督 いま声を大に」(東京新聞)

     ※『熱風』無料ダウンロードは8月20日18時まで。

■■■■■ 第96条 ■■■■■

 ⇒マンガ「もしも96条を改憲したら

 ⇒96条の会
 96条の会「呼びかけ文」
 「憲法改正手続きを定めた憲法96条の改正がこの夏の参議院選挙の争点に据えられようとしています。これまでは両院で総議員のそれぞれ3分の2の多数がなければ憲法改正を発議できなかったのに対し、これを過半数で足りるようにしようというのです。自民党を中心としたこうした動きが、「国民の厳粛な信託」による国政を「人類普遍の原理」として掲げる前文、平和主義を定めた9条、そして個人の尊重を定めて人権の根拠を示した13条など、憲法の基本原理にかかわる変更を容易にしようと進められていることは明らかです。」

 ⇒「(寄稿 憲法はいま)96条改正という「革命」」(憲法学者・石川健治)
 
 
■■■■■ 日本を戦争が出来る国に変えようとしている ■■■■■
 
 ⇒「平和憲法に真っ向背反 石破幹事長の「軍法会議設置」発言」(東京新聞)

 ⇒facebookに画像あり(2013年7月16日 東京新聞)から抜粋

 1分半くらいから↓。自衛隊員に「やっぱり戦場に行きたくない」と言えなくするために、従わなければその国の最高刑を課すべきと。

 ⇒「非戦を選ぶ国民を死刑にする石破幹事長」(Blog of SAKATE)

 ⇒「自民党の改憲案 「国防軍」に「軍法会議」を設置」(中村隆市ブログ「風の便り」)

 ⇒「総理大臣が立憲主義からの離脱を表明しても問題にならない国」(ビデオニュース・ドットコム)
 「安倍首相の元で自民党が提唱している憲法改正案が、憲法の性格そのものを過去の、そして今日の世界の民主主義国家のそれとは明らかに異なるものに変質させようとしていることを、首相自らが認めた発言(をした)」

 ⇒「特集ワイド:憲法よ ノーベル賞学者・益川敏英さん」(毎日新聞)
 益川敏英:あの安倍(晋三首相)さん、坊ちゃん政治家だからね。自分は安全なところにおって、戦争できると考えているんじゃないの。テレビゲームみたいな感じで。96条の改正から手をつけるようなことを言っていたでしょ。本気ですよ。これまでは、いつかは変えてやるぞってことでしたから。いまがチャンスと踏んでいるんだろう。反対する側も本気にならんといけない。

 ⇒「憲法と徴兵制」(渡辺パコ)


■■■■■ 公約違反・嘘つき ■■■■■
 



 
 ⇒「【図解・行政】TPPによる日本への主な影響(2013年7月)」時事ドットコム 
 ⇒「日本、関税撤廃協議に間に合わず TPPマレーシア会合」47NEWS
 ⇒「昨年の衆議院選も、TPP参加も、違憲」(Blog of SAKATE)

    ■■■■■ 表現の自由 ■■■■■

 ⇒「(安倍晋三首相の街頭演説で)参院選演説で徴収のボード没収・4人で囲み女性に詰問」(中日新聞?)
 
 ⇒「総理質問です。原発廃炉に賛成?反対?」プラカードを掲げる前に没収する自民党(動画・内容書き出し)」(みんな楽しくHappy♡がいい♪)
 ⇒「「いいですか、ここが大事なんです。 表現もしないうちに 警察官と思われる男性が公権力を行使して、その表現をさせなかったんです」7/9表現の自由侵害行為についての記者会見(文字起こし)」(みんな楽しくHappy♡がいい♪)
 



 


 


 


 
  
■■■■■ 選挙は権利です。どうぞ投票に行って下さい! ■■■■■
 
 ⇒「若者が投票棄権すると高年齢層に有利 1%投票率下落で1人年13.5万円損する
 「研究を行ったのは東北大学大学院経済学研究科の吉田浩教授(加齢経済学)と経済学部加齢経済ゼミナール所属の学生。2013年7月21日投開票の参院選を目前に控え、東北大が7月12日に研究論文を発表した。」
 
 ⇒「若手弁護士、アーティスト 熱く叫ぶ 「改憲」知らねぇ? それヤバくね!?」(中日新聞)
 
 ⇒「参議院比例区の候補者名での投票は2票分の価値? 候補者名で投票すべき大きな理由」(NAVERまとめ)
 
 ⇒「【選挙割】投票するといろいろイイコトありすぎるらしい!【投票割】」(NAVERまとめ)
 




 ※参考文献です↓

   
憲法九条を世界遺産に (集英社新書)
太田 光 中沢 新一
集英社
売り上げランキング: 160,870
    ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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Posted by shinobu at 17:27 | TrackBack

2013年07月17日

【ワークショップ】東京芸術劇場「ロンドンLIPSA講師・元RADA講師イラン・レイシェルによる俳優のためのフィジカル・ワークショップ」08/01-05実施※07/21〆切(メールのみ)

 英国人女優キャサリン・ハンターさん主演『カフカの猿』で、ムーブメント・ディレクターを務めたイラン・レイシェルさんのワークショップ情報です。詳細は公式サイトでご確認ください。

 キャサリンさんは『THE BEE』『The Diver』で野田秀樹さんと共演されています。東京芸術劇場ではキャサリンさんのワークショップも実施されていましたね。

 5日間みっちりで10,000円はとても安いんじゃないでしょうか。お時間のある俳優さんはぜひ。

 ●東京芸術劇場「ロンドンLIPSA講師・元RADA講師イラン・レイシェルによる俳優のためのフィジカル・ワークショップ」
  期間:2013年08月01日 (木) ~2013年08月05日 (月)各日11:00~17:00
   ※5日間にわたるワークショップ
  会場:水天宮ピット中スタジオ1
  対象:舞台で活動している俳優。できる限り全日程参加可能な方。
  定員:20名
   ※応募多数の場合は、応募内容により簡単な選考を行います。
  料金:10,000円
  申込み締切:2013年7月21日(日)※メールのみ

Posted by shinobu at 16:26 | TrackBack

【新聞記事】岡田利規さん「21世紀現代演劇の先陣を切る」「僕らを知れば演劇が変わる」(朝日新聞フロントランナー)を読んで/「嘘」の力について

 朝日新聞にチェルフィッチュの岡田利規さんについて大きな記事が掲載されました。2013年07月06日の「be」フロントランナーです。
 ⇒「21世紀現代演劇の先陣を切る
 ⇒「僕らを知れば演劇が変わる
 ⇒プロフィール

 新作『地面と床』についてのインタビューで、特に印象に残った部分を引用します。

 記者:(『地面と床』では)日本語がなくなる可能性も触れています。
 岡田:言葉は、社会をよりよい方向に導く道具として機能すべきだと思う。いまの日本語はそれに失敗してるんですよ。例えば、駅で「三列に並んでください」ってアナウンスするのに、みんな二列に並ぶんです。言葉として機能してないから「これで日本語は終わるな」と思ってるんです。

20130706_okadatoshiki_asahi_be_s.jpg

 引用は以上です。

 日本語が「言葉として機能してない」というご指摘にショックを受けました。「そんな馬鹿な!」と反射的に否定する意識が働いたのですが、冷静に考えると否定できませんでした。私自身が、テレビのニュースで政治家が話している言葉を信じていないからです。また、アナウンサーが事務的に語っているニュースの言葉も半信半疑で聞いています。これこそが“言葉として機能してない”証拠だと思いました。なぜこんなことになってしまったんでしょうか。

 「具体的な誰か」のせいではない気がして、自分の過去をさかのぼって考えてみました。ひとつには、「嘘」の性質を自分が理解していなかったせいではないかと思い当たりました。幼稚園に行く前から親や先生たちに「嘘をついてはいけない」と教えられてきました。理由は「誰かを傷つけるから」「迷惑をかけるから」などです。でも本当はそれだけじゃなくて、むしろ「嘘」によって言葉を無力化してしまうことが、忌むべき、恐ろしい行為だからじゃないのかしら…。※ここでの「嘘」は「フィクション(虚構)」と同じではありません。

 「嘘」は誰かを傷つけたり、迷惑をかけたりするだけではなく、社会全体にダメージを与えるものだということは、このインターネット社会でより顕著になってきていますよね(例:ネット上の匿名の殺人予告など)。「嘘」は、ついた人とその相手の2者の間だけにあるのではなく、ついた瞬間に、もっと広い、大きな世界に影響を及ぼしています。「嘘」が持つ機能や影響力は単純なものではないことを、もっと早くに気づくべきでした。

 「嘘」について考えるうちに「本当」についても思い起こしました。私の人生の転機になったジェニー・シーレイさんのワークショップでは、障害を持つ人と持たない人とが真剣にコミュニケーションをしていました。話題は「私は6人家族です」という、ごくごくたわいない、プライベートな事実だけだったのですが、一点の曇りもなく、本当のことを伝えよう(知ろう)として、相手を求めていることが明白で、「天国というものがもし存在するなら、この場所こそ天国だ」と思うほど幸福な気持ちにさせてくれたのです。「本当」の力は絶大です。

 ただ、「嘘も方便」を否定する気はありません。常に本音だけを話して正直に生きられるなら楽ちんですが、人生はそんなに簡単ではないですものね(笑)。「嘘」をつく時は、その「嘘」に責任を持たなければいけないと思います。バレた時に本領を発揮するように工夫したり、少なくともお墓まで持っていくなど、慎重に、真剣に、できればユーモアも交えるなどして、上手に取り扱えるようになりたいです。また、できることなら、人にどう思われようが、自分の気持ちに正直に生きていたいですね。「自分が誰であるのか(WHO YOU ARE, WHAT YOU ARE)に正直(OPEN AND HONEST)」であれば、ジェニーのワークショップの幸福はいつでも私のものだから。もしかすると舞台上や劇場内でしか成立しないことなのかもしれないけれど。

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 16:04 | TrackBack

2013年07月12日

ナイロン100℃『わが闇(再演)』06/22-07/15本多劇場

 『わが闇(再演)』はケラリーノ・サンドロヴィッチさん率いる人気劇団ナイロン100℃の代表作の1つ。初演と同じキャストが揃う再演はとても贅沢です。上演時間は約3時間20分(途中休憩15分を含む)。

 メルマガ号外を出したかったのに、時間も余裕もなくて、出せませんでした…無念。一緒に観に行った娘もとても喜んでくれました。

 2013年のしのぶの演劇ベストテンに掲載(2015/03/31加筆)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『わが闇

 KERAさんがおっしゃるとおりでした。初演も観ましたが、今回は最初の方の映像演出までで、あまりに行き届いたサービスに感動して涙ぐんでしまって、その後は笑いすぎてつらいと思うぐらいに笑わせてもらって、ああ、一人でじゃなくて誰かを誘って観に行って良かったと思いました。もちろん笑いの意味で面白くだけじゃなく、ドラマとしても物語としても「幅広い層に響く作品」で、感服というか完敗というか、参ってしまった…。KERAさん凄い、劇団ナイロン100℃、ありがとうございます。東京公演は残すところわずかですが、多地域ツアーあります。本当にどなたにもお薦めしたいと思うお芝居なので、ぜひ前売り券を買って下さいませ。東京公演も当日券は出るようです。本多劇場です。本当に笑いすぎて疲労困憊。

