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2014年02月04日

ブス会*『男たらし』01/29-02/04ザ・スズナリ

 ぺヤンヌマキさんが作・演出されるブス会*の新作。今回は男性出演者が多く、紅一点の主役は内田慈さんです。上演時間は約1時間55分。

 やはり登場人物はブスとゲスばかり(笑)。いい話になりそうでならないのがとても良かったです。

 ⇒CoRich舞台芸術!『男たらし

 ≪あらすじ≫
 ワンマン社長(古屋隆太)が経営する零細企業に、中途採用で女性(内田慈)が入社した。社長の自宅兼オフィスには社員2人(松澤匠。佐野陽一)の他に、大学受験を控えた社長の息子(大窪人衛)も出入りする。
 ≪ここまで≫

 ここからネタバレします。

 主人公(内田)は社長の恋人で、自宅兼オフィスにほぼ住み込み状態になります。教員になれなかった冴えない社員にせまられたり、元ホストの金髪の若い社員とも関係を持ったり、後から登場するデザイナー(金子清文)と4年間も不倫関係にあったことが判明したりして、彼女がいかに『男たらし』であるかが露呈していきます。

 でも社長の浮気や暴力、怠け者体質に耐えかねて仕事をがんばるうちに、女性誌から取材を受けるほどのキャリアウーマンに成長。反抗していた社長の息子との関係も次第に良くなっていき…と、ちょっとしたいい話になるのですが、最後にちゃんと突き落としてくださいました(笑)。

 高校生役の大窪さんだけスマートな感じでちょっと物足りなかったので、内田さんを「抱きしめる」シーンのみっともなさがツボ。ラストシーンは、地方の国立大学に合格して明日家を出ていくという18歳男子の寝室へと、ワンピースのファスナーとブラジャーのホックをはずしながら、階段を上っていく内田さん。ブスっぷりが素晴らしい。


第4回ブス会*
出演:内田慈、古屋隆太(サンプル)、大窪人衛(イキウメ)、佐野陽一(サスペンデッズ)、松澤匠、金子清文
脚本・演出:ぺヤンヌマキ 美術 田中敏恵  照明 伊藤孝(ART CORE) 映像・宣伝美術 冨田中理(Selfimage Products) 音響 池田野歩  演出助手・小道具・衣裳 河合路代  演出補佐 田村優依  舞台監督 金安凌平 宣伝写真 宮川舞子  宣伝ヘアメイク 中西瑞美  WEB rhythmicsequences
舞台写真 曳野若菜  制作進行 榎本靖  制作協力 quinada 企画・製作 ブス会
【発売日】2013/11/22 一般シート(指定席)前売4200円/当日4500円 ブスシート(入場整理番号付自由席・1~3列目限定)前売4200円/当日4500円  10歳未満の方の入場はご遠慮ください。
http://busukai.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。順不同。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 2014年02月04日 22:07 | TrackBack (0)