ツイートなどをアップしました(2016/08/17)。
青空文庫で全文読めます⇒「三好十郎 冒した者 ――Sの霊に捧げる」
葛河思潮社「冒した者」。戯曲を読んだ時には気づかなかったことがわかったり、今の自分に引き寄せて考えることがあまりに多く、観ている時間=考えている時間という、演劇としてとても豊かな体験でした。松田龍平さんが素晴らしかった。上演時間は約3時間15分かと(15分の休憩含む)。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2013年9月9日
「冒した者」。一体誰が何を「冒した」のか、いくつか挙がっていた。禁を破っても、越えてはいけない一線を越えても、人間は生きていかなければいけない。私もその一線をとうに越えていて、全く先の見えない世界を生きているという実感も、つらいけど、あった。昔の戯曲とは思えないほど“今”だった。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2013年9月9日
⇒CoRich舞台芸術!『冒した者』「冒した者」が体から抜けない。自分がいつも求めている「本当のこと」は、命を奪うほど危険なものだった。剥き出しの真実は、いつだって。そして、テロリズムの話だったんだ。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2013年9月10日
≪あらすじ・作品紹介≫ 公式サイトより
戦前から戦後にかけて活躍した劇作家・三好十郎が1952年に発表した長編戯曲。
舞台は戦後の東京郊外。焼け残った大屋敷に暮らす9名の人間が、殺人犯・須永の訪問をきっかけに大混乱へと陥っていく。
共産主義革命に邁進する者、科学の力を信奉する者、神の力にすがる者、無気力に状況を静観する者、我関せずと金儲けに走る者─。
須永の登場によって露呈したのは、それぞれが抱える「戦後の混乱」そのものだった。
大屋敷の中で繰り広げられる滑稽にして悲哀な人間模様を描きながら、原子力の矛盾や人間の欲望を生々しくあぶり出していく三好十郎の言葉は、
震災後の現代を生きる我々にも容赦なく突き刺さった。
≪ここまで≫
葛河思潮社 第三回公演
≪神奈川、長野、東京、宮城、新潟≫
出演:田中哲司、松田龍平、松雪泰子、長塚圭史、江口のりこ、尾上寛之、桑原裕子、木下あかり、中村まこと、吉見一豊
脚本:三好十郎
演出:長塚圭史
美術:二村周作
照明:齋藤茂男
音響:加藤 温
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
ヘアメイク:河村陽子
演出助手:山田美紀
舞台監督:福澤諭志
プロデューサー:伊藤達哉
【発売日】2013/07/27 6,300円 U-25(※1) 3,800円 高校生以下(※2) 2,000円 ※1 25歳以下。当日受付にて指定席チケット引換。当日要年齢確認・枚数限定。 ※2 当日受付にて指定席チケット引換。当日要学生証確認・枚数限定。
☆プレビュー公演5,000円 U-25(※1) 3,800円 高校生以下(※2) 2,000円 ※1 25歳以下。当日受付にて指定席チケット引換。当日要年齢確認・枚数限定。 ※2 当日受付にて指定席チケット引換。当日要学生証確認・枚数限定。
http://www.kuzukawa-shichosha.jp/portfolio/okashitamono
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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