 ここからネタバレします。

≪東京、大阪、横浜、北九州、名古屋≫
ナイロン100℃結成20周年記念企画第三弾 ナイロン100℃ 40thSESSION
出演:犬山イヌコ、峯村リエ、みのすけ、三宅弘城、大倉孝二、松永玲子、長田奈麻、廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、皆戸麻衣、岡田義徳、坂井真紀、長谷川朝晴
脚本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 美術:中根聡子 照明:関口裕二(balance,inc.DESIGN) 音響:水越佳一(モックサウンド) 映像:上田大樹 大鹿奈穂(&FICTION!) 衣裳:前田文子 ヘアメイク:武井優子 演出助手:山田美紀 舞台監督:宇佐美雅人(バックステージ) 宣伝美術:雨堤千砂子(wagon) 宣伝写真:江隈麗志 宣伝衣裳:宮本宣子 宣伝ヘアメイク:山本絵里子 浅沼靖(Eau) プリンティングディレクター:青山功(リトルウイング) プロデューサー:高橋典子 制作:佐々木 悠 川上美幸 青野華生子 北里美織子 川上雄一郎 仲谷正資  広報宣伝:米田律子 太齋志保 製作:北牧裕幸 企画・製作:シリーウォーク キューブ
チケット料金:6,900円(当日・前売共/全席指定/税込) 学生割引券:4,300円(前売のみ/チケットぴあのみ/劇場受付にて学生証提示/税込)
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/nylon40th.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:56 | TrackBack

2013年07月11日

FUKAIPRODUCE羽衣『Still on a roll』07/11-21こまばアゴラ劇場

 糸井幸之介さんが作・演出・音楽・美術などをトータルに手掛け、女優の深井順子さんがプロデュースするFUKAIPRODUCE羽衣の、初の3都市ツアーです。

 ⇒CoRich舞台芸術!『Still on a roll

 ※このエントリーは2013年12月29日に投稿しました。

≪東京、香川、大阪≫
出演:深井順子 日高啓介 鯉和鮎美 高橋義和 澤田慎司 伊藤昌子 鈴木裕二 新部聖子 福原冠 森下亮(クロムモリブデン) 舞台監督:渡辺了((株)ダイ・レクト) 照明:松本永 プロデュース:深井順子 作・演出・音楽・美術:糸井幸之介 音響:佐藤こうじ(Sugar Sound) 音響操作:寺澤光 衣装:吉田健太郎 振付:木皮成 宣伝美術:林弥生 絵:糸井幸之介 制作:坂田厚子 大石丈太郎
前売:3,000円 当日:3,500円 初日割引:2,800円 さいふにやさシート:2,000円(枚数限定/直前入場) ウルトラマニアチケット:10,000円(要予約/二公演+お土産付き)
*日時指定・全席自由席・整理番号付 *未就学児童はご入場いただけません。
http://www.komaba-agora.com/line_up/2013/07/hagoromo/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:45 | TrackBack

2013年07月10日

【ワークショップ・オーディション】KUNIO11「『ハムレット(仮)』2014年夏・京都&東京、他公演の出演者募集」※7/26〆切(郵送のみ)

 来年の夏、杉原邦生さんがシェイクスピアの『ハムレット』を演出されます。京都、東京、その他でのツアーが予定されている新作公演の、出演者募集情報です。応募資格は18歳以上であること。性別、経験は不問です。

 杉原さんは今年のCoRich舞台芸術まつり!でグランプリを獲得した木ノ下歌舞伎のメンバーでもあり、今秋にはF/T13主催プログラムとして『東海道四谷怪談』 の通し上演をされます。昨年の「演劇男子。vol.3」では、注目の若手演出家として紹介させていただきました。

 夏と冬にオーディションがあり、合格者による作品創作のためのワークショップもあります。応募要項をよく読んでお申し込みください。応募用紙は公式サイトからダウンロード可能です(Word又はPDF)。

 ●KUNIO11『ハムレット(仮)』
  演出・美術=杉原邦生
  作=ウィリアム・シェイクスピア
  《京都公演》2014年 6~7月 の期間で調整中 会場:京都芸術センター
  《東京公演》2014年 7月28日 (月) ~ 8月 3日 (日) 会場:未定
   ※他地区でも公演を調整中。
 ・ワークショップオーディション
  応募締切:2013年 7月26日 (金) 消印有効

Posted by shinobu at 16:17 | TrackBack

【ワークショップ】「マイムワークショップ(講師:小野寺修二)」7/27朝日カルチャーセンター新宿教室※〆切日時不明(専用フォームあり)

 カンパニーデラシネラの小野寺修二さんによる、1日だけのマイムワークショップです。興味のある方は是非。詳細は公式サイトをご確認ください。カンパニーデラシネラのサイトにも情報あり。

 ●朝日カルチャーセンター「マイムワークショップ」
  日時:7/27(土)13:30-15:00
  開催場所:新宿住友ビル 4階
  講師:小野寺修二
  受講料:会員3,150円/一般3,780円

Posted by shinobu at 15:43 | TrackBack

2013年07月07日

【写真レポート】東京芸術劇場『芸劇eyes番外編第2弾「God save the Queen」』記者・媒体関係者懇談会07/03東京芸術劇場リハーサルルームL

 野田秀樹さんが芸術監督をつとめる東京芸術劇場が、『20年安泰。』に続く芸劇eyes番外編第2弾『God save the Queen』(ゴッド・セイブ・ザ・クイーン/略称『GsQ』)を製作します。作品を発表する5団体の作・演出家が登壇する記者・媒体関係者懇談会に伺いました。

 芸劇eyes番外編とは、同劇場が若い劇団を紹介するショーケース形式の公演で、1度に5作品を観られます。『God save the Queen(女王陛下万歳)』というタイトルは、作・演出家5人が偶然、全員女性だったため。やりたいことがはっきりしている若者の、頼もしい言葉が聴けました。

 ●芸劇eyes番外編第2弾『God save the Queen』
  期間:2013年9月12日(木)~16日(月・祝)
  会場:東京芸術劇場シアターイースト
  参加団体(作・演出):うさぎストライプ(大池容子) タカハ劇団(高羽彩) 鳥公園(西尾佳織) ワワフラミンゴ(鳥山フキ) Q(市原佐都子) ※五十音順
  ⇒公式サイト
  ⇒芸劇BUZZ「『GsQ』の全容を遂に発表。」(PDF)
  ⇒CoRich舞台芸術!『God save the Queen

【写真↓左から敬称略:市原佐都子、大池容子、西尾佳織、鳥山フキ、高羽彩】
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■高萩宏さん(東京芸術劇場副館長)よりご挨拶
 高萩:(5団体を見て)若いアーティストたちは、演劇を通じて色んな形で社会と向き合い始めていることが、すごくよくわかりました。

■徳永京子さん(企画コーディネーター)より企画趣旨の説明

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徳永さん ⇒Twitterあり!

 徳永:普段は演劇ジャーナリストとしてお仕事をしているのですが、それと並行して2009年から東京芸術劇場の企画運営委員をさせていただいております。シアターイーストとシアターウエスト(旧小ホール1、2)の企画のお手伝いをしたことから、芸劇eyes、および芸劇eyes番外編という流れができました。
 2011年に水天宮ピットで上演された『芸劇eyes番外編「20年安泰。」』はおかげ様で大変ご好評いただきました。明らかにこれまでとは違う、演劇を変えて行く力のある劇団がたまたま5つ見つかったのと、東京芸術劇場の色々なタイミングがうまく重なり合って実現した企画でした。
 ありがたいことに「来年すぐにでも」というお声掛けをいただいたんですが、若手のショーケースをやるために5劇団を集めたわけではなかったので、「毎年のように凄い才能が現れるわけありませんから、無理です」とお答えしていたんです。でも意外や意外、こうして2年後に第2弾ができることになりまして、私自身もとても嬉しいです。

 今回も「芸劇eyes番外編の第2弾をやろう」として集めたわけではありません。私が心の中で大騒ぎするような、素晴らしい才能、新しい才能が見つかった。その人たちがたまたま同じ時期に公演が出来ることになった。そういう幸運が重なって実現しました。
 今回の参加者も『20年安泰。』でご紹介した5劇団と同じように、演劇の定義を更新していく力を持っています。そして、たまたま5人とも女性の作・演出家でした。彼女たちによって“女性劇作家”という定義が明らかに書き換えられていくだろう、そしてより自由に、より強靭なものになっていくだろうという期待を抱かせてくれる5人です
 『God save the Queen』とは、皆さんご存知のように「女王陛下万歳」「女王陛下に栄光あれ」という意味です。5人全員が女性であることが、ひとことでパっとわかるようなタイトルにしました。5人が女王様のようにツンとしているのでありません(笑)。でも彼女たちの作品は非常に気高く、潔癖で、影響力があるものだと信じています

 ⇒Togetter「東京芸術劇場・芸劇eyesの選定基準について」(2013年7月7日~8日の会話・7月8日加筆)

■大池容子さん(うさぎストライプ)

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大池さん

 大池:参加団体の中で、たぶんうさぎストライプがダントツで知名度がないと思うのですけれど…この機会にちょっとでもうさぎストライプのことを好きになっていただけたらと思っております。
 女性の作・演出家のショーケースですが、私自身は「女性作家」とか「女性らしい作風」と言われると、ものすごく恥ずかしいです。作品を観ていただいた後に「少女漫画お好きでしょ?」とかよく言われるんですけど、あんまり好きじゃないし、本当に「あぁ、恥ずかしいなぁ」という気持ちになります。今回はそういう気恥かしさと闘いながらがんばろうと思います。

 質問:“女性性”の作品への影響/出演者の男女の比率について
 大池:私のお芝居の出演者は女性が多いですが、意識はあんまりしていません。自分としては、そんなに作品に性別はあらわれていないと思うんですが、「女性っぽいね」とよく言われるので、今回は参加する方々との共通点や相違点をチラチラ盗み見ながら、自分のことを考えようと思っています。
 女性男性問わず、性別を感じさせない俳優さんが好きです。たとえばあどけない感じの。3~4歳の子供って男女の差がわからないですよね。そういう匂いの俳優さんが好きです。

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■高羽彩さんさん(タカハ劇団)

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高羽さん

 高羽:雑誌“芸劇BUZZ”で、タカハ劇団を「5団体の中で唯一スタンダードな作風」と紹介していただきました。日常会話を積みあげていく中で生まれるドラマをいかに表現するか。それを大切にして作品を作っております
 今回のショーケースという形は、おそらく(会話劇の作り手である)私が一番難しいんじゃないかと、被害妄想的に思ってるんですけど(笑)、その分、いつも自分が出来ないことや、無意識にやろうとしていないことをふんだんに取り入れて、与えられた課題、環境を思う存分楽しんでいきたいと思っております。

 タカハ劇団のロゴマークについてご説明します。名前がタカハ(タカ派)なので、右翼的なお芝居を作ってるんじゃないかと誤解されることが大変多くて(笑)、心はハト派だよという意志表示のために鳩のマークにしております。2匹の鳩が、シャムの双生児のように背中合わせでくっついているデザインです。常につながり合って、相手のぬくもりを感じることはできるけれど、決してお互いの表情を見ることができない。私が常に考えている人間関係のジレンマを象徴するロゴです。私の作品はそこに集約することが多いと思います。今回は短い時間を十分に使って、私の思う「人間って何だろう」という問いを、皆さんにお伝えできたらと思っています。

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 質問:“女性性”の作品への影響/出演者の男女の比率について
 高羽:私の場合は、作品に「女性性」は全く反映されていないんじゃないかと思います。ご覧頂いた方から「タカハさんはずっと男性だと思ってました」と言われることがすごく多いんですね。私個人としては思春期以前から自分が女性であることにもの凄くコンプレックスをもって育ってきたというか カテゴライズされることが我慢ならないという、気難しい子供でした(笑)。「女だから」だけじゃなく、今なら「日本人だから/中国人だから」、他にも「学生だから/社会人だから」といった世の中に氾濫してるカテゴライズを、とにかく否定したくて苦しんだ思春期がありました。自分の作品に女性性が感じられないのは、結局そういった経験が影響しているんだと思います。「女らしい作品なんて書いてやるものか」というこだわりが、劇作家を始めた当時は強かったんですね。今はそれが当たり前になって、自分の書きたいものを書くようになりました。皮肉なことですけど…そういうものに縛られているからこその、「男性的な作風」なんじゃないかと思います。

