2014年2月公演『砂女←→砂男』に向けて、演出家のペーター・ゲスナーさんが主宰するうずめ劇場は、参加俳優のワークショップを行いました(オーディション告知エントリー⇒1、2)。
そのうちの1つである森田雄三さんのワークショップを、2013年10月に見学させていただきました。会場はこんなところ。以下、発表会と懇親会が終わった後の簡単な感想です。
⇒CoRich舞台芸術!『砂女←→砂男』
「口から言葉が出たかと思うと、自分のことしか話さない。実際に自分のことしか考えていない、自分勝手な若者でしかない。しかも生きようとする動機が弱弱しい。人前では泣けても一人暮らし中の家の中では泣けない。そんな状態のくせに、人間とともに居ないと、誰かとつながっていないと、生きていけない。でもそれを伝えることができない。
そんな滑稽な人類でも、生まれながらに備わっているものは、やはり美しく悲しく滑稽で、そして可愛らしくて面白い。笑いを生むぐらいの価値はある。だったらそのまま、ありのままの自分をさらけ出して、自分勝手に生きればいいじゃないか。他人に頼って、謝って感謝して、自分の思い通りに。ただし、自分で選択をして。」
そんな、ワークショップだったかと。
「恋愛にもセックスにも夢を持てない若者は、どうやって生きることを選べばいいのか。その選択肢のひとつは、演劇。」
これにも共感した。
出演:井村昂、後藤まなみ、荒牧大道、荒井孝彦、石山慶、太田朝子、奥野美帆、キムナヲ、河村岳司、日下諭、日下範子、竹内もみ、高橋佑輔、谷原広哉、二宮彩乃、政修二郎、山村涼子
「砂女」 原作=安部公房 構成・演出=ペーター・ゲスナー
「砂男」 原作=E.T.A.ホフマン 脚本・演出=天野天街(少年王者舘)
舞台美術:石原敬 照明:桜井真澄 音響:岩野直人 映像:浜嶋将裕 音楽:坂本弘道 衣装:仲村祐妃子 宣伝美術:アマノテンガイ ロゴ:田岡一遠 スチール:宮内勝 振付:夕沈 舞台監督:井村昂 舞監助手:伊東龍彦、村信保 演出助手:二宮彩乃、石坂雷雨 文芸担当:藤澤友 制作:佐藤武、松尾容子 主催:うずめ劇場
【発売日】2013/11/10 前売4,500円 当日5,000円 学生3,000円(要証明) 2公演通し券6,800円(団体扱いのみ) 未就学児童の入場は不可です。
http://uzumenet.com/
※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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