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 徳永:私が最初に高羽作品を観た時も、女性が描いてるとは思わなかったんです。演出もソリッドでしたし。
 つい先日まで上演されていた高羽さん作・演出の『ブスサーカス』は、「ブスな女優しか出さない」というちょっと挑発的な(笑)公演で、美醜の問題がテーマでした。「醜く生まれた者は負けて、美しく生まれた者だけが勝つ」ということにドラマを生み出すのではなく、「美にも不幸はあるし、醜には醜の幸せや楽しさがある、そこから人生は始まっていくのだ」と、美醜の損得を認めた先に進めて行く視線がありました。たぶんそれは男性の作家では書けないのではないかと思います。


■西尾佳織さん(鳥公園)

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西尾さん

 西尾:演出家というとリーダーシップをとって「皆俺について来い!」みたいな、強く出る人のイメージがありますが、私は受動の力で作りたいなぁと思っています。もちろん作品づくりは演出家の最初のイメージや考えから始まりますが、絶対予定通りには行かないし、色んな邪魔が入ってくる。それを呼び込みたいと思っています。たとえば俳優が私の思った通りにできなくても、そっちの方が面白いと言って寄り道したり、自分の想定の範囲をガンガン超えて来るものが沢山あるなぁと思ってまして。普通に生きてると思い通りに行った方がいいなと思うことはあるんですけど(笑)、自分と違う人がたくさん存在して、そのたくさんの存在に引きずられることを前提に、作っていけるかなぁと考えています
 場所の力が強いところ(=普通の劇場ではない空間)で公演をすることが多いんですが、入りこんでくるだろう何かに助けられている気がします。
 まだ仮タイトルですが、今回は『蒸発』という作品を作ろうと思っています。ある新聞の社説に「国が蒸発するんじゃないか」と書かれていて、「国が蒸発」ってすごく変だけど、わかる気がしました

 (記者から向かって右側の女性を紹介して)劇団員の森すみれです。なぜ劇団員も登壇したのかというと、森と2人でやってるのが大事だからです。鳥公園をはじめて1年ぐらいは私1人だったんですけれど、1人でやれることをガンガンやるのは苦しいし、あまりうまくいかないなぁと思ってまして。あんまりそう見えないかもしれないんですけど、けっこう私、我が強くてですね(笑)、気をつけないと頭でっかちになるんですよね。言葉が勝ってしまうというか。森はあまり話すタイプじゃないんですが、森と一緒にいる塩梅がとても大事です。「鳥公園というと西尾さん」と思い出して下さる方が多いんですけれども、私はもう前に出なくてもいいなというか、もっとどんどん、穴みたいに、でくのぼうみたいになっていけたらいいなと思ってまして(笑)。森すみれは面白い俳優ですので、ぜひ皆さん憶えておいてください。

 【写真↓左から:西尾さん、森すみれさん】
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 質問:“女性性”の作品への影響/出演者の男女の比率について
 西尾:女性というものを、私はかなり意識していると思います。中高6年間が女子校だったので、だいたい女の子しかいない単一的な空間にずっといて、規制もなく、言いたいことも好き放題言っていました。その後にいざ男性と混ざることになると、「あぁ、まだやっぱりすごく男社会なんだなぁ」と発見しました。フェミニズムが強かった時代を経て、色々主張して色んなものを勝ち取った。でもだいぶん残滓がある…それが今だと感じています
 強い権力についてよく考えます。「何かを語ること」はすごく権力的で、語れないことについて、いつも考えます。だから「女だから何かを語る」となると、やりたいこととずれてしまう。(それもあって)女性の権利を主張する作品をやりたいとは思わないです。でも、自分が普通に暮らしていて感じていること、受け取っていることが作品に流れ込んでいくので、絶対に作品に反映されているだろうと思います。

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 質問:9月の『GsQ』に続いて10月にMITAKA“Next”Selection『カンロ』を上演する際の、作品の継続性・関連性は?
 西尾:『GsQ』と『カンロ』は、私の中ではつながってしまうと思います。9月の『GsQ』では暗い、少しネガティブな側から、ぬかるみのような湿度のある側から、または過去から、同じものを見るような感じ。10月の『カンロ』は、今もしくはちょっと昔から始まって、未来に向かって進んでいく話になると思います。『カンロ』は明るくなったらいな~と思ってるんですけれど、やってみないとわからないです。2つの作品では、そういった時間が変化していくことをやりたいなと思っています。


■鳥山フキさん(ワワフラミンゴ)

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鳥山さん

 鳥山:いつもわりと小規模に、小さいところで公演をしておりまして、こういう大きな舞台に立てることを本当に嬉しいなと思います。自分の作ってる劇団はそんなに人に好かれるものだと思っていなかったので、「外に出ていいよ」って言われたような感じがして、すごく嬉しかったです。
 メインというよりはサブというか、頭の隅で考えているような、どうでもいい、どうしようもないことを書いてます。(記者に向かって)今もたぶん皆さんは、メインでやってることと並行して、全く別の、本当にどうでもいいようなことを考えていると思うんですね。そういうことにすごく興味があります。(会場となるシアターイーストは)立派な劇場なんですけれど、いつもどおり、しょうもないことを書きたいと思っています。
 色合いや肌触りを先に決めて、それに近づけて行くような、イメージ先行の作品作りをしています。今回は「黄色いプラスチックの下敷き」みたいな感じにしようかなって。硬くて、ペラペラしてて、ちょっとふざけたような話になると思います。どのあたりが黄色なのかなってことを考えたりして、観ていただけたら。

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 質問:“女性性”の作品への影響/出演者の男女の比率について
 鳥山:出演者は女性プラス男性1名の場合もあるんですけれども、基本的には女性だけの作品がほとんどです。やっぱり女性の方が書きやすいんですね。男性は書きづらい。1名プラスするのは、男性も出したいという気持ちもあるからですが。なんでこんなに苦手意識を持ってしまったんだろう…という感じもあります。
 ワワフラミンゴとは別に“鳥山フキ個人企画”を昨年から始めました。そこではワワフラミンゴとは違う方向性で、自分が苦手とするものや、誰からも期待されていないものを書いていこうと思ってます。そっちではもしかしたら男性をもっと出すことも考えるかもしれません。


 ■市原佐都子さん(Q)

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市原さん

 市原:Q(キュー)は2年前から活動開始しまして、今年はこの企画と、フェスティバル/トーキョー13(F/T13)の公募プログラムに参加します。いつもどおりやっていきたいなと思ってます。「いつもどおりとはどういうことなのか」を意識するんですけど、いつも無意識にやってることが多いので、今年からなんか難しいなーって思います…はい。まあ私が作るものを、作ります。
 Qという名前は、別に意味はなく、形がいいなと思ってつけました。検索に引っかからなくてすごい苦労してます(会場で笑いが起こる)。
 「Q 演劇」で検索すれば大丈夫だそうです!

 質問:“女性性”の作品への影響/出演者の男女の比率について
 市原:私の作品も女性が出てくるのが多いです。けど…そうですね…女の人の方が複雑というか、なんか面白いなって思います。こんなこと言ったら「お前なんかが(エラそうに)」って思われるかもしれないですけど(笑)、男の人の方が何を考えてるかはわかって、でも理解はできなくて、(理解できないことも含めて)そういうことを別に面白いとは思わなくて。女の人の方が複雑で、わからないことが多くて、面白くて。それに劇に出てると見た目も可愛いし。あんまり男の子は…そんなに、いいなって思わない…です。

 【写真↓右側の、笑いをこらえられない徳永さんにご注目(笑)。私も笑いが止まらなかったです(笑)。】
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 質問:9月の『GsQ』に続いて11月のF/T13公募プログラムに参加する際の、作品の継続性・関連性は?
 市原:『GsQ』とF/T13『いのちのちQ』の出演者をオーディションで5人選びました。『GsQ』の出演者は女の子4人で、いつもQに出演している2人と、オーディションで選ばれた2人です。F/T13公募プログラムは、今年2月のTPAMショーケースで上演した『いのちのちQ』とは、タイトルは一緒でも内容は全然違う新作になります。オーディションで選ばれた5人に、いつもQに出演している2人をプラスして、出演者7人の作品になります。オーディションで選ばれた5人のうち2人は、『GsQ』とF/T13の両方に出演します。
 続けて作品を作りますが「つなげること」はいつも考えてないです。同じ人(=私)が作るので、なんとなくつながってはいます。今回も、その先もずっと、今までのことを踏まえて、新しいというか、先へ行けたらと思っています。

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 徳永:「イノチノチキュウ」というと「命の地球」と脳内変換する方が多いと思うんですが、実際は「いのち・のち・Q」ですよね。
 市原:『いのちのちQ』の意味は別にないです。響きが良くてQっぽいし、(Qの作品には)いっぱい動物とか食べものとかも出てくるし(命につながる)。好きなんです。だからタイトルはずっと『いのちのちQ』でいいんじゃないかな、とか(笑)。いつもタイトルを考えるのが嫌(いや)だから。
 徳永:『GsQ』のためのタイトルは考えていただけるんでしょうか?(笑)
 市原:考えなければいけない…と、思っています(苦笑)。

【写真↓左から敬称略:市原佐都子、大池容子、西尾佳織、鳥山フキ、高羽彩】
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 【しのぶよりひとこと】
 企画趣旨の説明とあわせて5人のアーティストを紹介された徳永京子さんは、ポスト・パフォーマンス・トークの司会やゲストとして登壇されている時とは少し違う、キリリと潔い、堂々とした態度でいらっしゃいました。懇親会に呼ばれた記者と紹介されたアーティストの両方に対して、真摯かつフェアーな姿勢に身が引き締まる思いがしました。
 舞台映像の上映を含むプレゼンテーションと質疑応答の後は、記者のテーブルを各劇団がまわっていく、お見合いイベント形式の(笑)懇談会となりました。

・うさぎストライプ 過去レビュー⇒
 大池容子さん、美人! 大池さんは青年団演出部所属です。青年団は平田オリザさんが作・演出・主宰する劇団で、平田さんが芸術監督をつとめるこまばアゴラ劇場のレジデント・カンパニー。2008年からほぼ毎年のように同団体、同劇場にかかわった若手アーティストの中から、岸田國士戯曲賞受賞者が輩出されています。演出家も育っています。

・タカハ劇団 主な過去レビュー⇒
 『GsQ』で上演する作品の企画書をいち早く配布してくださった高羽彩さん。さすが、外部でも活躍されている方ですね。「脚本を書き始める段階で結末は決まっている」ことがほとんどだそうです。今回出演されるイケメン俳優の1人は、個人的に少し注目していた俳優なので、そこにも期待します。

・鳥公園 関連エントリー⇒
 西尾佳織さんがシビウ演劇祭のボランティアスタッフとして、ルーマニアはじめヨーロッパの各国に約1ヵ月滞在して感じたこと等を話して下さいました。さまざまな人種の人々が生きる街で、自分はアジア人なのだと自覚したことや「日本人は能天気だな」と思ったことなども、作品に反映されるのでしょうね。

・ワワフラミンゴ
 「(立派な劇場での公演でも)しょうもないことを書きたい」とおっしゃった鳥山フキさん。今回は「黄色いプラスチックの下敷き」だそうですが、芸劇BUZZの紹介文にある「エビ、カニ、ホッチキス、双子等」をもとにした芝居ってどんなんだろう(笑)。ナンセンスな会話劇の舞台映像を見て、いい感じに力が抜けているトボけた間(ま)が面白くて、かなり笑わせていただきました。

・Q(キュー) 過去レビュー⇒、5、6 ※レビューが書けてない作品があります(涙)
 「男の人は面白くない」と言いきった市原佐都子さん(笑)。ご自身の女性性のみならず男女の性を俯瞰し、素材として客観的に取り扱っているのが痛快で、頼もしいことこの上なし!


 タカハ劇団とQは作・演出家1人だけのユニットで(タカハ劇団の高羽さんは事務所所属、Qは募集して集まった制作2人が同席)、鳥公園とワワフラミンゴは作・演出家と俳優が1人ずつ、うさぎストライプは作・演出家と俳優、制作、広報が1人ずつの計4人。どの劇団も常連出演の俳優は複数人いるようですが、団体としては少人数ですね。
 5人は大勢の記者を前に緊張されていたものの、若い女性らしい柔和な態度で、質問にも素直に答えてくださいました。自ら劇団を率いて自作を上演してきた方々の言葉には、実績に裏付けられた自信もあらわれていました。


芸劇eyes番外編・第2弾 God save the Queen
日時指定・入場整理番号付き・全席自由 前売2,500円 当日2,800円 高校生割引1,000円
※高校生割引は東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売りのみ取扱い。(枚数限定・要証明書)
http://www.geigeki.jp/performance/theater032/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:22 | TrackBack

2013年07月05日

【お知らせ】intro『わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY』7月19日(金)19時30分 の回終演後のトークにゲスト出演します

 intro(イントロ)はイトウワカナさんが作・演出される札幌の劇団です。昨年の「CoRich舞台芸術まつり!2012春」にて最終選考10団体に選ばれ、審査員として札幌まで行って『ことほぐ』を拝見してきました。⇒審査員のクチコミ評 ⇒観客の「観てきた!」クチコミ

 その後、『ことほぐ』東京公演には「CoRich舞台芸術まつり!」審査員の藤原ちからさんがトークゲストに出演され、今年の東京公演『わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY』には、同じく審査員だった鈴木理映子さんと私が参加することになりました。

 「CoRich舞台芸術まつり!」でつながった各地の舞台芸術団体とのご縁が、このように形になっていることを嬉しく思います。

 7月19日(金)19:30の回終演後のポスト・パフォーマンス・トークではイトウワカナさんとお話をします。よかったらお越しください。

 ●intro『わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY』
  07/19-21王子小劇場
  前売り2,500円 当日3,000円 高校生無料(要予約)
  ⇒公式サイト
  ⇒CoRich舞台芸術!でカンタン予約!

Posted by shinobu at 16:42 | TrackBack

2013年07月02日

ネビュラプロジェクト『シレンシオ』07/02-07東京芸術劇場プレイハウス

 パントマイマー・振付家の小野寺修二さんと、バレエダンサーの首藤康之さんが組んだ作品というと5年前の『空白に落ちた男』がすごく面白かったんです(お2人はその後も違う作品を創作されています)。そして『空白~』に魅了されたという原田知世さんが、30年ぶりに舞台出演されます。

 『シレンシオ』の意味は“静寂”だそうですが、音のない静けさにリンクする空白、孤独、闇なども、プレイハウスの大きな空間に広がりました。上演時間は約1時間20分。

 ⇒ぴあ:“日本でしか観られないフィジカルシアター”に挑戦
 ⇒産経新聞:舞台「シレンシオ」静寂から生まれる世界
 ⇒OPENERS:原田知世さんロングインタビュー

 ⇒CoRich舞台芸術!『シレンシオ

 映画女優として長いキャリアを持つ原田知世さんの、ものすごく久しぶりの舞台出演ということで、私も初めて生身の原田さんを拝見しました。お会いしたことなどないのに、どこから見ても原田知世さんで(当然ですが)、原田さんご自身の外見(身体的特徴や、動きのクセなども含む)を、素材としてそのまま生かしてるのだなと思いました。端正で涼やかな存在感。それでいてコケティッシュな魅力もあり。

  大きなステージの離れた場所で、動きがシンクロするオープニングの場面にゾクゾクしました。皆で集中力を持続させて気持ちを通じ合わせている、そういう見えない力が空間に充満してる…! 男3人、女3人の合計6人が、入れ替わりながらさまざまな“男女”を演じていきます。テーブルやイスをすばやく移動させて、次々と流れるように場面が変わっていくのは、いつもながら見事です。特に6人全員が何かを表現する場面は、不思議な振付でスリリング。首藤さんのバレエにはホ~っと見とれました。梶原暁子さんの肉感のある動きがとても好きです。

 ただ、原田さんと他のダンサーの方々との体の使い方というか、舞台上での立ち方が違っているのが気になりました。そもそもパントマイマーとバレエダンサーだって種類が違うので、それぞれに違うのは当たり前なんですけどね。
 出演者6人の内、首藤康之さん、梶原暁子さん、藤田桃子さん、小野寺修二さんの4人が『空白に落ちた男』に出ていらしたせいもあり、ついつい『空白に落ちた男』のシーンを思い出して、比べたりしてしまったり…うーん、作品の見方を間違えて失敗したかも…新しく出会う気持ちに切り替えるべきでした。

 ここからネタバレします。

 舞台奥に一面、壁が並んでいます。でも途中で色が違っていたり、窓やドアがあったりするので、庶民が暮らす街並みのよう。一番右端はBoulangerie(パン屋)でした。壁の高さは2階ぐらいまでで、上手の端は壁が切れています。舞台上部は何もない状態なので、全体的に暗闇が占める割合が大きいです。
 あざやかなオレンジ色の壁にあたる照明がきれいで、窓から帽子が出てくるのが可愛かったです。

 レストランに入って席につくけど、自分は客なのか給仕なのか。そして誰と待ち合わせして誰と食事するのか。何を待っているのか。クルクルとシームレスに人物が入れ替わっていくのが楽しいです。原田さんと首藤さんが“弟”について話していたけど、何(誰)だったのかわからず。それもまた喪失感=静寂のイメージにつながりました。

≪東京、大阪≫
出演:原田知世、梶原暁子、川合ロン、藤田桃子、小野寺修二、首藤康之
脚本・演出:小野寺修二 音楽監督・音楽:梅林茂  美術:石原敬  照明:磯野眞也(アイズ)  音響:細越泰良(オルフェオ)衣裳:山田いずみ  ヘアメイク:小林雄美  舞台監督:北林勇人(ニケステージワークス) 宣伝デザイン:柳沼博雅(GOAT)  宣伝写真:タカノリュウダイ 宣伝スタイリスト:谷藤知可子  宣伝ヘアメイク:木暮モエ プロデューサー:仲村和生  製作:ネビュラプロジェクト 企画:SAYATEI/カンパニーデラシネラ/NAPPOS UNITED 提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)《東京公演》協力:公益財団法人セゾン文化財団 主催: ネビュラプロジェクト/ 《大阪公演》ブリーゼアーツ 助成: 文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
【発売日】2013/04/28 S席6800円 A席6300円 中高生シート 1,000円 ※当日券は開演の1時間前より劇場受付にて販売。 ※開場は開演の30分前です。 ※上演時間は約1時間15分(予定)です。 ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
http://www.nevula.co.jp/silenzio/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:06 | TrackBack

【写真レポート】世田谷パブリックシアター「『ジャンヌ』制作発表会」07/01世田谷パブリックシアター内稽古場

 世田谷パブリックシアターの新作舞台『「ジャンヌ」―ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実―』の制作発表会に伺いました。

 劇作家バーナード・ショーがノーベル文学賞を受賞した1923年の古典戯曲が、鵜山仁さんによる構成・演出により、今の時代に共鳴する新しいジャンヌ・ダルク物語としてよみがえります。日本での上演は44年振りだそうです。

 タイトル・ロールのジャンヌ・ダルクを演じるのはミュージカル界の大スター、笹本玲奈さん。紅一点の笹本さんを支える、実力派舞台俳優が揃ったキャスティングにも期待できそうです。

 ●世田谷パブリックシアター
  『「ジャンヌ」―ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実―』
  ≪東京、兵庫 豊橋 札幌≫
  公演期間:2013年9月5日(木)~24日(火)
  会場:世田谷パブリックシアター
  チケット前売り開始(一般):7月6日(土)~
  チケット価格帯:3,800円~7,500円 他、学割などあり
  ⇒CoRich舞台芸術!『ジャンヌ

【写真↓後列左から:鵜山仁/中嶋しゅう/浅野雅博/村井國夫/小田島雄志
 前列左から:今井朋彦/笹本玲奈/伊礼彼方】
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 ■楫屋一之さん(世田谷パブリックシアター劇場部長)
 楫屋:『ジャンヌ』は当劇場の今年度のラインナップの中で、最大規模の作品です。ヒーロー(=ヒロイン)不在の混迷した世相の中で、新しいヒーロー像を提示しながら、少しでも明るい見通しが立てられるような作品を皆さまにお届けしたいと思っています。
 ジャンヌ・ダルクは15世紀の百年戦争の時にフランスのオルレアンに実在した少女です。皆さんご存知のように、最終的には火あぶりになって処刑されてしまいます。原作は1923年に劇作家バーナード・ショーが『セイント・ジョーン』という形で書き下ろし、舞台化されました。そしてこの作品でノーベル文学賞を受賞しています。日本ではいち早く1926年に築地小劇場にて上演(主演:山本安英)。その後、1963年に劇団雲で上演(主演:岸田今日子/1969年に再演)、今回は実に44年振りの久しぶりの上演となります。
 演出は当劇場に初めての登場となる鵜山仁さんです。原作を鵜山さんなりに再構成した新しい形の鵜山版ジャンヌ・ダルクになると思います。タイトルロールのジャンヌ役はミュージカル界のプリンセス、超売れっ子の笹本玲奈さんが挑みます。膨大なセリフ、スリリングな展開、そして豪華なスタッフ、キャストを揃え、日本全国の皆さまにお届けしたいと思います。


 ■小田島雄志さん(翻訳)

1Jehanne_Darc_odashima.JPG
小田島さん

 小田島:本当は翻訳の中川龍一さんに来ていただきたかったんだけど、今日はどうしても来られないらしくて。何年も前に亡くなったものだから(会場で笑いが起こる)。6場のうち3場まで中川さんが翻訳されて、病気で倒れられた。その後を僕が最後まで訳しました。タイトルが『ジャンヌ・ダルク』だとすると『ジャンヌ』が中川さんの訳で『ダルク』が僕の訳です。
 バーナード・ショーの作品の中で一番好きです。ジャンヌに対する愛情があるんです。ジャンヌ・ダルクを最初に英語で書いたのはもしかしたらシェイクスピアで、シェイクスピアの『ヘンリー六世』ではジャンヌは悪霊を呼び出す魔女になっています。ところがショーは愛情を込めた。なぜかというと、ショーはアイルランド人なんですね。アイルランド人はイングランド人と非常に仲が悪い。そしてフランス人とイングランド人は百年も戦争をした敵同士です。だからアイルランド人はフランス人を受け入れて仲良くなれる。(逆もまた然りで)たとえば作家だとバーナード・ショー、ジェイムズ・ジョイス、サミュエル・ベケットはアイルランド人で、彼らもまずフランスで受け入れられて、イギリスに行くのはその後になる。だからショーも(フランスの)オルレアンの乙女に興味を持ったんだろうと思います。
 僕は50年前に福田恆存さんの演出で岸田今日子さん主演の『ジャンヌ』を観ました。笹本さんのジャンヌを観られるなんて、こんなに嬉しいことはない。長生きはするもんです。
 先日、オルレアンに行ってきました。どこを向いてもそこら中にジャンヌの銅像などがあって、ジャンヌの記念館もある。一緒に行った記者が「この町はジャンヌ・ダラケですね」と言ってました(会場で笑いが起こる)。


 ■鵜山仁さん(構成・演出)

2Jehanne_Darc_uyama1.JPG
鵜山さん

 鵜山:僕自身もそうなんですが、世の中のものの見方や考え方が、大きなうねりでもって、徐々に変わって来てるんじゃなかと思っています。人間の一生を80年のスパンでとらえる時と、800年、8000年というスパンで考える時とでは、人間にとって“いいこと””悪いこと”が180度違う場合もある。じゃあどの価値観や考え方にのっとって、この世の中や人生をつくっていったらいいのか。ちゃんと真面目に考えて行かなきゃいけないんじゃないかと感じています。

 そういう時に、先ほど楫屋さんもおっしゃったように、我々の遺伝子(DNA)にジャンプをさせるような、世の中に風穴を開けてくれる存在が、ヒーロー(=ヒロイン)なんじゃないかと思うんです。広い意味での「ヒーロー誕生」というか、長い目で見て世の中を変えて行く力になる人、それにまつわる物語を、舞台で表現していくこと。口はばったいですけれども、そうやって舞台で表現をすることで、世の中を変えて行けると信じなきゃいけないんじゃないか。「こんなことで世の中は変わるのか(いや、変わらないんじゃないか)」と浮き沈みすることはあります。でも、世の中をちょっとずつ変えたり、人間が生きる世界の風通しをよくするために役立っているんじゃないかと、信じざるを得ない年齢になってしまった。

 こういう長い、広いスタンスの芝居ができるのは公共劇場ならではですし、公共劇場の1つの役割だと思います。たとえば数十年ぶりにこういう作品を採り上げられること自体も。最近、古典や近代古典が持つ長い、広いスタンスが面白くて、そのエネルギーに感動して、仕事をしながら多少は自分の背丈が伸びたような実感があります。
 紅一点の笹本さんと、おじさんたちと、けっこういい(年齢の)お兄さんたちが(笑)、「世の中を良く変えていく人間の力を、世田谷から発信しよう」という気持ちで、ここに集まりました。膨大なセリフなど、難しい面は色々あるんですけれども、こういう場の力を借りて、高いハードルを元気よく飛んで、皆さんにいい作品を、いいエネルギーをお伝えできればと思っています。


 ■笹本玲奈さん(ジャンヌ役)

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笹本さん

 笹本:デビュー15周年になるこの年に、ずーっと憧れ続けていたジャンヌ・ダルクという役を演じることができて、本当に心から嬉しく思っています。普段はミュージカルのお仕事の方が多いので、このようなストレートプレイはこれで2回目です。本当に初めてのようなものなので、ここにいらっしゃる素晴らしい俳優の先輩の皆さま…、おじさま、お兄さまに助けていただきながら(笑)、はじめてご一緒する鵜山さんに沢山ご指導いただきながら、タイトルにもある「ジャンヌ・ダルクの真実」を全身全霊で演じたいです。来月、フランスのオルレアンに行ってジャンヌを肌で感じてきたいと思います。そうして全ての準備を整えた上で、お稽古をがんばっていきたいと思っています。

 質問:ジャンヌに憧れる理由は?
 笹本:女性の自由が制限されていた時代に、1人の少女がひとつの信念を貫き通すために進んでいった姿に、私は凄く憧れます。ジャンヌとは全然違いますけれども、私自身もミュージカルがやりたいと思って、その夢に向かって突き進んできました。自分と彼女とを照らし合わせると、すごく共感するものがあります。ジャンヌはいつの時代も、女性にとっての憧れの存在なんじゃないかと思います。


 ■今井朋彦さん(ジャンヌと敵対するイギリス側の伯爵ウォリック役)

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今井さん

 今井:おじさんとお兄さんの微妙なボーダーライン上におります、今井です(笑)。ウォリックというとフランスの敵国であるイギリスの軍人ですので、全国のジャンヌ・ファン、全国の笹本玲奈ファンを完全に敵に回すなぁと思ったんですが、よく台本を読みますと、必ずしもウォリックだけが敵だったわけではなく、ある意味「よってたかってジャンヌを火刑台に送った」ようなところもあるんです。僕はウォリックの立場から、なぜジャンヌを死刑にしなければならなかったのかを演じられたらと思っています。
 僕は鵜山さんとは何度もご一緒させていただいています。芝居を始めたころ、演出家はどんな要求を突き付けてくるのか分からない怖い存在だったんですが、最近は、そこが逆に楽しみであると実感しております。特に鵜山さんは突拍子もないことを要求されるので、それにどう応えて初日を迎えられるのか、自分自身も楽しみにしております。

 質問:ジャンヌとはどんな存在ですか?
 今井:男性にとっては女性は永遠の謎でございまして。ジャンヌは、謎がギュッと詰まったエッセンスのような存在、でしょうか。


 ■伊礼彼方さん(ジャンヌとともに戦うオルレアンの私生児・貴公子デュノア役)

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 伊礼:貴公子の伊礼彼方です(笑)。台本のト書きに美青年とか、着飾っているとか、装飾品だとか、たくさん書いてあるんです。デュノアは笹本さん演じるジャンヌに近しい存在で、ジャンヌが一番フラットでいられる相手なんじゃないかと思います。実年齢も近いですし。とはいえデュノアは、ジャンヌと親しくはあるけれど、もしかしたら今井さん演じるウォリックよりも「ジャンヌを利用する」という意味で腹黒いのかもしれない…。鵜山さんに聞いてみないとわからないところですが。
 ちなみに僕はおじさんではなく、お兄さん側です(笑)。白黒はっきりつけておきましょう、今後進めやすいように(笑)。若手として皆さまの経験にたどりつけない部分もありますが、勝負していきたいです。素敵なデュノアを、素敵な作品を皆さんと一緒に作って行けたらと思っています。よろしくお願いします。

 
 ■浅野雅博さん(フランス王太子シャルル役)

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 浅野:僕は確実にお兄さん側だと思うんですけど(笑)。この濃ゆいキャスティングで稽古場がどういう風になるのか、いい意味でわくわくしています。歴史的にも、ジャンヌの神々しい愛に満ちた行動から、一番恩恵を受けたのはシャルルだと思います。シャルルは彼女にどんどん成長させてもらった。
 ジャンヌとシャルルの2人っきりの密室のシーンがあるんですが、ある本によると、ジャンヌは最後までしゃべらなかったそうなんです。今回もそのシーンはあります。これから作っていくのが楽しみです。

 質問:ジャンヌとはどんな存在ですか?
 浅野:私はシャルル目線なので、「どうやってジャンヌに引っ張ってもらえるか」に尽きますね。(中嶋)しゅうさんもよく言うんです、「女性が一番つえーよ(=強いよ)」と。僕もそうだと思います。女性が言うことについていけば、間違いないと思ってます!(笑)


 ■中嶋しゅうさん(領主・将軍ロベール役/査問官ジョン・ルメートル役)

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 中嶋:確実におじさんの方だね、いや、おじいちゃんだな(笑)。抱負と言えるかどうかわからないんですが、大好きな鵜山仁という演出家と、大好きな俳優たちと、日々楽しく過ごせたらいいなと思っています。いい作品は、楽しい稽古場からしか生まれないと、私は信じています。
 ジャンヌは頑固な人だと思う。今は「玲奈ちゃんがやるジャンヌと向き合いたい」とだけ考えています。


 ■村井國夫さん(フランスの司教コーション)

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村井さん

 村井:この芝居、非常に難しい作品だと思います。シェイクスピアのロマンティック劇みたいにすれば、なんてことないんだろうけど、バーナード・ショーなので、そうはいかない。20世紀は戦いの世紀だと言われていますが、21世紀はどうなのか。今でも世界各地で色んな戦争があり、色んな人が犠牲になり、無為に死んでいくという状況があります。この戯曲には「キリストの受難だけでは足りない、もっともっと犠牲が必要なんだ。想像力のない人間のために」というセリフがあります。また最後のセリフにも胸を打たれました。心してかからなければと思っています。

 鵜山さんの稽古場は非常に楽しい稽古場です。何言ってるのかわからないところもあるんですけれども(笑)。今回、私は今井くんの次ぐらいにセリフが多いんじゃないかなぁ。『コペンハーゲン』という芝居で700ぐらいセリフがあったんですが、鵜山さんから1000以上のダメ出しをされました。「お前、褒めることはしないのか!」って言ったら、(鵜山さんは)「いえいえ感動してるんですよ~」とかワケわかんないこと言って(笑)。本当に褒めない人なんですよ。きっといいものができると期待しています。
 【訂正】「私は今井くんの次ぐらいにセリフが多いんじゃないかなぁ」とありますが、セリフが多いのではなく、「鵜山さんと一緒に仕事をした回数が今井くんの次ぐらいに多い」という意味でした。お詫びして訂正いたします(2013年7月4日加筆)。

 質問:ジャンヌとはどんな存在ですか?
 村井:非常に厄介な人物だと思います。なおかつシンパシーを感じずにいられない。笹本さんが魅力的にできるかどうかがカギですね。玲奈が魅力的にやってくれればくれるほど、私たちの役も引き立つというわけです(ニヤリ)。
 プレッシャーをかけられた笹本さんは「きゃー」と少さな悲鳴を上げてらっしゃいました(笑)。

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 ■笹本さんに質問:ストレート・プレイに臨む心構え、意気込みは?

 笹本:今エポニーヌ役を演じているミュージカル『レ・ミゼラブル』は、全てが音楽で進行していく作品ですので、音楽が心情を表現してくれたりします。でもストレート・プレイはそういうところが全くない。その人自身でその人の持つ感情すべてを表現しなければいけません。
 最近、鵜山さんと台本の読み合わせをしています。一番初めにジャンヌがロベールの名前を呼ぶシーンがあるんです。「ロベールさん」とうセリフの、その呼び方で、彼の地位や存在、他者からどう思われているのかを示してあげて欲しいと、鵜山さんに言われた時に、「ストレート・プレイってこういうことなんだ」「お芝居の基本ってそういうことなんだ」って気づいたんです。村井さんにすごく馬鹿にされそうですけど!(笑)
 自分が相手の存在を示してあげて、相手が私のジャンヌという存在を示してくれる。相手とのキャッチボールで全て成立するんだということを実感しました。デビューから15年も経って、今更こんなことを言うのは本当に遅いと思うんですけれども、ミュージカルにおいてもドラマにおいても、ストレート・プレイはお芝居の基本なんだとあらためて感じました。
 中嶋しゅうさんが、熱心に頷きながら聴いていらしたのが印象的でした。

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 ■質問:長く上演されなかった『ジャンヌ』が今、上演される理由は?

 鵜山:どうやら僕らは今、『ジャンヌ』で描かれているようなことを、夜よく寝られなくなるぐらい身近な問題として、考えなきゃいけないんじゃないか。そういう時代のうねりみたいなものが、あるんじゃないか。今、本当にそう思うんです。
 一番のおおもとの問いである「一体なんのために我々は生きているのか」「我々は何のために、どこに向かって生きているのか」を伝えるために、舞台でエネルギーを発して表現することが、必要とされている時代なんじゃないか
 たまたま他の公演でディケンズ(『ミュージカル 二都物語』)をやっているのもありまして、たとえばバルザックとかも、ほとんど誰にも読まれなくなっている古典の作品を、全然違うスタンスで舞台に乗せてみること、それも安直にアレンジするだけじゃなく、色んな方法で表現していくことが、すごく大事なんじゃないかと思っています。『ジャンヌ』はその中のひとつのポイントになるんじゃないかと思います。

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 ■伊礼:鵜山さんに質問です。『ジャンヌ』は信仰的な要素が強いですが、観客にどう受けとめてもらいたいとお考えですか?今後の稽古に活かしたいです。
 
 鵜山:お答えできる範囲で答えます(笑)。最近こんなことばかり言ってるんですが、明日死ぬかもしれないってことが、自分自身の問題なんです。井上ひさしさんのお芝居で「明日死ぬとわかったらどういう芝居をするか、どうやって今日一日を生きるのか」といったセリフがあって。生きることを、のっぴきならないこととして、自分につきつけてくる。たとえばジャンヌは急に火あぶりになってしまった。簡単に言えば命がけというか、命と引き換えるようにして表現をしてきた人物です。
 死んだ後のことを考えて生きること、死んだ後のことを考えて表現することの方が、当たり前なんじゃないかと最近思うようになって、宗教もそういうものなのかなと考えました。宗教の要素は他にも色々あるだろうけれど、僕にとっての一番のポイントは、「死んだ後のことを考えて生きる生き方」「死んだ後でも自分が死んでないような世界の在り方」。それを表現するならば、表現というものは多少は世の中の役に立つんじゃないか
 そんな長いスパンで生きるエネルギーを表現することの面白さが、まずは大事なんじゃないかと思っているので、舞台でそういう演技をしてください(笑)。

 伊礼:はい!がんばります。

 ■司会:『ジャンヌ』の最終場面には死んだ後のジャンヌが登場し、まさしく死んでからの生き方が描かれます。ぜひお楽しみいただけたらと思います。
 『ジャンヌ』のポスターについて説明させていただきます。ある本によると、ジャンヌは最後まで剣を抜かなかったそうです。鵜山さんのこだわりで、笹本さんには剣をまるで十字架のように抱くポーズをしていただきました。最後まで「神の声を聴いた」と言っていたので、「最後まで十字架」という意味も込められています。


 【しのぶよりひとこと】
 小田島雄志さんと鵜山仁さんが登壇される記者発表というと、2009年の『ヘンリー六世』もそうでした。小田島さん(82歳)が亡くなった中川龍一さんのことをまるで今も生きているかのようにお話しされた時、フラメンコダンサーの小島章司さん(73歳)、フランスの演出家クロード・レジさん(90歳)のことをすぐに思い出しました(⇒小島さんのコメント ⇒レジさん演出『室内』の紹介)。レジさんの『室内』はまさに死者と生者がともにある舞台でしたし、私自身も最近、約10年前に亡くなった祖母のことを今も生きている人のように思い出したことがあったので、とても共感しました。「人は二度死ぬ」とよく言われますよね。他者の記憶にあって、言葉にされる内は、まだ死者は生きているんだと思います。

 鵜山さんはまだ59歳か60歳という若さでいらっしゃいますが、「明日死ぬかもしれない」という実感を持って、舞台演出に臨んでいらっしゃるのがよくわかりました。また、長く広いスパンで考えることは、SPAC芸術総監督の宮城聰さんもおっしゃっていたことです。古典戯曲を今、上演することも、SPAC主催「ふじのくに⇄せかい演劇祭2013」のテーマに通じると思います。やはり、アーティストは共鳴し合っているんですね。彼らの声を、思いを、作品を通じて知り、味わって、世界をどう見たらいいのか、どう生きればいいのかを考える機会にさせてもらいたいと思います。

 俳優が自分の言葉で作品について、演じる役について語ると、その人自身の俳優としての在り方が直接伝わってくるものなんですね。出演者の皆さんが本気で語って下さったおかげだと思います。主役の笹本玲奈さんは、ストレート・プレイについて気づきを得たことを、正直に、晴れやかに話してくださいました。えらそうな言い方になって恐縮ですが「なんて勘のいい人なんだろう!」と少し感動しました。

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【レビュー、レポートの無断転載を禁止します】
[出演]笹本玲奈/今井朋彦/伊礼彼方/大沢健/浅野雅博/馬場徹/石母田史朗/金子由之/今村俊一/酒向芳/石田圭祐/新井康弘/小林勝也/中嶋しゅう/村井國夫
[作]バーナード・ショー[翻訳]中川龍一/小田島雄志 [演出]鵜山仁 [美術]乘峯雅寛 [照明]中山奈美 [音響]清水麻理子 [衣裳]原まさみ [ヘアメイク]鎌田直樹 [演出助手]稲葉賀恵 [舞台監督]北条孝 [主催] 公益財団法人せたがや文化財団 [企画制作] 世田谷パブリックシアター [協賛] トヨタ自動車株式会社/東邦ホールディングス株式会社 [協力] 東京急行電鉄/東急ホテルズ/渋谷エクセルホテル東急 [後援] 世田谷区
一般 S席7,500円(1階席・2階席センター)/ A席5,000円(2階席サイド)/ B席3,800円(3階)
 高校生以下 一般料金の半額(世田谷パブリックシアターチケットセンター店頭&電話予約のみ取扱い、年齢確認できるものを要提示) U24 一般料金の半額(世田谷パブリックシアターチケットセンターにて要事前登録、登録時年齢確認できるもの要提示、オンラインのみ取扱い、枚数限定)の会会員割引 S席7,000円 せたがやアーツカード会員割引 S席7,200円
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/09/20139.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2013年07月01日

メルマガ 2013年07月のお薦め舞台

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お薦めお芝居をご紹介しています

 2013年7月のお薦め舞台9本+αをご紹介します。

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 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 109    2013.07.01  1,965部 発行

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   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
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 ◎足の付け根まで肌を露出したファッションが流行中の2013年夏。
  生足で元気に町を闊歩して劇場に行きましょう!大人は選挙もね♪  

    舞台には、あなたの心を揺さぶり、
      人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください♪

 ◎メルマガのバックナンバー↓は全て公開しています。
    http://archive.mag2.com/0000134861/index.html


○○ 今回のもくじ
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 ◆1【今月のお薦め9本+α】
   
   ◎No.1→東京芸術劇場Roots Vol.1『ストリッパー物語』
       07/10-28東京芸術劇場シアターイースト
       ≪東京、宮城、福岡、滋賀≫
       http://www.geigeki.jp/performance/theater023/
    
 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→SPAC・静岡県舞台芸術センター『黄金の馬車』
       06/01-22舞台芸術公園 野外劇場「有度」
       http://www.spac.or.jp/f13goldencoach.html

 ◆3【もうすぐ夏休み! 大人も子供も楽しめる舞台】

   ◎“子供だまし”ではない、上質の舞台をご紹介!

 ◆4【「TACT/FEST」が開催される大阪・阿倍野に集まれ!】

   ◎大阪に、海外&日本から児童演劇が集結。レッツはしご観劇♪

 ◆5【編集後記】

   ◎「CoRich舞台芸術まつり!2013春」グランプリは木ノ下歌舞伎!
   ◎7/19夜、ポスト・パフォーマンス・トークにゲスト出演します。

 ◆6【このメルマガについての注意事項(毎月同じ内容です)】

   ◎はじめての方はどうぞお読みくださいね♪

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 ◆1 【今月のお薦め9本+α】
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 ▽★印がいちおし公演です(3本)。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/企画製作・『題名』・日程・会場・価格・URL
 ▽座種の記述がない公演は全席指定。
 ※先月から、掲載する公演情報(主に出演者)を減らしました。
  最新情報は公式サイトでご確認ください。
 ※お薦めの高額演劇公演が少なかったので、10本から9本にしました。
  演劇以外にミュージカル、バレエ等も含めました。


★1.ネビュラプロジェクト『シレンシオ』
  07/02-07東京芸術劇場プレイハウス
  ≪東京、大阪≫
  ☆出演:原田知世 梶原暁子 川合ロン 藤田桃子 小野寺修二 首藤康之
   作・演出:小野寺修二
   S席6800円 A席6300円 中高生シート1,000円
    http://www.nevula.co.jp/silenzio/
   パントマイマー・振付家の小野寺修二さんと、バレエダンサーの
   首藤康之さんが組んだ作品というと5年前の『空白に落ちた男』↓。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0221174012.html
   『シレンシオ』とは“静寂”。鍛えられた身体とマジカルな演出で、
   不思議世界に誘ってくれそう。原田知世さんの舞台出演は30年ぶり。
   ⇒ぴあ:“日本でしか観られないフィジカルシアター”に挑戦
    http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201306180000
   ⇒産経新聞:舞台「シレンシオ」静寂から生まれる世界
    http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130629/ent13062908230002-n1.htm
   ⇒OPENERS:原田知世さんロングインタビュー
    http://openers.jp/culture/lounge_interview/haradatomoyo_37228.html


2.新国立劇場演劇『象』
  07/02-21新国立劇場小劇場
  ≪東京、山形、兵庫≫
  ☆出演:大杉漣、木村了、奥菜恵、山西惇、神野三鈴、羽場裕一、他
   脚本:別役実 演出:深津篤史(桃園会)
   A席6,300円 B席3,150円 Z席1,500円
    http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000633_play.html
   深津篤史さん演出による別役実作『象』の再演です(2010年初演)。
   メインキャストの“男”役が稲垣吾郎さんから木村了さんにバトンタッチ。
   服の山に人が埋もれるような舞台美術が衝撃的でした。初演レビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0310233510.html
   原発事故による被ばくは続いています。再演の意義大いにありと思います。
   ぴあ、おけぴネットの稽古場レポート↓
    http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201306260004
    http://okepi.net/kangeki/archives/7282


3.パルコ・プロデュース『非常の人 何ぞ非常に ~奇譚 平賀源内と杉田玄白~』
  07/08-28 PARCO劇場
  ≪東京、福岡、岡山、石川、新潟、大阪≫
  パルコ劇場40周年記念公演
  ☆出演:佐々木蔵之介、岡本健一、小柳友、奥田達士、篠井英介
   脚本・演出:マキノノゾミ
   8,000円 U-25チケット=5,000円(25歳以下対象)
    http://www.parco-play.com/web/play/hijoh/
   平賀源内と杉田玄白の友情を描くマキノノゾミさんの新作青春群像劇。
   佐々木蔵之介さんら豪華キャスト。マキノノゾミさんインタビュー↓
    http://www.asahi.com/culture/articles/TKY201306220187.html


★.東京芸術劇場Roots Vol.1『ストリッパー物語』
  07/10-28東京芸術劇場 シアターイースト
  ≪東京、宮城、福岡、滋賀≫
  ☆出演:リリー・フランキー、渡辺真起子、でんでん、渋川清彦、安藤聖、
      古澤裕介、新田めぐみ、米村亮太朗、門脇麦
   脚本:つかこうへい 構成・演出:三浦大輔(ポツドール)
   一般5,500円、高校生割引1,000円、25歳以下 3,500円、
   65歳以上4,000円 ※障害者割引などあり。
    http://www.geigeki.jp/performance/theater023/
   07/03と07/06に事前レクチャー↓あり。
    http://www.geigeki.jp/performance/event035/

  ●お薦めポイント●
   東京芸術劇場の新シリーズ「Roots」は若手演出家の解釈と演出によって、
   1960、70年代の戯曲が持つ普遍的な魅力を新たに紹介する企画です。
   『ストリッパー物語』は2010年に亡くなったつかこうへいさんの作品で
   1975年初演。三浦大輔さんが小説版をベースに構成・演出されます。
   三浦さんは劇団ポツドールの作・演出家で、岸田國士賞受賞作家。
   岸田賞受賞作の再演時のレビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0311235425.html
   監督された映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』↓も面白かったです。
    http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334895/
   “つか×三浦”だけで必見な上に、豪華キャストです。
   つか作品を、つかさんっぽくない演出で観たいとずっと思っていたので、
   個人的にかなり期待しています。ヒリヒリ&ぐさぐさ来そうだけど!


5.TBS/Bunkamura/ぴあ/ホリプロ
  『マシュー・ボーンの「ドリアン・グレイ」』
  07/11-15 Bunkamuraオーチャードホール
  ☆出演:大貫勇輔(JP)、リチャード・ウィンザー(UK)、ほか
   翻案・演出・振付:マシュー・ボーン
   S席10,000円 A席8,000円 B席6,000円
   ※15歳未満は保護者同伴推奨。※未就学児童の入場不可。
    http://hpot.jp/dorian_gray/
   マシュー・ボーンさんが振付、演出する新作バレエ(2008年発表)は、
   オスカー・ワイルド作「ドリアン・グレイの肖像」を現代に置き換えた作品。
   今年1月に観た『ブベニチェク・ニューイヤーガラ~カノン~』↓でも
    http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/12_canon/
   同作がバレエになっていて、素晴らしかったです。
   キャッチコピーが「インモラルの衝撃」ですから、刺激が強そう!
   キャストは日本版と英国版あり。マシュー・ボーン作品の過去レビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0623232954.html
   男だけの白鳥の湖『SWAN LAKE』↓が有名です。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0223015636.html


6.こまつ座『頭痛肩こり樋口一葉』
  07/11-08/11紀伊國屋サザンシアター
  ≪東京、兵庫≫
  ☆出演:三田和代、小泉今日子、深谷美歩、愛華みれ、熊谷真実、若村麻由美
   脚本:井上ひさし 演出:栗山民也
   一般¥8,400 学生割引¥6,300
    http://www.komatsuza.co.jp/
   こまつ座第100回公演は、1984年の旗揚時に上演された樋口一葉のお話。
   何度も上演されてきた人気作であり、お盆の時期にぴったりのお芝居です。
   栗山民也さんによる新演出にも期待。2003年のレビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2003/0826005551.html


7.東宝『ミュージカル 二都物語』
  07/18-08/26帝国劇場
  ☆出演:井上芳雄、浦井健治、すみれ、ほか
   原作:チャールズ・ディケンズ 脚本・作詞・作曲:ジル・サントリエロ
   追加音楽:フランク・ワイルドボーン 翻訳・演出:鵜山仁
   S席12500円/A席8000円/B席4000円
    http://www.tohostage.com/nito/
   フランス革命期を生きた3人の男女の物語。日本初上陸のミュージカルです。
   鵜山仁さんの翻訳・演出にも期待できそう。
   井上芳雄さんと浦井健治さんはお芝居でも大活躍されている俳優です。
   井上さんは井上ひさしさんの遺作となった『組曲虐殺』↓の主役。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/1003235119.html
   『負傷者16人 -SIXTEEN WOUNDED-』↓も素晴らしかったです。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0507232131.html
   浦井さんと鵜山さんといえば『ヘンリー六世』↓三部作一挙上演で、
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/1030002029.html
   数々の演劇賞を受賞されました。


8.演劇集団円『ワーニャ伯父さん』
  07/19-28東京芸術劇場シアターウエスト
  ☆出演:金田明夫、高林由紀子、岡本瑞恵、藤田宗久、上杉陽一、
   吉見一豊、朴ろ美(ろは王へんに路)、山根舞、相馬一貴
   作:チェーホフ 台本・演出:内藤裕子
   一般5,500円  学生3,500円 ペアチケット10,000円
    http://www.en21.co.jp/wa-nya.html
   老舗劇団がチェーホフの『ワーニャ伯父さん』を上演。岩松了さんの
   お芝居にも出演されている上杉陽一さんと吉見一豊さんが気になります。


9.アミューズ・ミュージカルシアター『兄弟は勇敢だった?!』
  07/30-09/01アミューズ・ミュージカルシアター
  ☆出演:韓国ミュージカル俳優(一部ダブルキャスト)
   作・演出:チャン・ユジョン 作曲:チャン・ソヨン
   SS席¥8,000 S席¥7,000 テハンノシート3,000円(当日のみ)
   ※未就学児童の入場不可
    http://www.amuse-musical-theatre.jp/kyodai/
   2008年の韓国ミュージカル・アワーズのベスト小劇場ミュージカル受賞作。
   5回も再演を重ねているそうです。私が注目しているのは、
   ただいま上演中の『風月主』↓に主演されているキム・ジェボムさん。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0627210535.html
   韓国の舞台事情に詳しいライターさんのオススメ演目です。


 ☆☆☆────────────────────────────── 
  前売3000円台の気になる作品を7本ご紹介します。
 ──────────────────────────────☆☆☆

《1》シベリア少女鉄道『遙か遠く同じ空の下で君に贈る声援 2013』
  07/03-14王子小劇場
  ☆出演:篠塚茜、加藤雅人、佐々木幸子、川田智美、前野俊雄 土屋亮一
   脚本・演出:土屋亮一
   前売り3500円 当日3800円 整理番号付き自由席
   初日から3日間または平日早め(11日昼)はプレゼントあり。
    http://www.siberia.jp/
   トリッキーでばかばかしさ炸裂のお芝居をつくるシベリア少女鉄道。
   「満を持しての再演でブラッシュアップ&スピードアップ」だそうです。
   2003年のレビュー↓ ※いきなりネタバレしてますので閲覧注意!
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2003/0220221915.html


★《2》劇団青羽(チョンウ)『そうじゃないのに』
  07/05-07タイニイアリス
  ☆出演:韓国人俳優
   作:李美慶(イ・ミギョン) 演出:金洸甫(キム・クァンボ)
   前売り3000円 当日3500円
   3日間の上演で計3ステージ。各回終演後にトークなどあり。
    http://www.enjoytokyo.jp/stageplay/event/844420/
   昨年の、大韓民国演劇大賞演出賞・演技賞など、
   韓国で名だたる賞を総なめにしたお芝居が日本に初上陸。
   6月に行われたソウルでの再演↓は連日盛況だったそうです。
    http://www.playdb.co.kr/playdb/playdbDetail.asp?sReqPlayno=48588
   クァンボさんが演出し、ロングランされた舞台『親の顔が見たい』↓は、
    http://www.playdb.co.kr/playdb/PlaydbDetail.asp?sReqPlayNo=35788
   畑澤聖悟さんの戯曲↓です。韓国では小説化、映画化の噂も。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0416174655.html
   シアターガイド2013年7月号↓にクァンボさんのインタビュー記事あり。
    http://www.theaterguide.co.jp/newbook/backnumber/2013/07/index.html


《3》空想組曲『変則短篇集 組曲「空想」』
  07/06-28シアター風姿花伝
  ☆出演:古川悦史、松本紀保、堀越涼、川田希、他。日替わりゲストあり。
   脚本・演出:ほさかよう
   全席自由・整理番号付 通常チケット前売3,700円 当日4,000円
   早割チケット前売3,000円 当日3,300円
   ※ゲスト出演者による日替わり短編あり。
    http://www.k-kumikyoku.com/performance/11/
   ↓こりっちでカンタン予約! ※早割日程に完売続出中!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=46134
   ほさかようさんが作・演出される空想組曲が大好評だった短篇集を再演。
   3週間の小劇場ロングラン公演に挑戦します。2010年初演のレビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0704143513.html
   空想組曲はシアター風姿花伝の“プロミシング・カンパニー”↓です。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0209173828.html


《4》おにぎり『トークトワミー!』
  07/10-17ザ・スズナリ
  ☆出演:村木仁、市川しんぺー、池谷のぶえ
   脚本:江本純子 演出:千葉哲也
   自由席3,800円 指定席4,200円
    http://onigiri2013.tumblr.com/
    http://blog.livedoor.jp/onigiri2011/
   おにぎりはぽっちゃり体系の俳優3人のユニット。旗揚げ公演レビュー↓
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/0213213024.html
   ザ・スズナリの小空間でビッグな3人が、所せましと活躍?
   毛皮族の江本淳子さんが脚本を書き下ろし、俳優としても
   活躍されている千葉哲也さんが演出。“中年の物語”だそうです。


《5》FUKAIPRODUCE羽衣『Still on a roll』
  07/11-21こまばアゴラ劇場
  ≪東京、香川、大阪≫
  ☆出演:深井順子、日高啓介らFUKAIPRODUCE羽衣劇団員と客演俳優
   脚本・演出:糸井幸之介
  (全席自由) 前売:3,000円 当日:3,500円(初日割引:2,800円)
   さいふにやさシート:2,000円(枚数限定/直前入場) 
   ウルトラマニアチケット:10,000円(要予約/二公演+お土産付き)
    http://www.fukaiproduce-hagoromo.net/ ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=45859
   FUKAIPRODUCE羽衣は「CoRich舞台芸術まつり!2012春」グランプリ受賞団体。
    http://stage.corich.jp/festival2012/sponsored.php
   小劇場の至近距離での妙ージカル体験は、刺激的&感動的なはず!
   ※7月3日20時~前回公演『サロメVSヨカナーン』↓のUst放送あり。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0202125258.html
    Ust詳細:http://blog.zaq.ne.jp/take-noble_zakki/article/608/


《6》イキウメ『カタルシツ「地下室の手記」』
  07/25-08/05赤坂RED/THEATER
  ≪東京、大阪≫
  ☆出演:安井順平、小野ゆり子
   原作:ドストエフスキー 脚本・演出:前川知大
   前売3,8000円 当日4,000円
    http://www.ikiume.jp/katarushitsu_gaiyou.html
   前川知大さんが作・演出される人気劇団イキウメのいわゆる番外公演。
   作品の舞台を帝政ロシアから現代日本に置き換えるそうです。


《7》劇団姦し(かしまし)『歓喜の歌』
  07/31-08/05ザ・スズナリ
  ☆出演:あめくみちこ、かんのひとみ、那須佐代子、倉野章子、
      池津祥子、日比大介
   脚本・演出:赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)
   前売自由席(整理番号付)¥3500 指定席(前売・当日共に)¥4000
   指定席・お得な姦しチケット¥10800(女性3名様のみ)
    http://www.gekidan-kashimashi.jp/
   大人の女優3人ユニットに赤堀雅秋さんが新作を提供して演出。
   キャッチコピーは「なまあたたかくて、なまめかしくて、なまぐさい」。


≪ご参考≫
  「しのぶの演劇レビュー」↓に今月のしのぶの観劇予定あり。
    http://www.shinobu-review.jp/schedule.html

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 ◆2 【先月のベスト3】
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1.SPAC・静岡県舞台芸術センター『黄金の馬車』
  06/01-22舞台芸術公園 野外劇場「有度」
  ☆幅広い客層に受け入れられる娯楽性と、通(つう)がうなる芸術性を
   かねそなえた作品。野外で自然に触れつつ現実と虚構の間を漂う至福の
   観劇体験。私の中にある黄金の馬車(宝物の時間)を見つけられたかも。
    http://www.spac.or.jp/f13goldencoach.html

2.Runs First『帰郷』
  05/10-06/02シアタートラム
  ☆ピンター戯曲を「よくわからない不条理劇」にしない仕上がりに感動。
   2度観に行きました。これが私の観たいストレート・プレイ。
   翻訳・演出の小川絵梨子さんの作品はこれからも見逃せません。
    http://www.runsfirst.com/homecoming/top.html

3.SPAC・静岡県舞台芸術センター『室内』
  06/15-23舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」
  ☆人影がかすかに見えるか見えないかのギリギリの暗闇に、
   意識と無意識、あの世とこの世の境目があるかのようでした。
   生きながら(観ながら)死がこんなに近く感じられるとは。
    http://www.spac.or.jp/f13interior.html

  その他は城山羊の会『効率の優先』、笑の内閣『65歳からの風営法』、
  フォルクスビューネ『脱線!スパニッシュ・フライ』、
  非戦を選ぶ演劇人の会ピース・リーディング『いま、憲法のはなし』
  新国立劇場リーディング『アラビアの夜』など(順不同)。

 ◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
   http://archive.mag2.com/0000134861/index.html
  メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2013年6月(観劇数19作品)は残念ながら発行せず。


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 ◆3 【もうすぐ夏休み! 大人も子供も楽しめる舞台】
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 ◎夏休みに向けて、子供向けの舞台が多数上演されます。
  “子供だまし”ではない本物を観せたいと思うのが親心。そして、
  上質な作品なら、子供だけじゃなく大人も楽しめるんですよね。

  この夏、チェックしおいて損はないと思う7作品をご紹介します♪
  ※年齢制限やチケット価格などは公式サイトでご確認ください。


 ○劇団うりんこ(愛知)『罪と罰』
  07/05北とぴあ さくらホール ※07/19に神奈川公演あり。
  ☆原作=ドストエフスキー 脚色・演出=山崎清介
   前売り3500円 当日4,000円 未就学児の入場不可。
    http://urinko.jp/tsumibatsukanto.html ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=46468
   「子供のためのシェイクスピア」でお馴染みの山崎清介さんの作品。
   劇団うりんこは1973年創立。全国で公演を行う歴史ある劇団です。


 ○華のん企画・子供のためのシェイクスピア『ジュリアス・シーザー』
  07/11-16あうるすぽっと
  ≪東京、茨城、静岡、愛知、大阪、新潟、三重、宮崎、鹿児島≫
  ☆脚本・演出:山崎清介
   大人5,000円 子ども(中学生以下)3,000円
   ペア券(大人1+子ども1)7,000円 当日学生割引,500円
    http://www.canonkikaku.com/information/shakespeare.html
   ↓こりっちでカンタン予約! &チケプレ実施中!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=42748
   「子供のためのシェイクスピア」シリーズは毎夏恒例。
   今年は新国立劇場演劇研修所の修了生が4人出演しています。


 ○座・高円寺『世界をみよう!』
  07/12-21座・高円寺1
  ☆デンマークとロシアと日本の作品を上演。
   全席自由 大人(18歳以上)2,500円 子ども1,500円 未就学児500円
    http://za-koenji.jp/detail/index.php?id=864
   初夏恒例の座・高円寺の小さな演劇フェスティバル。
   2歳から観られる演目もあります。座・高円寺は、杉並区の
   公立小学校4年生全員が観る舞台も製作している劇場です。


 ○ホリプロ『ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」』
  07/18-28東京国際フォーラム ホールC
  ≪神奈川、東京、大阪≫
  ☆出演:唯月ふうか、橋本じゅん、仁藤萌乃、池田美佳、渚あき、他
   原作:ジェームズ・M・バリ、翻訳:秋島百合子 脚色・演出:桑原裕子
   ドリームシート¥6.800(おとな・こども同一) S席 おとな¥7,800
   こども(3~12歳)¥4,800 A席(3階席)¥3,000(おとな・こども同一) 
    http://hpot.jp/peter/top.html
   桑原裕子さん脚色・演出版の初演↓は7,800円が安いと思うほど良かった♪
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/0904172820.html
   今年は16歳の新ピーターパンが登場!


 ○神奈川芸術劇場KAAT
  こどもと旅する魔法のダンス・カーペット
  『ソルトブッシュ~アボリジニの神秘の木~』
  07/28-29神奈川芸術劇場・大スタジオ
  ≪滋賀、神奈川≫
  ☆出演・演出・振付:インサイト・アーツ(オーストラリア)
   全席自由 親子チケット(おとな1枚、こども1枚)2,500円
   子ども(4歳以上小学生以下)1,000円 大人2,000円
    http://www.kaat.jp/detail?id=7378#.UYPj2s3JHjR
   神奈川芸術劇場も親子で観られる舞台に力を入れてくれています。
   昨年のカナダ・ケベック州の劇団↓が素晴らしかったです。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0829224715.html


 ○新国立劇場演劇研修所『朗読劇 少年口伝隊一九四五』
  08/01-03新国立劇場小劇場
  ☆出演:演劇研修所第7期生
   脚本:井上ひさし 演出:栗山民也
   A席2,000円 B席1,500円
    http://www.nntt.jac.go.jp/play/30000107_play.html
   井上ひさし著「少年口伝隊一九四五」が挿絵入りの書籍↓になって発売中。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0626145201.html
   毎夏観たい朗読劇です。ダイジェスト映像(約5分)↓
    http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/30000792.html
   小学校高学年以上なら大丈夫だと思います。広島に原爆が落ちた時、
   2つの太陽の下にいた人たちのことを知って欲しい。


 ○青森中央高校演劇部『もしイタ~
   もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』
  08/05国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟小ホール
  ≪盛岡、陸前高田、石巻、青森、弘前、東京、宇都宮、大阪≫
  ☆出演:青森中央高校演劇部
   無料・東京公演のみ要予約
    http://nabegen4ro.exblog.jp/19788933/
   東日本大震災の被災地の人たちのために高校生がつくった作品です。
   装置、照明、音響等を使わず、演劇の力を見せつけてくれます。   
   2012年全国高校演劇大会で最優秀賞を受賞。映像で観て大泣きしました。
   顧問は渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さん。


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 ◆4 【「TACT/FEST」が開催される大阪・阿倍野に集まれ!】
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 ◎「TACT/FEST」(タクトフェスト)とは、2007年から始まった
  “大阪国際児童青少年アートフェスティバル”。
  大阪・阿倍野に、海外&日本から児童演劇が集まるお祭りです。
   TACT/FEST:http://www.tact-japan.net/
   期間:2013年7月29日(月)~8月11日(日)
   
  海外招聘、国内招聘、国際共同製作などプログラムは盛りだくさん。
  私は8月中に2度伺うことになりました。いっぱい観るぞ~♪
  気になる作品をいくつかご紹介します。

  『ひつじ』 ※無料!
    http://www.tact-japan.net/program/lesmoutons.html
   毎年日本に来てくれるひつじたち↓。観客の子供たちを見るのも楽しい!
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0811163603.html

  『スプートニクの深海探検』
    http://www.tact-japan.net/program/sputnik.html
   昨年静岡に初上陸し、好評だった作品です。

  『拡張演劇1』『拡張演劇2』
    http://www.tact-japan.net/program/kakucyouengeki.html
   東京の小劇場で活躍するアーティストが児童演劇に挑戦。

  『タイトル未定(飴屋法水)』
    http://www.tact-japan.net/program/ameyanorimizu.html
   飴屋法水さんの新作。観劇フリークとしては見逃したくない。

  『ロビンソン&クルーソー(演出:多田淳之介)』
    http://www.tact-japan.net/program/robinsoncrusoe.html
   2010年↓に観てとても面白かった作品です。新演出で変身しそう。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0825114107.html

  チケットは、おとな1枚につきこども2枚無料だったりします。
  無料公演もありますので、お子様、お友達と一緒にお気軽に劇場へ!


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 ◆5 【編集後記】
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 ◎参議院議員選挙2013の投票日は7月21日(日)です。選挙区一覧↓
   http://seijiyama.jp/area/card/4898/ebU6GB/M?S=lhtgq2mcph2k
  自民党の憲法改正草案についての漫画(数ページ)をぜひご一読ください。
  ・N2サービス/豊橋いのちと未来を守る会
   「ちゃんと知らなきゃ大変だっ!!」
    http://nabeho.com/inomira/have_to_know.html


 ◎「CoRich舞台芸術まつり!2013春」グランプリ発表!
   http://stage.corich.jp/festival2013/grand_prix.php
  グランプリの木ノ下歌舞伎には100万円が支援され、
  受賞作『黒塚』は2年以内に再演されます!レビュー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0620171528.html


 ◎札幌の劇団introの東京公演のトークにゲスト出演します。
  7月19日(金)19時30分の回の終演後です。
  ・intro『わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY』
   07/19-21王子小劇場
   ≪札幌、東京≫
   ☆脚本・演出:イトウワカナ
    http://www.intro-sapporo.com/ ↓こりっちでカンタン予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=45320


 ◎2日間、3時間ずつ、ハイバイの岩井秀人さんが自作についてお喋り。
  小さな空間なのでご予約はお早めに。7/23は前売り完売。
  ・produce lab 89『ラジオ岩井』
   7/23-24音楽実験室・新世界
   ☆出演:岩井秀人(ハイバイ)
    http://www.producelab89.com
  岩井さんご出演の映画↓「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」が上映中。
   http://www.god-tongue.com/


 ◎キム・ダヒョンさんの『アルセーヌ・ルパン』↓が観られなかった腹いせに、
   http://www.playdb.co.kr/playdb/playdbDetail.asp?sReqPlayno=43935
  “ルパンもの”をあさろうかと思っています(半分嘘)。

  ・Studio Life『音楽劇「アルセーヌ・ルパン カリオストロ伯爵夫人」』
   07/04-21シアターサンモール
    http://www.studio-life.com/stage/cagliostro2013/ 製作発表↓  
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0617110740.html

  ・宝塚月組公演『ルパン -ARSENE LUPIN-/Fantastic Energy!』
   08/30-10/06東京宝塚劇場
    http://www-2.kageki.hankyu.co.jp/revue/335/index.shtml


 ◎こどもの城、青山劇場、青山円形劇場の存続を願い署名活動中です。
   有志の会の公式ブログ↓で、署名用紙ダウンロード可能。
    http://kodomonosiro.blog.fc2.com/
   WEB署名もできます⇒ http://www.change.org/kodomo-aogeki
   公式ツイッター:https://twitter.com/kodomoaogeki
   facebookページ:http://www.facebook.com/kodomo.aogeki


 ◎facebookページ↓でブログ更新を報告しますので、よろしければ
   http://www.facebook.com/shinobureview
  「いいね!」をクリックしてニュースフィードに混ぜてください♪


 ◎注目している役者さんに「しのぶさんのサイトでいつも
  オーディション情報をチェックしています」と言われて嬉しい!
  「受かりました!」と言われるともっと嬉しい♪
  「しのぶの演劇レビュー」に情報掲載をご希望の方は、
  お問い合わせフォーム↓からどうぞ。
   http://www.shinobu-review.jp/contact/
  ※必ず掲載するわけではありません。ご了承ください。


 ◎おすすめ舞台中継 on TV(おすすめがある時だけ掲載)

  【WOWOW ライブ】7/6(土)よる7:00~
   Bunkamura・阿佐ヶ谷スパイダース『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』
    http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/103562/
   脚本・演出:長塚圭史
   出演:小栗旬 小日向文世 白石加代子 長塚圭史


 ◎地方新聞に掲載される新作邦画DVDの紹介記事を書いています。
  2013年6月は下記の5作品を拝見しました(順不同)。
  ・「みなさん、さようなら」←予想を裏切る密度。ホンワカより戦慄。お薦め。
    http://minasan-movie.com/
  ・「ニッポンの嘘~報道写真家 福島菊次郎90歳~」
    http://bitters.co.jp/nipponnouso/ ↑写真も人生も凄い。お薦め。
  ・「大奥~永遠~」←期待してたより俳優の演技が良くなかった。
    http://ohoku.jp/
  ・「映画 妖怪人間ベム」←いろいろとバラバラ…
    http://www.bem-movie.jp/
  ・「ミツコ感覚」←ギョッとするほど刺激的で後引く面白さ。お薦め。
    http://mitsukokankaku.jp/


 ◎ツイッターやってます!フォロワー4500人超えに感謝♪
  ⇒ @shinorev : http://twitter.com/shinorev
  観劇感想の速報もたまにつぶやきます。
  震災・原発事故、選挙関連のリツイートも多いです。


 ◎新聞・雑誌などに執筆する仕事をしています。
  お仕事のご依頼はこちらへ↓お気軽にどうぞ♪
   http://www.shinobu-review.jp/contact/


 ◎「CoRich(こりっち)舞台芸術!」で
   http://stage.corich.jp/
  いつ、どこで、何が上演されているのかを簡単検索!
  感想も書き込めますよ♪ メンバー登録はこちら↓
   http://stage.corich.jp/user_register.php
  携帯サイトもあります⇒ http://stage.corich.jp/m
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  公式アプリAndroid版・ダウンロード↓
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  アプリでチラシ拡大可能!「あと○日で開幕・終幕」がわかって便利。
  最新版では「観たい!」「観てきた!」コメントも表示されます。


 ◎「劇場に足を運ぶことが、日本人の習慣になって欲しい」
  それが私の望みです。
  これからもこつこつ、地道に続けて行きたいと思っております。
  皆様、どうぞよろしくお願いいたします♪


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